統計情報ライブラリー/生活・環境家計調査報告書
全国からみた富山市の全世帯の特徴


 −1か月の消費支出2年連続全国1位−
 富山市の1世帯当たり1か月の消費支出を全国と比較すると、平成12年は384,129円で前年(407,929円)に比べ減少しているが、2年連続全国1位となった。近年の動きをみると、平成8年は全国7位、平成9年は全国4位、平成10年は全国2位と、いずれも高い水準にある。
 消費支出金額の内訳を、平成10年、11年、12年の3か年の平均値で全国と比べると、こづかいと諸雑費を含む「その他」が全国を大きく上回っている。
 また支出割合で比較すると、「仕送り金」の支出割合が高く、「住居費」、「教育費」の割合が全国より低くなっている。「住居費」が低いのは、持ち家率が高く地代家賃が少ないため、「教育費」が低く「仕送り金」が高いのは、県外大学などへの遊学費用が仕送り金に分類され、教育費には含まれないためと考えられる。また、「その他」の割合が高いのは、1世帯当たりの有業人員が1.69人(全国1.47人)と多く、個人裁量のこづかいが多いことが理由としてあげられる。(図 5-1、5-2)

消費支出金額の内訳消費支出割合

prevPREV   NEXTnext