3月号のダイジェスト 平成29年3月号
2017.March
寄稿
富山大学 経済学部 教授 中村 和之

県民経済計算は、地域の経済活動を俯瞰するために有用な統計です。また、国連の国民経済計算体系にしたがって作成されているため他県との比較も可能であり、過去と現在を比較したり、将来への展望を得ることも可能です。

現在、国全体の人口が減少する中で地域経済の持続可能性を担保するために、地方創生に向けた取り組みが進んでいます。背景には、首都圏をはじめとする大都市圏への経済活動の集中があります。本稿では、県民経済計算から見た集中度の実態を考察していただきました。


寄稿
氷見市 まちづくり推進部
観光交流・若者と女性の夢応援課

氷見市は、富山県の西北、能登半島の東側付け根の部分に位置し、豊かな海と里山に囲まれています。

本稿では、まんが界の巨匠、藤子不二雄Ⓐ先生が氷見市出身であることから、氷見市が進める藤子Ⓐ先生のキャラクターを生かしたまちづくりや、豊かな海と里山に囲まれ、たくさんの特産物に恵まれた氷見市での様々な食に関する取組みなどについてご紹介します。


動き
富山県農林水産部 森林政策課

本年5月28日(日)、「かがやいて 水・空・緑のハーモニー」を大会テーマに「第68回全国植樹祭」を富山県で開催いたします。

「全国植樹祭」は豊かな国土を支える森林や緑に対する理解を深めるために行われる、国土緑化運動の中心的行事で、富山県では、昭和44年に砺波市頼成で第20回大会を開催して以来48年ぶり2回目の開催となります。

本稿では、大会の概要や大会開催に向けた取組みなどについてご紹介します。


 

アラビアコーヒーノキ

アラビアコーヒーノキ

世界で最も広く栽培され、飲用とされるコーヒーの種類がアラビアコーヒーノキCoffea arabicaです。エチオピアの原産で産地ごとに大きな品質の差があるため、“キリマンジャロ”のように産地名や、“モカ”のように積出港名が銘柄になっています。赤く熟した果実の中の種子がコーヒー豆(生豆)で、焙煎することでコーヒー独特の香りが生み出されます。中央植物園では熱帯果樹室で展示しています。

(富山県中央植物園で撮影)

写真・文:富山県中央植物園