12月号のダイジェスト 平成26年12月号
2014.December
寄稿
富山国際大学現代社会学部客員教授
富山地域学研究所所長 浜松 誠二

富山県の総人口は、1998年の1,126千人をピークに減少し始めました。全国の総人口については、10年後の2008年の128百万人をピークとして減少し始めています。

一方、社会保障・人口問題研究所は2012年に、「将来推計人口」の中で、全国の高齢化比率(65歳以上人口比率)は、2010年の23%から2040年の36%へと高まるとしています。富山県の高齢化比率も同期間に26%から38%へと高まるとされています。

このような人口変化に直面して、人口対策の強化が必要とされ、保育所の拡充など、子どもを産み育てるための環境整備についての議論が盛んになされています。

本稿では、「人口は操作できるか」を主題として論じていただきました。ぜひご覧ください。


動き
富山県統計協会

各県のご当地手帳「県民手帳」をご存知ですか。

多くは各県の統計協会が発行しており、富山県でも「富山県民手帳」が発行されています。

手帳としての実用性だけでなく、郷土を知るためのデータベースとして愛用していただいている富山県民手帳ですが、来年3月の北陸新幹線の開業を機に県内外に自慢できる情報やお得なクーポン機能を新たに盛り込んで、富山県の魅力をもっと知っていただける内容にリニューアルしました。

本稿では、そんな富山県民手帳についてご紹介します。


 

イイギリ

イイギリ

 日本の本州以南、朝鮮、中国、台湾に分布するヤナギ科の落葉高木です。葉は直径約20cmで形はキリの葉とよく似ており、昔はこの葉で飯を包んだことから飯桐(イイギリ)と呼ばれています。秋から冬にかけて、美しく真っ赤に熟した多数の果実がブドウの房のように垂れ下がり、落葉後も長く、枝に残るので林の中で目立ち、遠くからでもイイギリがあることが分かります。

(富山県中央植物園で撮影)

写真・文:富山県中央植物園