更新日:2021年3月18日

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令和2年度立山博物館運営委員会概要

  1. 日時:令和2年8月28日(金曜日) 午後1時55分から3時3分まで
  2. 場所:立山博物館 教算坊
  3. 出席者

(1)委 員

木下委員(委員長)、浅生委員、経塚委員、佐伯(元信)委員、佐伯(行彦)委員、酒井委員、三宮委員、西田委員、本江委員、水野委員

(2)博物館

立山博物館 城岡館長、島田副館長、高野学芸課長、鈴木副主幹、森山主任、吉野主任

文化振興課 野中課長補佐、古門主任

(公益財団)富山県文化振興財団 廣田施設管理課長、岩崎副主幹

4 委員長互選

 委員の互選により木下委員が委員長に決した。副委員長には、木下委員長から佐伯(元信)委員に指名があり了解された。

5 報告・審議事項

・博物館の運営・活動状況について

・今後の博物館の運営について

6 主な発言概要

質疑応答

(委員)室堂小屋は立博と関りが深いので、何かイベントをできないか。又は室堂センターには、全国からまた海外からもお客さんが来られるので場所を借りて、一般のお客さんに立博のPR、立山に関する歴史的なことなどを展示できれば良いのでないか。学校も大事だが一般のお客さんにも、立山は三大霊山で大事な所であることを解説するものがあれば、富山県の歴史を良く知っていただけて良いと思う。

(立博)自然保護センターの下にガイダンスルームがあり、そこで立山曼荼羅の絵解きを3年間ほど行ったことが過去にある。

(委員)リピーターで季節ごとに来られる方もおられるので、一回きりではなくイベントを。一年ごとにでも恒例化すればまた楽しみが増えると思う。立山に登山できておられる方に立山信仰の歴史、(荒俣宏さんが「江戸時代の立山は地獄のテーマパークだった」との話をしておられるが)を伝えられないか。今の状況では直ぐには無理だと思うが、2,3年先にでも良いが何にかPRの仕方としてできるのではないか。

(立博)過去には室堂小屋でイベントをやったこともあると聞いているので、今のご意見を踏まえて検討したい。

(委員)ガイドさんとか案内されている方にも「立博があるよ」と説明してもらえれば良い。

(委員)室堂小屋で出来れば良い。現地である程度のことを解説して「詳しくは麓におりて立山博物館で」と私たちも言える。

(委員)外国の方は、日本的なものに興味を示すことから、(以前新聞で、欧米の宗教研究家が立山信仰を神道と仏教が平和に共存しているとして調査に来られたと聞いた。)立博は、外国の方には大いに喜ばれる施設だと思う。今のうちに、アイディアを貯め込んでおいて、コロナが終息したら一斉に放出することを計画するのが良いと思う。

(立博)車でないとアクセスしにくい立地から、外国の方は、(最近、増えつつはあるものの)まだまだ少ない。

数年前から外国人を誘客できないかと色々整備してきている。一つには多言語対応としてスマホにアプリを入れて日本語のほか英語、中国語でも解説が聞けるシステムを展示館とまんだら遊苑に導入した。また、解説にも英文を付けるようにしている。アルペンルートは台湾の方が多いので当館に来てもらえないかと努めているが、なかなか誘客増につながってはいないが、欧米の方で興味を示される方が増えている。HPなどで興味を持たれたのか、具体的にはイタリアのテレビ会社が取材に来たり、日本の旅行会社の欧米で誘客する紹介に立博を入れたりとの動きが出てきている。これまであまり来られなかった欧米系の方々にも誘客を図れるようメディアを活用して色々な方々に魅力が伝わるように発信していきたい。

(委員)近年、観覧者数が伸び悩んでいる。来年、立山博物館30周年を迎えるが、「展示館の2階3階の展示物は、開設以来ずっと変わっていない」というのが伸び悩みの原因ではないか。今年、立山信仰用具が追加して国の重要有形民俗文化財に指定されたが、これを機にリニューアルをしてはどうか。遙望館の映像についても変わり映えしないが、新しいものに入れ替えることはできないか。また、映像が終わった後に、昔は立山信仰の話を少ししていたが、あれが良かったので、そういうのも考えていただけないか。

(立博)現在の展示は、ストーリーがあり基本的には非常に良くできている。新しい研究成果を取り入れ、不具合などの部分リニューアルなどで当面は対応しているが、将来的には展示の全面的なリニューアルしなければいけないと考えている。遙望館の映画は確かに古くなってきているのでリニューアルを考えていかなければいけないが、時間と費用が掛かるので充分に相談しながら進めて行きたいと思う。

(委員)Webで検索して立博のHPを見ると日本語バージョンに英語、中国語、韓国語で立山曼荼羅の解説がみられると工夫されている。まんだら遊苑の写真撮影を解禁して来客が増えたとの話があったが、個人の方が上げたSNSで本当に綺麗な写真で「400円で地獄を体験」、「よかった」と沢山PRしてくれていて、これを見てまた「いいね」というマークが沢山付いている。写真撮影をOKにするといろんな所で拡散して行く、とても効果的だと思った。

(立博)SNSの発信力は凄いものだと改めて思った。写真撮影を許可してからいろんな方が写真を撮ってアップされている。全部チェックしているわけではないが、非常に好意的に取り上げられている。「こんなに面白いところが富山にあったのか」というような非常に好印象を与えてくれるような紹介の仕方をされている方が多く改めて嬉しく思ったし、その威力を知った次第です。ありがとうございます。

(委員)細かい資料で企画展も努力されていると拝見している。来年30周年だが目玉を設けてPRこれを機会にPRしていただければと思う。先ほど説明があったように知事直轄の部署となったとのことですので、博物館の方も、もっとPRしてはどうか。折角の良い地域資源なのでもっとPRしていただきたい。

 

お問い合わせ

所属課室:生活環境文化部立山博物館 

〒930-1406 中新川郡立山町芦峅寺93-1 

電話番号:076-481-1216

ファックス番号:076-481-1144

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