4.富山県の貯蓄・負債(勤労者世帯) |
(1)貯蓄の動向
−貯蓄現在高は年間収入の約1.59倍−
勤労者世帯における平成6年11月末の1世帯当たりの貯蓄現在高は13,557千円で、年間収入の8,553千円の1.59倍となった。これは全世帯の約1.73倍より下回るが平成元年の約1.29倍に比べて大幅に伸びた。(図1)
図1 貯蓄・負債現在高の推移(勤労者世帯)

次にこの内訳をみると、定期性預貯金が全体の49.4%を占め、ついで生命保険などが25.6%、有価証券が16.6%、通貨性預貯金が4.3%、金融
機関外が4.2%となっている。これを平成元年と比較すると定期性預貯金が2.0ポイント、生命保険などで1.7ポイント上回り、有価証券で(−)1.6
ポイント下回った。(図2)

(2)負債の動向
−1世帯当たりの負債現在高は、年間収入の約50.7%−
勤労者世帯における平成6年11月の1世帯当たりの負債現在高は4,333千円で、年間収入の8,553千円の約50.7%に当たる。平成元年の負債現
在高は2,881千円で、年間収入の7,407千円の約39%にあたり、1世帯当たりの年間収入に対する負債現在高の割合は、勤労者世帯においても増加の
傾向にある。
また、負債現在高の78.5%が住宅・土地のための負債で、平成元年の86.8%より(−)8.3ポイント下回った。(図3)
