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１　１日の生活時間の配分

１　１日の生活時間の配分

　１日の行動を20種類に分類し、時間帯(15分単位)別の行動状況(同時に２種類以上の行動をした場合は、主なもの一つ)を調査した。
　20種類の行動は大きく３区分にまとめられ、睡眠、食事など生理的に必要な活動を「１次活動」、仕事、家事など社会生活を営む上で義務的な性格の強い活動を「２次活動」、これら以外の各人が自由に使える時間における活動を「３次活動」とした。

（1） 概要　―１次及び２次活動時間は女性、３次活動時間は男性が長い―

　本県に住んでいる10歳以上の人について、１日の生活時間(週全体平均（以下「週全体」という。）)をみると、１次活動の時間が10時間32分(全国：10時間36分)、2次活動の時間が７時間9分(同：６時間56分)、3次活動の時間が6時間19分(同：６時間28分)となっている。
　これを15歳以上の人についてみると、それぞれ10時間31分(同：10時間34分)、７時間10分(同：７時間)、６時間19分(同：６時間26分)となっている。
　また、男女別にみると、１次及び2次活動時間は、女性の方が男性より長くなっており、３次活動時間は男性が長くなっている。

（2）生活時間の動向　―２次活動時間は減少、３次活動時間は増加―

　生活時間を15歳以上の人について、平成８年(前回調査)と比較すると、１次活動時間は、平成８年の10時間28分から10時間31分へと若干増加している。また、２次活動時間は、７時間30分から７時間10分へと大幅に減少した。一方、３次活動時間は、６時間２分から６時間19分へと大幅に増加した。(表1)

（3）年齢階級別の生活時間　―25〜34歳の男性の２次活動時間が大幅に減少―

　生活時間を15歳以上の年齢階級別で平成８年と比較すると、2次活動時間は、男性の35〜44歳及び55〜64歳、女性の75歳以上を除くすべての年齢階級で減少しており、特に25〜34歳の男性が53分と大幅に減少している。対照的に３次活動は、男性の75歳以上、女性の25〜34歳及び75歳以上を除くすべての年齢階級で増加しており、とりわけ女性の35〜44歳が36分と大幅に増加している。(図1)

（4）曜日別の生活時間　―平日の２次活動時間が男女とも大幅に減少―

　15歳以上の人について曜日別の生活時間を平成８年と比較すると、平日、土曜日、日曜日のいずれにおいても、１次及び３次活動時間が増加で、2次活動時間が減少している。とりわけ平日の２次活動時間は男性が20分、女性が27分と大幅に減少している。(表2)