平成19年特別調査結果の概要 |
1.賃金
(1)きまって支給する現金給与額
7月の月間きまって支給する現金給与額は、調査産業計で前年比4.5%増の192,156円となった。
これを男女別にみると、男性は6.8%増の276,810円、女性は3.9%増の135,202円となった。
(第1表,図1)
(2)特別に支払われた現金給与額
平成18年8月から平成19年7月までの1年間に特別に支払われた現金給与額は、調査産業計で前年比40.7%増の285,766円となった。
これを男女別にみると、男性は51.0%増の446,816円、女性は29.9%増の172,468円となった。
また、年間特別給与支給割合(7月の月間きまって支給する給与に対する年間の特別に支払われた給与の割合)は、調査産業計で1.49ヶ月分(前年1.10ヶ月分)となった。(第2表,図2)
第1表 産業・性別きまって支給する現金給与額

注:( )内は、平成18年の前年比の数値である。
第2表 産業・性別年間に特別に支払われた現金給与額
2 出勤日数と労働時間
(1)出勤日数
7月1ヶ月間の出勤日数は、調査産業計で前年差0.3日減の21.4日となった。
これを男女別にみると、男性は0.2日減の22.3日、女性は0.3日減の20.8日となった。(第3表,図3)
(2)労働時間
通常日1日の実労働時間数は、調査産業計で前年差0.1時間減の7.0時間となった。
これを男女別にみると、男性は0.3時間増の8.1時間、女性は0.3時間減の6.3時間となった。(第3表,図3)
第3表 産業別、性別出勤日数及び通常日1日の実労働時間
3 雇用
(1)常用労働者数
7月末の常用労働者数は、調査産業計で前年比11.1%減の25,339人となった。
これを男女別にみると、男性は14.2%減の10,191人、女性は8.9%減の15,148人となった。
女性常用労働者の割合は1.5ポイント増の59.8%となった。(第5表,図4,図5)
(2)常用労働者構成割合
常用労働者の構成を産業別にみると、「卸売・小売業」が27.5%と最も多く、次いで「飲食店,宿泊業」16.9%、「建設業」16.8%、「サービス業」16.4%、「製造業」7.8%の順となっている。
男性常用労働者を100とすると、「建設業」の常用労働者が最も多く34.4%、次いで「卸売・小売業」が22.7%、女性常用労働者を100とすると「卸売・小売業」の常用労働者が最も多く30.7%で、次いで「サービス業」が16.9%であった。(図6)
4 全国との比較
(1)きまって支給する現金給与額
きまって支給する給与は、全国は190,482円であったのに対し、富山県は192,156円で全国を1,674円上回った。
(2)特別に支払われた現金給与額
年間の特別に支払われた現金給与額は、全国は214,629円であったのに対し、富山県は285,766円で全国を71,137円上回り、年間特別給与支給割合でも全国1.13ヶ月に対し、富山県1.49ヶ月で全国を0.36ヶ月上回った。
(3)出勤日数
月間出勤日数は、全国は21.1日、富山県は21.4日で、全国より0.3日多かった。
(4)実労働時間数
通常日の実労働時間数は、全国は7.2時間、富山県は7.0時間で、全国より0.2時間少なかった。(第5表)
第5表 全国比較(調査産業計)