統計情報ライブラリー/労働毎月勤労統計調査

毎月勤労統計調査 地方調査月報

− 令和6年12月分−

  令和6年1月分調査において実施したベンチマーク更新に伴い、常用雇用指数は過去に遡って改訂が行われたところである。それに伴い、基準年(令和2年)の常用雇用指数が 100 となるように、令和6年3月分調査より、常用雇用指数を過去に遡って改訂している。 また、令和6年1月分から令和6年2月分までの伸び率についても、改訂後の指数で再計算している。
※賃金、労働時間及びパートタイム労働者比率の令和6年(1月分確定値以降)の前年同月比等については、令和5年1月時点にベンチマーク更新を適用した場合の値(以下「参考値」)を作成し、この参考値と令和6年の値を比較することにより算出しているため、指数から算出した場合と一致しません。
<主な動き>

・ きまって支給する給与は266,922円で前年同月比3.8%増加
・ 所定外労働時間は9.5時間で前年同月比3.3%増加
・ 常用労働者数は439,189人で前年同月比1.4%増加


    ○賃金、労働時間、雇用の動き(令和2年基準) (Microsoft Excelファイル) 
     (CSVファイル)
       産業別現金給与額と賃金指数
       産業別労働時間数と労働時間指数
       産業別常用労働者数と常用雇用指数

統計表 (令和2年基準) (Microsoft Excelファイル)  


賃金の動き

― きまって支給する給与は、前年同月比3.8%増加 ―

 12月の現金給与総額は、規模5人以上で606,857円、前年同月比9.1%増(規模30人以上で693,784円、前年同月比8.4%増)であった。
 そのうち、きまって支給する給与は266,922円、前年同月比3.8%増(規模30人以上で291,433円、前年同月比4.1%増)、特別に支払われた給与は339,935円(規模30人以上で402,351円)であった。
 また、実質賃金指数※(現金給与総額)は183.3、前年同月比5.4%増(規模30人以上で187.1、前年同月比4.7%増)となった。

 ※実質賃金指数=(名目賃金指数÷富山市消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合))×100 詳細は統計表(令和2年基準)(Microsoft Excelファイル)時系列表参照。

 

労働時間の動き

― 所定外労働時間は、前年同月比3.3%増加 ―

 12月の総実労働時間数は規模5人以上で144.2時間、前年同月比0.2%増(規模30人以上で149.4時間、前年同月比0.1%減)であった。
 そのうち、所定内労働時間数は134.7時間、前年同月と同水準 (規模30人以上で137.9時間、前年同月比0.3%減)、所定外労働時間数は9.5時間、前年同月比3.3%増(規模30人以上で11.5時間、前年同月比2.7%増)であった。
 所定外労働時間を従業者数の多い3産業についてみると、「製造業」は12.4時間(前年同月比0.8%増)、「卸売業,小売業」は8.9時間(前年同月比17.2%増)、「医療,福祉」は4.3時間(前年同月比15.6%減)であった。

 

雇用の動き

― 常用労働者数は、前年同月比1.4%増加 ―

― パートタイム比率は、前年同月差0.7ポイント減少 ―

 12月の常用労働者数は、規模5人以上で439,189人、前年同月比1.4%増(規模30人以上で268,806人、前年同月比1.6%増)であった。
 また、常用労働者数中のパートタイム労働者の比率は26.0%で、前年同月差0.7ポイント減(規模30人以上で20.9%、前年同月差0.2ポイント減)となった。
 労働異動率※をみると、入職率は1.55%、離職率は1.50%(規模30人以上で入職率1.70%、離職率1.25%)であった。
 ※ 労働異動率(入職率・離職率)には、採用、退職のほか、転勤(同一企業内での事業所間の異動)等による増減を含んでいる。