統計情報ライブラリー/労働毎月勤労統計調査

毎月勤労統計調査 地方調査月報

− 令和6年9月分−

  令和6年1月分調査において実施したベンチマーク更新に伴い、常用雇用指数は過去に遡って改訂が行われたところである。それに伴い、基準年(令和2年)の常用雇用指数が 100 となるように、令和6年3月分調査より、常用雇用指数を過去に遡って改訂している。 また、令和6年1月分から令和6年2月分までの伸び率についても、改訂後の指数で再計算している。
※賃金、労働時間及びパートタイム労働者比率の令和6年(1月分確定値以降)の前年同月比等については、令和5年1月時点にベンチマーク更新を適用した場合の値(以下「参考値」)を作成し、この参考値と令和6年の値を比較することにより算出しているため、指数から算出した場合と一致しません。
<主な動き>

・ きまって支給する給与は266,098円で前年同月比4.2%増加
・ 所定外労働時間は9.4時間で前年同月比8.0%増加
・ 常用労働者数は437,028人で前年同月比1.6%増加


    ○賃金、労働時間、雇用の動き(令和2年基準) (Microsoft Excelファイル) 
     (CSVファイル)
       産業別現金給与額と賃金指数
       産業別労働時間数と労働時間指数
       産業別常用労働者数と常用雇用指数

統計表 (令和2年基準) (Microsoft Excelファイル)  


賃金の動き

― きまって支給する給与は、前年同月比4.2%増加 ―

 9月の現金給与総額は、規模5人以上で270,745円、前年同月比4.4%増(規模30人以上で294,835円、前年同月比5.1%増)であった。
 そのうち、きまって支給する給与は266,098円、前年同月比4.2%増(規模30人以上で290,494円、前年同月比4.8%増)、特別に支払われた給与は4,647円(規模30人以上で4,341円)であった。
 また、実質賃金指数※(現金給与総額)は83.5、前年同月比2.5%増(規模30人以上で81.2、前年同月比2.9%増)となった。

 ※実質賃金指数=(名目賃金指数÷富山市消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合))×100 詳細は統計表(令和2年基準)(Microsoft Excelファイル)時系列表参照。

 

労働時間の動き

― 所定外労働時間は、前年同月比8.0%増加 ―

 9月の総実労働時間数は規模5人以上で142.5時間、前年同月比1.0%減(規模30人以上で146.6時間、前年同月比1.4%減)であった。
 そのうち、所定内労働時間数は133.1時間、前年同月比1.6%減 (規模30人以上で135.4時間、前年同月比1.8%減)、所定外労働時間数は9.4時間、前年同月比8.0%増(規模30人以上で11.2時間、前年同月比4.6%増)であった。
 所定外労働時間を従業者数の多い3産業についてみると、「製造業」は11.8時間(前年同月比3.5%増)、「卸売業,小売業」は7.5時間(前年同月比11.9%増)、「医療,福祉」は5.1時間(前年同月比8.5%増)であった。

 

雇用の動き

― 常用労働者数は、前年同月比1.6%増加 ―

― パートタイム比率は、前年同月差1.2ポイント減少 ―

 9月の常用労働者数は、規模5人以上で437,028人、前年同月比1.6%増(規模30人以上で267,711人、前年同月比1.7%増)であった。
 また、常用労働者数中のパートタイム労働者の比率は25.4%で、前年同月差1.2ポイント減(規模30人以上で20.5%、前年同月差0.4ポイント減)となった。
 労働異動率※をみると、入職率は1.23%、離職率は1.60%(規模30人以上で入職率0.99%、離職率1.38%)であった。