統計情報ライブラリー/労働毎月勤労統計調査

毎月勤労統計調査 地方調査月報

− 令和6年8月分−

  令和6年1月分調査において実施したベンチマーク更新に伴い、常用雇用指数は過去に遡って改訂が行われたところである。それに伴い、基準年(令和2年)の常用雇用指数が 100 となるように、令和6年3月分調査より、常用雇用指数を過去に遡って改訂している。 また、令和6年1月分から令和6年2月分までの伸び率についても、改訂後の指数で再計算している。
※賃金、労働時間及びパートタイム労働者比率の令和6年(1月分確定値以降)の前年同月比等については、令和5年1月時点にベンチマーク更新を適用した場合の値(以下「参考値」)を作成し、この参考値と令和6年の値を比較することにより算出しているため、指数から算出した場合と一致しません。
<主な動き>

・ きまって支給する給与は264,925円で前年同月比3.8%増加
・ 所定外労働時間は8.6時間で前年同月比4.9%増加
・ 常用労働者数は438,638人で前年同月比1.8%増加


    ○賃金、労働時間、雇用の動き(令和2年基準) (Microsoft Excelファイル) 
     (CSVファイル)
       産業別現金給与額と賃金指数
       産業別労働時間数と労働時間指数
       産業別常用労働者数と常用雇用指数

統計表 (令和2年基準) (Microsoft Excelファイル)  


賃金の動き

― きまって支給する給与は、前年同月比3.8%増加 ―

 8月の現金給与総額は、規模5人以上で284,303円、前年同月比4.7%増(規模30人以上で305,141円、前年同月比6.5%増)であった。
 そのうち、きまって支給する給与は264,925円、前年同月比3.8%増(規模30人以上で290,329円、前年同月比4.5%増)、特別に支払われた給与は19,378円(規模30人以上で14,812円)であった。
 また、実質賃金指数※(現金給与総額)は87.0、前年同月比1.5%増(規模30人以上で83.4、前年同月比3.2%増)となった。

 ※実質賃金指数=(名目賃金指数÷富山市消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合))×100 詳細は統計表(令和2年基準)(Microsoft Excelファイル)時系列表参照。

 

労働時間の動き

― 所定外労働時間は、前年同月比4.9%増加 ―

 8月の総実労働時間数は規模5人以上で136.4時間、前年同月比0.2%減(規模30人以上で142.2時間、前年同月比0.3%減)であった。
 そのうち、所定内労働時間数は127.8時間、前年同月比0.5%減 (規模30人以上で132.1時間、前年同月比0.4%減)、所定外労働時間数は8.6時間、前年同月比4.9%増(規模30人以上で10.1時間、前年同月比1.0%増)であった。
 所定外労働時間を従業者数の多い3産業についてみると、「製造業」は11.7時間(前年同月比5.4%増)、「卸売業,小売業」は8.0時間(前年同月比29.1%増)、「医療,福祉」は4.0時間(前年同月比16.7%減)であった。

 

雇用の動き

― 常用労働者数は、前年同月比1.8%増加 ―

― パートタイム比率は、前年同月差1.6ポイント減少 ―

 8月の常用労働者数は、規模5人以上で438,638人、前年同月比1.8%増(規模30人以上で268,755人、前年同月比2.0%増)であった。
 また、常用労働者数中のパートタイム労働者の比率は25.1%で、前年同月差1.6ポイント減(規模30人以上で20.1%、前年同月差0.8ポイント減)となった。
 労働異動率※をみると、入職率は1.54%、離職率は1.32%(規模30人以上で入職率1.19%、離職率1.11%)であった。

 ※労働異動率(入職率・離職率)には採用、退職のほか、転勤(同一企業内での事業所間の異動)等による増減を含んでいる。