統計情報ライブラリー/労働毎月勤労統計調査

毎月勤労統計調査 地方調査月報

− 令和6年7月分−

  令和6年1月分調査において実施したベンチマーク更新に伴い、常用雇用指数は過去に遡って改訂が行われたところである。それに伴い、基準年(令和2年)の常用雇用指数が 100 となるように、令和6年3月分調査より、常用雇用指数を過去に遡って改訂している。 また、令和6年1月分から令和6年2月分までの伸び率についても、改訂後の指数で再計算している。
※賃金、労働時間及びパートタイム労働者比率の令和6年(1月分確定値以降)の前年同月比等については、令和5年1月時点にベンチマーク更新を適用した場合の値(以下「参考値」)を作成し、この参考値と令和6年の値を比較することにより算出しているため、指数から算出した場合と一致しません。
<主な動き>

・ きまって支給する給与はは266,986円で前年同月比4.6%増加
・ 所定外労働時間は9.2時間で前年同月比5.8%増加
・ 常用労働者数は437,687人で前年同月比1.5%増加


    ○賃金、労働時間、雇用の動き(令和2年基準) (Microsoft Excelファイル) 
     (CSVファイル)
       産業別現金給与額と賃金指数
       産業別労働時間数と労働時間指数
       産業別常用労働者数と常用雇用指数

統計表 (令和2年基準) (Microsoft Excelファイル)  


賃金の動き

― きまって支給する給与は、前年同月比4.6%増加 ―

 7月の現金給与総額は、規模5人以上で429,729円、前年同月比7.6%増(規模30人以上で490,955円、前年同月比5.7%増)であった。
 そのうち、きまって支給する給与は266,986円、前年同月比4.6%増(規模30人以上で292,167円、前年同月比5.2%増)、特別に支払われた給与は162,743円(規模30人以上で198,788円)であった。
 また、実質賃金指数※(現金給与総額)は131.9、前年同月比4.4%増(規模30人以上で134.6、前年同月比2.7%増)となった。

 ※実質賃金指数=(名目賃金指数÷富山市消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合))×100 詳細は統計表(令和2年基準)(Microsoft Excelファイル)時系列表参照。

 

労働時間の動き

― 所定外労働時間は、前年同月比5.8%増加 ―

 7月の総実労働時間数は規模5人以上で147.6時間、前年同月比1.9%増(規模30人以上で154.6時間、前年同月比2.6%増)であった。
 そのうち、所定内労働時間数は138.4時間、前年同月比1.7%増 (規模30人以上で143.5時間、前年同月比2.5%増)、所定外労働時間数は9.2時間、前年同月比5.8%増(規模30人以上で11.1時間、前年同月比4.8%増)であった。
 所定外労働時間を従業者数の多い3産業についてみると、「製造業」は11.5時間(前年同月比3.3%減)、「卸売業,小売業」は7.8時間(前年同月比14.7%増)、「医療,福祉」は4.3時間(前年同月比4.4%減)であった。

 

雇用の動き

― 常用労働者数は、前年同月比1.5%増加 ―

― パートタイム比率は、前年同月差1.0ポイント減少 ―

 7月の常用労働者数は、規模5人以上で437,687人、前年同月比1.5%増(規模30人以上で268,556人、前年同月比1.8%増)であった。
 また、常用労働者数中のパートタイム労働者の比率は25.5%で、前年同月差1.0ポイント減(規模30人以上で19.9%、前年同月差0.9ポイント減)となった。
 労働異動率※をみると、入職率は1.74%、離職率は1.32%(規模30人以上で入職率1.55%、離職率1.44%)であった。

 ※労働異動率(入職率・離職率)には採用、退職のほか、転勤(同一企業内での事業所間の異動)等による増減を含んでいる。