毎月勤労統計調査

毎月勤労統計調査地方調査月報

－令和6年6月分－

　令和６年１月分調査において実施したベンチマーク更新に伴い、常用雇用指数は過去に遡って改訂が行われたところである。それに伴い、基準年（令和２年）の常用雇用指数が 100 となるように、令和６年３月分調査より、常用雇用指数を過去に遡って改訂している。また、令和６年１月分から令和６年２月分までの伸び率についても、改訂後の指数で再計算している。
※賃金、労働時間及びパートタイム労働者比率の令和６年（１月分確定値以降）の前年同月比等については、令和５年１月時点にベンチマーク更新を適用した場合の値（以下「参考値」）を作成し、この参考値と令和６年の値を比較することにより算出しているため、指数から算出した場合と一致しません。

＜主な動き＞

・きまって支給する給与はは267,184円で前年同月比4.5％増加
・所定外労働時間は9.0時間で前年同月と同水準
・常用労働者数は435,354人で前年同月比1.6％増加

　　　 ○賃金、労働時間、雇用の動き（令和２年基準） (Microsoft Excelファイル)　
　　　　　（CSVファイル）
　　　　　　　産業別現金給与額と賃金指数
　　　　　　　産業別労働時間数と労働時間指数
　　　　　　　産業別常用労働者数と常用雇用指数

○統計表 (令和２年基準） (Microsoft Excelファイル)　　

賃金の動き

― きまって支給する給与は、前年同月比4.5％増加 ―

　6月の現金給与総額は、規模5人以上で423,390円、前年同月比7.3％増（規模30人以上で477,110円、前年同月比4.5％増）であった。
　そのうち、きまって支給する給与は267,184円、前年同月比4.5％増（規模30人以上で290,142円、前年同月比4.6％増）、特別に支払われた給与は156,206円（規模30人以上で186,968円）であった。
　また、実質賃金指数※（現金給与総額）は130.8、前年同月比4.0％増（規模30人以上で131.6、前年同月比1.3％増）となった。
　※実質賃金指数＝（名目賃金指数÷富山市消費者物価指数（持家の帰属家賃を除く総合））×100　詳細は統計表（令和２年基準）(Microsoft Excelファイル)時系列表参照。

労働時間の動き

― 所定外労働時間は、前年同月と同水準 ―

　6月の総実労働時間数は規模5人以上で147.0時間、前年同月比1.5％減（規模30人以上で152.9時間、前年同月比0.7％減）であった。
　そのうち、所定内労働時間数は138.0時間、前年同月比1.6％減 (規模30人以上で142.0時間、前年同月比0.9％減）、所定外労働時間数は9.0時間、前年同月と同水準（規模30人以上で10.9時間、前年同月と同水準）であった。
　所定外労働時間を従業者数の多い３産業についてみると、「製造業」は11.4時間（前年同月比2.5％減）、「卸売業，小売業」は7.5時間（前年同月比7.1％増）、「医療，福祉」は4.3時間（前年同月比12.2％減）であった。

雇用の動き

― 常用労働者数は、前年同月比1.6％増加 ―

― パートタイム比率は、前年同月差0.4ポイント減少 ―

　6月の常用労働者数は、規模5人以上で435,354人、前年同月比1.6％増（規模30人以上で268,263人、前年同月比1.6％増）であった。
　また、常用労働者数中のパートタイム労働者の比率は26.1％で、前年同月差0.4ポイント減（規模30人以上で20.3％、前年同月差0.7ポイント減）となった。
　労働異動率※をみると、入職率は1.23％、離職率は1.32％（規模30人以上で入職率1.15％、離職率1.24％）であった。
　※労働異動率（入職率・離職率）には採用、退職のほか、転勤（同一企業内での事業所間の異動）等による増減を含んでいる。