毎月勤労統計調査

毎月勤労統計調査地方調査月報

－令和３年４月分－

＜主な動き＞

・令和３年４月のきまって支給する給与は248,559円で前年同月比0.3％増加となりました。
　・所定外労働時間は8.6時間で前年同月と同水準となりました。
　・常用労働者数は423,647人で前年同月比0.7％増加となりました。

　　　賃金、労働時間、雇用の動き

（産業別現金給与額と賃金指数、産業別労働時間数と労働時間指数、産業別常用労働者数と常用雇用指数）

統計表 (平成27年基準）

賃金の動き

― きまって支給する給与は、前年同月比0.3％増加―

　4月の現金給与総額は、規模5人以上で257,405円、前年同月比1.4％増（規模30人以上で284,872円、前年同月比2.5％増）であった。
　そのうち、きまって支給する給与は248,559円、前年同月比0.3％増（規模30人以上で272,147円、前年同月比0.1％減）、特別に支払われた給与は8,846円（規模30人以上で12,725円）であった。
　また、実質賃金指数※（現金給与総額）は83.6、前年同月比2.3％増（規模30人以上で84.5、前年同月比3.3％増）となった。

労働時間の動き

―所定外労働時間は、前年同月と同水準―

　4月の総実労働時間数は規模5人以上で147.8時間、前年同月比0.6％増（規模30人以上で155.6時間、前年同月比1.5％増）であった。
　そのうち、所定内労働時間数は139.2時間、前年同月比0.6％増 (規模30人以上で145.4時間、前年同月比1.0％増）、所定外労働時間数は8.6時間、前年同月と同水準（規模30人以上で10.2時間、前年同月比8.5％増）であった。
　所定外労働時間を従業者数の多い３産業についてみると、「製造業」は12.1時間（前年同月比16.4％増）、「卸売業，小売業」は6.3時間（前年同月比25.9％減）、「医療，福祉」は4.4時間（前年同月比13.7％減）であった。

雇用の動き

― 常用労働者数は、前年同月比0.7％増加―
― パートタイム比率は、前年同月より0.1ポイント減少―　

　4月の常用労働者数は、規模5人以上で423,647人、前年同月比0.7％増（規模30人以上で251,286人、前年同月比0.3％増）であった。
　また、常用労働者数中のパートタイム労働者の比率は26.2％で、前年同月より0.1ポイント減少（規模30人以上で20.5％、前年同月より0.3ポイント減）となった。
　労働異動率※をみると、入職率は5.30％、離職率は4.42％（規模30人以上で入職率6.29％、離職率4.67％）であった。