有形固定資産投資総額は、1,389億円と前年に比べ795億円（前年比▲36.4％）と大幅に減少した。
（１）有形固定資産投資総額の内訳
土地を除く有形固定資産が1,462億円（前年比▲22.9％）、土地が42億円（同▲19.0％）となっている（表21、図21）。全ての内訳項目において減少した。
なお、有形固定資産取得額（土地を含む）及び建設仮勘定の年間増減は、設備投資などに左右され、もともと年変動が大きく、業種別増減や構成比は大きく変動する傾向がある。
（２）業種別
業種（産業中分類）別に前年比（寄与度順）でみると、減少したのは、電子部品（▲387億円、前年比▲71.5％）、はん用機械（▲97億円、同▲59.3％）、生産用機械（▲76億円、同▲67.1％）など24業種中17業種、増加したのは、繊維（15億円、同108.6％）、印刷・同関連（11億円、同122.3％）など４業種となった（表22、図22。２業種は秘匿値）。
業種別構成比をみると、化学445億円（構成比32.0％）、電子部品154億円（同11.1％）、鉄鋼124億円（同8.9％）、非鉄金属111億円（同8.0％）、金属製品73億円（同5.3％）と、この上位５業種で65.3％を占めている（表22、図22）。
(３) 従業者規模別
従業者規模別にみると、従業者数30〜299人が683億円（構成比49.1％）、従業者数300人以上が706億円（同50.9％）となった（表23、図23）。
(４) １事業所当たり有形固定資産投資総額
１事業所当たりの有形固定資産投資総額は１億9,032万円となり、前年に比べ▲31.9％減少した（表22）。
業種別にみると、化学が６億5,418万円と最も高く、次いで鉄鋼の５億6,426万円となり、一方、低い業種は、家具・装備品、木材・木製品などとなった（表22、図24）。
従業者規模別にみると、従業者数1,000人以上が32億4,315万円（前年比▲68.0％減）と前年に比べ大幅に減少した（表23）。
８．有形固定資産投資総額 ―前年に比べ795億円の減少―