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Cその他の消費支出 (平成20〜22年平均)
「その他の消費支出」は、諸雑費、こづかい(使途不明)、交際費及び仕送り金の4項目からなる。そのうち、世帯主や世帯員へのこづかい(使途不明)の1世帯当たり年間の支出金額は375,076円と高く全国1位であり、全国平均を大きく上回っている。
これらには、1世帯当たりの有業人員が多い(1.53人、全国5位(「家計調査」(平成22年))ことや、勤労者世帯の1世帯当たり1か月間の実収入が全国平均より高い(表9)ことが影響していると考えられる。
なお、内訳で全国上位の品目をみると、温泉・銭湯入浴料 全国5位(富山市4,233円、全国平均2,336円)、乳液 全国1位(富山市2,923円、全国平均1,574円)、他の冠婚葬祭費(七五三、成人式費用等) 全国3位(富山市8,397円、全国平均2,845円)、他の負担費(町内会費、同窓会費等) 全国3位(富山市19,860円、全国平均14,669円)などがある。
表7 1世帯当たり年間のその他の消費支出
(二人以上の世帯、品目分類、平成20〜22年平均)
単位:円
諸雑費
うち温泉・銭湯入浴料
うち乳液
うち他の冠婚葬祭費こづかい
(使途不明)交際費
うち他の負担費金 額 順位 金 額 順位 金 額 順位 金 額 順位 金 額 順位 金 額 順位 金 額 順位 富山市 299,183 11 4,233 5 2,923 1 8,397 3 375,076 1 184,512 21 19,860 3 全 国 275,188 − 2,336 − 1,574 − 2,845 − 164,774 − 184,097 − 14,669 −
D財・サービス区分でみた支出 (平成20〜22年平均)
財・サービス区分は、消費支出を財(商品)とサービスに分けて分類したもので、品目分類の結果から組み替え集計したものである(こづかい(使途不明)、贈与金、他の交際費 及び仕送り金を除く)。財(商品)はさらに、耐久財・半耐久財・非耐久財に区分され、耐久財は予想耐用年数が1年以上かつ比較的高額なもの、半耐久財は予想耐用年数は1年以上だが耐久財ほど高額ではないもの、非耐久財は予想耐用年数が1年未満のものという考え方による。
財(商品)への支出内訳をみると、耐久財の1世帯当たり年間の支出は290,364円で全国4位、財・サービス支出に占める割合でも8.9%で全国2位であり、全国上位である。1世帯当たりの住宅延面積が広い(富山県148.69u、全国1位:総務省「住宅・土地統計調査」(平成20年))ことなどから、耐久財の購入が多いと考えられる。
一方、サービスについては、1世帯当たり年間の支出は1,253,854円で全国32位だが、財・サービス支出に占める割合は38.5%で全国46位と低くなっている(表8)。
表8 1世帯当たり年間の財・サービス区分別支出金額
単位:円 単位:%
(二人以上の世帯、平成20〜22年平均)
※財・サービス支出は、品目分類を再分類して集計しており、こづかい(使途不明)、贈与金、他の交際費及び仕送り金は含まれていない。
財・サービス支出
うち 耐久財
うち サービス金 額 順位 金 額 順位 金 額 順位 富山市 3,258,094 11 290,364 4 1,253,854 32 全 国 3,089,185 − 210,002 − 1,308,603 −
耐久財の
支出割合サービスの
支出割合割合 順位 割合 順位 8.9 2 38.5 46 6.8 − 42.4 −