<居住水準 |
1.主世帯全体における居住水準
誘導居住水準以上の世帯は7割に
誘導居住水準(※)以上の世帯の割合は、前回から3.5ポイント上昇して68.0%(全国平均46.4%)となった。
また、誘導居住水準を満たす世帯の割合を持ち家・借家の別にみると、誘導居住水準以上の世帯は、持ち家が75.8%(全国平均58.1%)、借家が33.9%(全国平均29.8%)で、その差は41.9ポイントと全国平均の28.3ポイントを大きく上回っている。
なお、最低居住水準(※)以上の世帯の割合は、前回から1.6ポイント上昇し、98.3%(全国平均92.3%)に達している。(グラフ3、表9)
※(注釈)
・ 最低居住水準:健康で文化的な住生活の基礎として必要不可欠
・誘導居住水準:西暦2000年度を目途に全国で半数の世帯が確保できるようにする水準

表9 居住水準比較表 単位:%
区 分 |
主世帯全体 |
小計 |
高齢者のいる主世帯 |
小計 |
高齢単身主世帯 |
高齢夫婦主世帯 |
その他の高齢者主世帯 |
最低居住水準以上 |
(富山県) |
98.3 |
99.5 |
98.2 |
100.0 |
99.5 |
(全 国) |
92.3 |
96.9 |
96.0 |
99.4 |
96.1 |
誘導居住水準以上 |
(富山県) |
68.0 |
73.8 |
85.3 |
91.7 |
67.4 |
(全 国) |
46.4 |
53.9 |
70.7 |
76.5 |
39.0 |
2.高齢者世帯にみる誘導居住水準
誘導居住水準以上の世帯は全国より2割高い割合
高齢者のいる主世帯について、誘導居住水準以上の世帯は73.8%(全国平均53.9%)となっており、主世帯全体での割合(68.0%)に比べ高くなっている。
これを世帯の型別にみると、高齢単身主世帯では85.3%(全国平均70.7%)、高齢夫婦主世帯では91.7%(全国平均76.5%)となっており、主世帯全体(68.0%)に比べて誘導居住水準以上の割合がかなり高い。
一方、その他の高齢者主世帯では、誘導居住水準以上の世帯の割合は67.4%と高齢者だけの世帯と比べ17~24ポイントも低く、主世帯全体とほぼ同じ水準になっている。
これは、その他の高齢者主世帯では通常の居間とは別に高齢者専用の居間(10平方m(6畳))も確保しなければならないという条件がかかるためである。(グラフ4、表9)

(参考) 単位:量
区 分 |
最低居住水準 |
誘導居住水準 |
都市型住宅 (共同住宅) |
一般型 (一戸建、長屋建等) |
寝室 |
夫婦 |
個室 6 |
個室 8 |
子 供 |
幼稚園、小学生 (4〜11才) |
− |
共同 8 |
− |
個室 4.5 |
個室 6 |
中学生以上 |
共同 6 |
個室 4.5 |
個室 6 |
個室 4.5 |
18歳以上 |
個室 4.5 |
台所 |
世 帯 人 員 |
2〜3人 |
− |
3 |
4人以上 |
− |
4.5 |
食事室 |
2人 |
− |
3 |
2〜4人 |
4.5 |
− |
3〜4人 |
− |
4.5 |
5人以上 |
6 |
6 |
食事台所 兼用 |
単身世帯 |
− |
6 |
中高齢単身 |
4.5 |
8 |
居間 |
2人 |
− |
6 |
3人 |
− |
8 |
4人以上 |
− |
10 |
高齢者同居 |
− |
高齢者個室 6 |