 人口動態／自然動態 |
1. 自然増減数
平成17年10月１日〜平成18年９月30日の自然増減数は1,918人の減少となり、４年連続の自然減少となった。出生者数が前年同期比107人減少の9,043人、死亡者数が前年同期比195人増加の10,961人であった。(図10)
＜出生者数＞
出生者数は昭和46〜49年の第２次ベビーブーム期以降減少が続いており、平成７年からは10,000人を若干上回る水準で横ばいに推移していたが、平成15年に再び10,000人を割り、平成18年はさらに減少となった。
＜合計特殊出生率＞（厚生労働省「人口動態統計」による。各年1月1日〜12月31日）
合計特殊出生率は、昭和47年の2.12(全国2.14)以降、低下傾向が続いている。昭和49年には人口置き換え水準(*)を割り込む2.06(全国2.05)となり、平成15年には1.35(全国1.29)まで低下した。平成17年はほぼ横ばいの1.37（全国1.26）となった。（図11）
＜死亡者数＞
死亡者数は昭和46〜62年まではほぼ8,000人前後の横ばいで推移していたが、その後微増を続け、平成５年には9,000人台となった。その後も微増が続き、平成11年には10,000人を超え初めて出生者数を上回った。平成12年から14年にかけては9,000人台に戻ったが、平成15年から再び10,000人を超え出生者を上回った。平成18年はさらに死亡者数が増加した。
(*)現在の人口を維持するのに必要な水準で、日本では2.08前後の数値が該当するとされる。平成15年からは2.07とされた。
| 図10 自然動態の推移 |
| 図11 合計特殊出生率の推移 |
2. 出生率、死亡率
平成17年10月1日〜平成18年9月30日の出生率は、8.1（前年同期8.2）、死亡率は9.9（同9.6）となった。前年同期と比べると、出生率は0.1低下し、死亡率は0.3上昇している。（表14）
3. 市町村別の動向
市町村別にみると、平成17年10月1日〜平成18年9月30日の自然動態がプラスであったのは２市村、マイナスが13市町であった。出生率の最も高いのは舟橋村（15.3）、最も低いのは朝日町（4.8）である。死亡率の最も高いのは朝日町（12.9）、最も低いのは舟橋村（5.6）である。
自然増減率でみると、最も高いのは舟橋村（0.97％）、最も低いのは朝日町（△0.82％）となっている。（表14・15）
| 表14 市町村別自然動態 |
| 市町村名 | 自 然 増 減 | 出 生 | 死 亡 | |||
| 実 数 | 率 | 実 数 | 率 | 実 数 | 率 | |
| 人 | ％ | 人 | (人口千人当たり) | 人 | (人口千人当たり) | |
| 県 計 | △1,918 | △ 0.17 | 9,043 | 8.1 | 10,961 | 9.9 |
| 富 山 市 | △ 132 | △ 0.03 | 3,685 | 8.7 | 3,817 | 9.1 |
| 高 岡 市 | △ 526 | △ 0.29 | 1,384 | 7.6 | 1,910 | 10.5 |
| 魚 津 市 | △ 120 | △ 0.26 | 368 | 7.9 | 488 | 10.5 |
| 氷 見 市 | △ 288 | △ 0.53 | 334 | 6.1 | 622 | 11.4 |
| 滑 川 市 | △ 15 | △ 0.04 | 318 | 9.4 | 333 | 9.8 |
| 黒 部 市 | △ 70 | △ 0.16 | 360 | 8.4 | 430 | 10.1 |
| 砺 波 市 | 10 | 0.02 | 452 | 9.1 | 442 | 8.9 |
| 小矢部市 | △ 119 | △ 0.35 | 248 | 7.4 | 367 | 10.9 |
| 南 砺 市 | △ 237 | △ 0.41 | 406 | 7.0 | 643 | 11.1 |
| 射 水 市 | △ 60 | △ 0.06 | 833 | 8.8 | 893 | 9.5 |
| 舟 橋 村 | 26 | 0.97 | 41 | 15.3 | 15 | 5.6 |
| 上 市 町 | △ 103 | △ 0.45 | 150 | 6.5 | 253 | 11.0 |
| 立 山 町 | △ 62 | △ 0.22 | 209 | 7.5 | 271 | 9.7 |
| 入 善 町 | △ 102 | △ 0.36 | 185 | 6.6 | 287 | 10.2 |
| 朝 日 町 | △ 120 | △ 0.82 | 70 | 4.8 | 190 | 12.9 |
| (注) 平成17年10月1日〜平成18年9月30日。 | ||||||
| 平成17年10月の福岡町の数値は、高岡市に合算した。 | ||||||
| 平成17年10月1日から平成18年3月30日までの宇奈月町の数値は、黒部市に合算した。 | ||||||
| 平成17年10月の新湊市、小杉町、大門町、下村、大島町の数値は、合算して射水市の数値とした。 | ||||||
| 表15 自然動態の市町村順位 |
| 順位 | 出生率 *1 | 死亡率 *2 | 自然増減率(％) *3 | ||||
| 高 | 1 | 舟 橋 村 | 15.3 | 朝 日 町 | 12.9 | 舟 橋 村 | 0.97 |
| 2 | 滑 川 市 | 9.4 | 氷 見 市 | 11.4 | 砺 波 市 | 0.02 | |
| 3 | 砺 波 市 | 9.1 | 南 砺 市 | 11.1 | 富 山 市 | △ 0.03 | |
| 4 | 射 水 市 | 8.8 | 上 市 町 | 11.0 | 滑 川 市 | △ 0.04 | |
| 5 | 富 山 市 | 8.7 | 小矢部市 | 10.9 | 射 水 市 | △ 0.06 | |
| 低 | 1 | 朝 日 町 | 4.8 | 舟 橋 村 | 5.6 | 朝 日 町 | △ 0.82 |
| 2 | 氷 見 市 | 6.1 | 砺 波 市 | 8.9 | 氷 見 市 | △ 0.53 | |
| 3 | 上 市 町 | 6.5 | 富 山 市 | 9.1 | 上 市 町 | △ 0.45 | |
| 4 | 入 善 町 | 6.6 | 射 水 市 | 9.5 | 南 砺 市 | △ 0.41 | |
| 5 | 南 砺 市 | 7.0 | 立 山 町 | 9.7 | 入 善 町 | △ 0.36 | |
| (注)出生率および死亡率は人口千人当たり。 | |||||||
| *1出生者数(平成17年10月1日〜平成18年9月30日)/平成17年10月1日現在人口（国勢調査）×1000 | |||||||
| *2死亡者数(平成17年10月1日〜平成18年9月30日)/平成17年10月1日現在人口（国勢調査）×1000 | |||||||
| *3自然増減数(平成17年10月1日〜平成18年9月30日)/平成17年10月1日現在推計人口×100 | |||||||
| 自然増減数＝出生者数−死亡者数 | |||||||