1 生産指数(季節調整済指数)は101.8と前月に比べ▲6.0%となり、4ヵ月連続で低下した(図表)。
これは13業種中、化学工業、食料品工業、輸送機械工業など8業種において低下したことによる。なお、上昇した業種は金属製品工業、非鉄金属工業、はん用・生産用・業務用機械工業など5業種である。
業種別にみると、化学工業は医薬品などの減少により同▲20.0%で183.7となり、食料品工業は乳製品などの減少により同▲8.7%で97.5となった。他方、金属製品工業は金属製建具などの増加により同11.6%の上昇で104.3となり、非鉄金属工業はアルミニウム圧延製品などの増加により同10.8%の上昇で103.7
となった。
また、前年同月比(原指数)は▲5.0%となり、2ヵ月ぶりに前年を下回った。 なお、13業種中、平成22年基準の指数100を上回っている業種は、化学工業(183.7)、はん用・生産用・業務用機械工業(130.3)など6業種となっている。
※ 主な業種別の動向は、「業種別の主な動向」(Word)
2 在庫指数(季節調整済指数)は137.3と前月に比べ▲0.7%となり、2ヵ月連続で低下した(図表)。
これは13業種中、化学工業、プラスチック製品工業など7業種が低下したことによる。なお、上昇した業種ははん用・生産用・業務用機械工業、非鉄金属工業など6業種である。
前年同月比(原指数)は4.7%の上昇となり、15ヵ月連続で前年を上回った。
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