3 小売業
- (1)事業所数
- 事業所数は9,110事業所で、前回に比べ3,969事業所減少(前回比▲30.3%減)となった。(表−2)。

- 業種別にみると、その他の小売業3,347事業所(構成比36.7%)、飲食料品小売業2,717事業所(同29.8%)、織物・衣服・身の回り品小売業 1,334事業所(同14.6%)となっている。その他の小売業の中では、他に分類されない小売業901事業所(同9.9%)、医薬品・化粧品小売業656事業所(同7.2%)、燃料小売業479事業所(同5.3%)の順となっている(図−4、表−9)。
表−9 小売業の業種別事業所数
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- (2)就業者数
- 就業者数は53,719人で、前回に比べ18,066人減少(前回比▲25.2%減)となった(表−2)。

- 業種別にみると、その他の小売業19,874人(構成比37.0%)、飲食料品小売業18,552人(同34.5%)、機械器具小売業6,520人(同12.1%) の順となっている。その他の小売業の中では、書籍・文房具小売業4,910人(同9.1%)、医薬品・化粧品小売業4,334人(同8.1%)、他に分類されない小売業3,952人(同7.4%)の順となっている(図−5、表−10)。

- 就業者数内訳をみると、正社員、パートなどの常用雇用者が39,724人(構成比75.6%)と多数を占め
るが、前回比は▲26.5%の減少となった。一方、臨時雇用者は3,028人(同5.5%)と大きくはないが、前
回比105.1%増と大きく増加した(表−11)。

- パート・アルバイト等の数は、22,771人(構成比43.9%)であり、平均的な1日当たりの労働時間であ
る8時間換算した値をみてみると、15,412人となっており、前回(20,308人)と比較すると24.1%の減少となった。また、小売業におけるパート・アルバイト等の1日当たりの平均労働時間は5.4時間となった(全国5.3時間)(表−11)。

- 「臨時雇用者」と「他からの出向・派遣従業者」を合わせた数は3,507人となっている(表−11)。
表−10 小売業の業種別就業者数
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表−11 小売業の就業者数内訳
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- (3)年間商品販売額
- 年間商品販売額は9,240億円となった(表−2)。
- 業種別にみると、その他の小売業3,317億円(構成比35.9%)、飲食料品小売業2,563億円(同27.7%)、機械器具小売業1,779億円(同19.3%)の順となった。その他の小売業の中では、燃料小売業1,201億円(同13.0%)、医薬品・化粧品小売業748億円(同8.1%)、他に分類されない小売業552億円(同6.0%)の順となっている(図−6、表−12)。
表−12 小売業の業種別年間商品販売額
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- (4)売場面積
- 売場面積は141万4,661m2で、前回に比べ207,503m2の減少(前回比▲12.8%減)となった(表−2)。

- 業種別にみると、その他の小売業620,585m2(構成比43.9%)、飲食料品小売業323,286m2(同
22.9%)、織物・衣服・身の回り品小売業203,611m2(同14.4%)の順となっている。その他の小売業の中では、他に分類されない小売業224,352m2(同15.9%)、医薬品・化粧品小売業140,900m2(同10.0%)、家具・建具・畳小売業82,606m2(同5.8%)の順となっている(表−13)。

- 1事業所当たり売場面積は、192.9m2で前回(155.7m2)に比べ37.2m2の増加(前回比23.9%増)となった(表−14)。

- これを業種別にみると、各種商品小売業が4,846.2m2と最も大きく、次いで、その他の小売業235.7m2、機械器具小売業175.9m2の順となっている。その他の小売業の中では、家具・建具・畳小売業603.0m2、スポーツ用品・がん具・娯楽用品・楽器小売業287.8m2、他に分類されない小売業254.1m2、書籍・文房具小売業238.5m2の順となっている(表−14)。
表−13 小売業の業種別売場面積
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表−14 小売業の業種別にみた1事業所当たり売場面積
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- (5)販売効率

- 1事業所当たりの年間商品販売額は1億143万円で前回に比べ1,156万円の増加(前回比12.9%増)となった(表−15)。
- 業種別にみると、各種商品小売業が最も高く19億9,971万円、次いで機械器具小売業の1億6,056万円、その他の小売業9,911万円の順となっている(表−15)。

- 就業者1人当たりの年間商品販売額は1,720万円で前回に比べ83万円の増加(前回比5.1%増)となった(表−16)。
- 業種別にみると、各種商品小売業が最も高く2,931万円、次いで機械器具小売業の2,729万円、その他の小売業の1,669万円の順となっている(表−16)。

- 売場面積1m2当たりの年間商品販売額は46万円で前回に比べ4万円の減少(前回比▲8.8%減)となった(表−17)。
- 業種別にみると、飲食料品小売業が最も高く79万円、次いで機械器具小売業の54万円、各種商品小売業の41万円と続いている。その他の小売業の中では、燃料小売業64万円、農耕用品小売業62万円、医薬品・化粧品小売業53万円の順となっている(表−17)。
表−15 小売業の業種別にみた1事業所当たり年間商品販売額
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表−16 小売業の業種別にみた就業者1人当たり年間商品販売額
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表−17 小売業の業種別にみた売場面積1m 2当たり年間商品販売額
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