東海北陸自動車道全線開通!!
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はじめに「チューリップフェアを見に行くのにどういけばいいんですか?」 「そうですね、名古屋からですとお車の場合、名神高速の米原ジャンクションから北陸道に入られ、砺波インターチェンジで降りてください。約3時間30分かかりますね」 「もう少し短い時間のルートはないんですか」 「今のところはこのルートが一番短いですね」 例年、年明け頃から、チューリップフェアに関する問い合わせが多くなり、これまではこのようなやりとりをしていたものでした。 しかし、今年は東海北陸自動車道の全線開通は間に合いませんでしたが、これまでとは違って、 「東海北陸自動車道を利用されますと、一部一般道になりますが、約3時間で来ることができますよ。来年は更に30分ほど短縮されます」 「3時間で行けるの? 富山はもっと遠いと思っていましたよ」 というやりとりが新たに加わりました。 |
待望の全線開通7月5日、待望の、東海北陸自動車道が全線開通しました。これにより、中京圏との時間的距離が非常に近くなり、人・物の流れが活発となっていろいろな交流が深まることが期待されます。 砺波市では、全線開通に伴う中京圏への観光PR、観光・経済交流として、これまでも様々な取り組みをしており、また、これからも強力に展開していきますが、今回はその一例をご紹介したいと思います。
(1)チューリップフェアキャンペーン
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さいごに最近、岐阜県白川村の方とお話をする機会がありました。この方は、「家族が病気で入院となったが、高速道路を使っていち早く砺波へ来ることができ、治療を受けることができた。助かった」と喜んでおられました。 白川村からは、以前は当然、高速道路はなく、国道も未舗装の狭くてカーブの連続でした。五箇山までは庄川に沿った崖の縁を、さらにその後、通称「人喰い谷」の斜面を通り、手に汗をにぎりながら数時間かけなければならないものでした。 ところが今は高速道路を使えば30分程度です。道路整備はモノ・人・情報の流れを円滑化させ、社会経済活動を支えるという重要な役割を果たしますが、何よりも病気やけが、災害等万が一の際には、特に高速道路は一刻を争う「命の道=血管」となり、今、人々が最も求める「安心・安全」にはなくてはならないものです。 今夏、全国各地で局地的集中豪雨が発生し、土砂崩れで道路が寸断される等の被害も出ました。この時も高速道路や他の一般道が迂回路として機能し、人々の命と生活が確保されました。 道路のあり方がいろいろ議論されているところですが、白川村の方のお話しにもあるように、道路は「安心・安全」にはなくてはならないものということを実感した次第です。 (執筆:赤坂 昌彦) |
追伸
10月4日から19日の16日間、夢の平スキー場ゲレンデにおいて「となみ夢の平コスモスウォッチング」を開催します。 秋のとなみを彩る100万本のコスモスがメルヘンの世界を演出します。 会場とその近くの「散居村展望台」からは「日本の原風景 砺波平野の散居」の風景もご覧いただけますので、みなさんのお越しをお待ちしています。 詳細についてはこちらをご覧ください。 |