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トップページ > 県政の情報 > 知事室へようこそ > 知事談話等 > 知事談話等[令和3年度] > 知事コメント(令和3年産「米の食味ランキング」について)[令和4年3月2日]
更新日:2022年3月2日
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1 本日、一般財団法人 日本穀物検定協会が実施する「米の食味ランキング」が公表され、本県から出品した「コシヒカリ」、「富富富」、「てんこもり」の3品種については、「特A」を目指していましたが、いずれも「A」の評価(「特A」に次ぐ評価)となりました。
2 令和3年産は、5月下旬の日照不足や稲の登熟期間の8月から9月にかけて低温・日照不足など大変厳しい気象条件でしたが、生産農家や関係機関が連携して品質確保対策に懸命に取り組んだ結果、県産米の品質については、一等比率(12月末現在)が93.5%と過去20年間では最も高く、8年連続して北陸4県で最高となっています。また、「富富富」の一等比率は96.2%となっています。
3 今回の評価については、稲の登熟期間である8月上旬から9月上旬にかけて低温・日照不足であった中で、でんぷんの詰まり具合がやや不十分になったことなどが影響したのではないかと考えられますが、一方、富山米に対しては、実需者から高い評価も得られているところです。
4 令和4年産米に向けては、さらに、気象変動が大きい中でも稔りの良い稲とするため、1.苗の健全化と適期田植えによる初期茎数を確保すること、2.早めの中干しによる過剰な生育を抑制すること、3.穂が出る前の追肥量の調節や収穫までの十分な水管理により稲の活力を維持することなど、気象や生育に応じた技術対策をさらに徹底し、生産者をはじめ、農業団体、研究機関、普及組織等が「ワンチーム」となって、高品質で美味しい富山米の生産に取り組んでまいります。
5 今後とも、富山米のブランド力の向上を図るため、農業団体等と一体となって県内外へ積極的にPRするなど、富山米の販売強化に努めるとともに、高い評価が得られるよう、しっかり取り組んでまいります。
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