下水道の正しい使い方
一日に使う水の量
わたしたちの家では、水をどのように使っているのだろうか?
料理・食器洗い・洗たく・ふろ・水洗トイレ・水まきなどいろいろなところに使っている。水はどんなところで、どのくらい使われているか調べてみよう。

4人家族が1日に使う
水の量は、
1日約1000ℓ
使います。

すいじ(250ℓ)
洗たく(240ℓ)
水洗トイレ(210ℓ)
ふろ(210ℓ)
その他(90ℓ)
私たちにできること
私たちのくらしには水が欠かせません。手を洗ったり、お料理をしたり、お風呂に入ったり、いろいろな場面で水を使っていますね。でも、一度汚れてしまった水をきれいにするには、大変な努力が必要です。魚やカニ、カエルたちが住む場所や私たちの飲む水を守るためにも、普段のくらしの中でできるだけ水を汚さないように気をつけましょう。家でのちょっとした心がけが、大きな助けになるんです!


台所の残りものや天ぷら油を
流さないようにする
残りものや油を流すと、水が汚れるだけでなく、下水道管をつまらせたり、傷つけたりします。とくに下水処理場の微生物は、油がにが手です。食べ残しはごみ箱へ、油は回収にまわすか、古新聞などにすいこませて燃えるごみとして捨てましょう。

トイレは水洗トイレ用の紙だけを使う
紙や食べ残しを流してしまうのはNG
ティッシュペーパーなどトイレットペーパー以外のものを流すと、トイレや下水道管がつまったりします。排水溝に紙や食べ残しを流してしまうのはNG!こうしたものがつまったり、汚れが増えたりすると、下水処理場での作業が大変になります。

洗たくをするときは、
洗ざいの量をきちんとはかる
洗ざいの中には、微生物が食べにくい(下水処理がむずかしい)ものが含まれているものもあります。なるべく自然にやさしい洗ざい(粉石けんなど)を使いましょう。少ない量でしっかり洗えば、水も汚れにくくなります。

雨水ますに、
ごみやあきかんなどを捨てない
雨水ますに、ごみやあきかんなどを捨てると、下水道管がつまってしまい、道路に水があふれてしまいます。ガソリンやシンナーを流すと、タバコの投げ捨てなどで爆発の危険があります。雨水ますにごみを捨てないように注意しよう!