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更新日:2022年4月1日
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富山県幼児教育センターでは、県内すべての幼稚園・認定こども園・保育所等の希望する施設を対象に幼児教育施設訪問研修を行っています。
令和3年度は51施設を訪問しました。令和3年度後半の訪問研修の様子を紹介します。
以下のように、令和3年度も、充実した研修をすることができました。
令和4年度もたくさんの園や所からの参加をお待ちしています。
A園
遊びの様子
園庭で色水遊びや雨どいを使った遊び、バーベキューごっこ、虫探しなど、一人一人がしたい遊びに1時間余りじっくりと取り組んでいました。
アドバイザーより
今日の遊びの様子から、子供は、じっくり好きな遊びに取り組める時間、落ち着いて遊び込める場所、受け入れてくれる友達、認めてくれる保育者などがあれば「楽しい」気持ちになることが感じられました。子供たちがなぜ「楽しい」のか、子供の心に寄り添って考えて保育していくことの大切さに改めて気付かされました。 研修会の進行をする先生が、ポイントを板書したり写真を提示したりしながら参加しやすく工夫されていたことが活発な意見交換につながっていたと思われます。 |
訪問した園(所)から
保育を客観的に見ていただき、自分たちだけで気付けないことをアドバイスしていただき、学びとともに、励みになりました。子供の「楽しさ」を視点に、園内の多くの保育者やアドバイザーの方の目で見ていただき、研修したことで、子供の行動には意味があることを学びました。今日の学びを生かし、子供の心に寄り添って保育していきたいと思います。 |
B園
遊びの様子
4歳児が朝から園庭で自由に砂遊びや遊具遊びをしたり、3歳児や5歳児と混じってドッジボールをしたりしていました。その後、自分たちだけで遊戯室でドッジボールを楽しんでいる様子が見られました。
子供の表情が生き生きとしており、「〇〇したい」という自発性が保育の基盤にあると感じられました。 保育者も遊びを楽しみ、こんな物があればもっと楽しくなるのではないかと準備したり提案したりしていくと、さらに子供たちの好奇心がふくらみ、「試してみよう」「やってみよう」という探究心も生まれてくるでしょう。ちょっとした環境の工夫を意識していくと、子供たちがより主体的に遊びを進めていくようになるのではないかと感じました。 |
訪問した園(所)から
訪問研修を受けることに抵抗がありましたが、アドバイザーの方が気さくに的確なアドバイスをしてくださったので、よい研修になったと思います。園の保育士が、アドバイザーの方に褒めてもらえたことで、「次の日から頑張る力になる」と言って、笑顔で子どもたちに関わっていたので、訪問研修を受けてよかったと思いました。 保育士も、大いに子供と遊び、子供一人一人が何に興味をもっているか、どのような力が育まれようとしているかを見極める力や子供に寄り添う力を付けていきたいと思います。 |
C園
遊びの様子
5歳児保育室で、保育者が子供たちと遊園地ごっこの今までを振り返り、今からの遊びに期待が持てるような話もして遊びに入っていきました。活動中、保育者は子供のつぶやきに耳を傾けたり、どう工夫するのかの相談にのったりしていました。
アドバイザーより
園内の多くの保育者が参観し、研修会に参加できなかった保育者の意見も付箋に書いて位置付けられていました。また、子供の様子から子供の気持ちを理解しようと、いろいろな角度から多様な意見が出されていて、園内の職員みんなで子どもを育もうとしている姿勢が伝わってきました。今後も、子ども理解を深める園内研修を続けていってほしいと思います。 |
訪問した園(所)から
5歳児に絞って研修したことで、多くの職員が保育を参観することができ、話合いも充実したものになりました。正規職員だけでなく、会計年度任用職員、パート職員も一緒に研修できたことは同僚性を高める点で意義がありました。引き続き、付箋や写真を活用し、限られた時間の中で園内研修が充実するようにしていきたいと思います。 今回の訪問研修をきっかけに、当日までの園内での話合いが増え、活動の設定や指導案の作成など、保育者同士の学びが生まれました。 |
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