トップページ > 魅力・観光・文化 > 文化 > 文化財 > 富山県[立山博物館] > 富山県[立山博物館]開館30周年記念_TMT_30th_anniv.

更新日:2021年10月6日

ここから本文です。

30周年記念ロゴマーク_logo_mark_30th_anniv富山県[立山博物館]は、今年開館30周年を迎えます!

TATEYAMA MUSEUM OF TOYAMA is celebrating its 30th anniversary this year!

富山県[立山博物館]の30周年

「立山の自然と人間の関わり」について、人文、自然の両分野を学術的・総合的に調査研究し、その成果を紹介している博物館です。昭和47年4月に発足した「立山風土記の丘」をベースに、その後の社会的要請に対応して発展的に博物館として再構築し、平成3年11月1日に開館しました。おかげ様で、本年30周年を迎えることができました。

開館以来の入館者数は、250万人以上を数えます。これもひとえに、多くの皆様のご指導、ご支援によるものと感謝申し上げます。

今後も、「立山の自然と人間の関わり」というテーマを深めつつ、より分かりやすく親しみやすい活動を心がけていきたいと思います。引き続き皆様のご支援、ご協力をいただきたく、お願い申し上げます。

当館の特徴は

富山市中心部から約30km離れた立山山麓の、富山県中新川郡立山町芦峅寺に立地しています。ここ芦峅寺は、かつて立山信仰の拠点集落でした。現在でも、平安時代の中頃に起源をもつ雄山神社、室町時代に起源をもつ閻魔堂、うば堂基壇、およそ840基にのぼる石仏群などがあり、立山信仰の原風景が窺えます。

また、当館は博物館施設と、かつての立山信仰の中心であった立山中宮寺境内の閻魔堂および周辺の石仏を含めた歴史的遺構などを有機的に結びつけた広域分散型の博物館となっており、その敷地面積は約13ヘクタールに及びます。それを、教界・聖界・遊界と名付けられた3つのゾーンに分け、それぞれのゾーンごとに施設が配置されています。

ゾーンごとの施設

教界ゾーン

  • 展示館:当館のメイン施設(3階立山信仰の舞台、2階立山信仰の世界、1階企画展示)
  • 教算坊:旧宿坊
  • 山岳集古未来館: 山岳文化に関する資料を収蔵・展示( 平成25年7月27日開館)

聖界ゾーン

  • 遙望館:メイン施設として立山信仰の舞台や世界に関する映像を臨場感あふれる3面大型スクリーンで観賞できる
  • 布橋とうば堂基壇:かつての女人救済儀式「布橋灌頂会」の舞台(注:うば堂の「うば」は女偏に田を3つ)

遊界ゾーン

  • まんだら遊苑:全体が約4ヘクタールあり五感で立山信仰の世界を体感できる(平成7年7月7日開苑)
  • このほか、「嶋家(国指定重要文化財)」、「善道坊(旧宿坊・移転復元)」、「有馬家(立山町指定文化財)」等の歴史的建造物や、国指定の特別天然記念物のニホンカモシカを飼育する「かもしか園」などがある

立山博物館ガイドマップ_mainmap

赤:教界ゾーン/緑:聖界ゾーン/青:遊界ゾーン

中心となる活動

調査研究活動の成果を紹介するものとして、特別企画展の開催があります。これまで、記念展などを含め61(今年度含む)の企画展を開催してきました。
今年度は、次の特別企画展を開催しています。

【開館30周年記念・前期/後期特別企画展】

  • 立山信仰と山麓のくらし―国指定重要有形民俗文化財「立山信仰用具」の世界―〔7月17日(土曜日)から8月29日(日曜日)〕終了しました
  • 霊山立山天空への祈り―修験から民衆登拝、布橋灌頂会まで―〔9月18日(土曜日)から11月7日(日曜日)〕開催中です

 

この他に、春、冬に展示館2階の常設展示において、立山曼荼羅特別公開展も行っています。

例年開催しているイベント

近年、新型コロナウイルス感染症の関係で十分に開催できていませんが、通常であれば、以下のようなイベントを開催しています。

  • 道者衆の接待―坊家御膳の再現―(教算坊・春秋)
  • 青葉呈茶会(教算坊)
  • ミュージアムdeナイトin芦峅寺(展示館、教算坊、山岳集古未来館)
  • まんだらナイトウォーク―光りと香りのページェント―(まんだら遊苑)
  • たてはく探検隊(全施設からその都度選択)
  • もみじ呈茶会(教算坊)
  • 文化講演会(本年は実施します)

 

なお、せっかくの30周年ですが、コロナ禍に振り回される一年となっています。記念講演会も開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の急激な拡大により、無期延期となっています。また、前期特別企画展は会期途中で臨時休館となりそのまま終了してしまうという残念な結果に終わりました。さらに、例年開催しているイベントも軒並み中止せざるをえない状況になっています。

まだまだコロナ禍の影響を受けそうですが、それに負けないように精力的な活動を今後も続けていきたいと考えています。

お問い合わせ

所属課室:生活環境文化部立山博物館 

〒930-1406 中新川郡立山町芦峅寺93-1 

電話番号:076-481-1216

ファックス番号:076-481-1144

関連情報

 

このページに知りたい情報がない場合は

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?