更新日:2021年2月24日

ここから本文です。

教算坊の門

16

MAPへ

教算坊の門

教算坊(県道から)

教算坊は、昭和7年に佐伯宗義氏の所有となり、昭和57年に御遺族から富山県に寄贈されるまで、山荘風邸宅として整備されました。

山荘邸宅の前庭を飾る門は、築後50年と推定されます。

随所に京風の造りが見られ、京都の数寄屋大工の手によったものと思われ、北陸でも珍しい数寄屋門だといえます。
門の両脇の袖塀とのバランスが程よく、瀟洒(しょうしゃ)ながらも力量感のある門となっています。

門の形式は平門ですが、柱寸法は3種類(主柱、方堅柱、袖塀柱)が使用され、バランスをとりながら全体の総重量を支えています。

また屋根の形式は切妻型、蓑甲(みのこう)造りとなっています。屋根葺きは柿(こけら)葺きで京風ムクリ(せきがや)は、こけら板を丹念に積み重ねていく独特の工法がとられている。
この工法は柿葺きの仕様の中でも難しいものですが、同時に、建築美という点からは、最も美しいものといわれています。

お問い合わせ

所属課室:生活環境文化部立山博物館 

〒930-1406 中新川郡立山町芦峅寺93-1 

電話番号:076-481-1216

ファックス番号:076-481-1144

関連情報

 

このページに知りたい情報がない場合は

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?