平成14年地価調査結果
1 全国
- (1)大都市圏(住宅地・商業地)
住宅地の下落幅は拡大したが、商業地の下落幅は横ばいであった。
- (2)地方圏(住宅地・商業地)
住宅地、商業地ともに下落幅が拡大した。
2 県内
富山県の地価は10年連続で下落となっており、宅地見込地以外の全ての用途で下落幅の拡大がみられ、全用途平均では年間▲5.6%の下落となっている。
用途別変動率をみると、宅地見込地、市街化調整区域内宅地でわずかな下落、住宅地、準工業地、工業地で年間1割未満の下落、商業地で年間1割以上の下落となっている。
※市町村別・用途別変動率一覧表及び変動率推移(住宅地・商業地)は関連ファイルをご覧下さい。
- (1)富山市、高岡市
富山市では、住宅地、工業地、市街化調整区域内宅地で年間1割未満の下落、商業地、準工業地で年間1割以上の下落となっている。(宅地見込地(1地点)は今年度選定替えがあり、変動率は算出されない。)
高岡市では、宅地見込地で横ばい、準工業地、市街化調整区域内宅地でわずかな下落、住宅地、商業地、工業地で年間1割未満の下落となっている。
- (2)その他の市町村
住宅地では、上昇した市町村はなく、4市9町で年間1割未満の下落となっており、その他の市町村は横ばい又はわずかな下落となっている。
商業地では、上昇した市町村はなく、全ての市町村で下落となっており、2市7町で年間1割以上の下落となっている。
- (3)林地
林地については、▲3.5%の下落となっている。
- (4)上昇率上位地点等
基準地のなかで上昇を示した地点はなかった。(前回上昇地点は4地点)
なお、変動率0.0%地点は、35地点であった。
※内訳 住宅地24地点、宅地見込地1地点、準工業地2地点、市街化調整区域内宅地8地点
- (5)下落率上位地点等
基準地のなかで最も大きい下落率を示したのは、富山市桜町の商業地(▲24.4%)であり、以下10位までをみると、商業地が7地点、準工業地が2地点となっている。
また、変動率がマイナスを示したのは225地点(前回194地点)であった。
※内訳 住宅地134地点、宅地見込地1地点、商業地50地点、準工業地27地点、工業地3地点、市街化調整区域内宅地10地点
このうち1割以上下落した地点は47地点
- (6)価格高順位地点
基準地のなかで最も高い価格は、住宅地では富山市舟橋南町の140,000円/平方メートル(14年連続)、商業地では富山市桜町の590,000円/平方メートル(11年連続)であった。
- (7)地価公示との共通地点の変動率
地価公示との共通地点の昨年後半(7~12月)と今年前半(1~6月)の平均変動率をみると、住宅地(9地点)では、▲2.4%から▲4.2%、商業地(4地点)では、▲7.3%から▲7.9%となっている。
関連ファイル
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