平成15年地価公示の概要

1　全国

• （1）大都市圏（住宅地・商業地）
  住宅地の下落幅は横ばい、商業地の下落幅は縮小した。
• （2）地方圏（住宅地・商業地）
  全体としては住宅地、商業地ともに下落幅が拡大した。

2　県内

富山県の地価は11年連続で下落となっており、全ての用途で下落幅の拡大がみられ、全用途平均では年間▲7.0％の下落となっている。
用途別変動率をみると、住宅地、宅地見込地、準工業地、工業地、市街化調整区域内宅地で年間1割未満の下落、商業地で年間1割以上の下落となっている。

※市町村別・用途別変動率一覧表及び変動率推移（住宅地・商業地）は関連ファイルをご覧下さい。

• （1）富山市、高岡市
  富山市では、住宅地、宅地見込地、準工業地、市街化調整区域内宅地で年間1割未満の下落、商業地、工業地で年間1割以上の下落となっている。
  高岡市では、市街化調整区域内宅地でわずかな下落、住宅地、宅地見込地、準工業地、工業地で年間1割未満の下落、商業地で年間1割以上の下落となっている。
• （2）その他の市町村
  住宅地では、全ての市町村で下落となっており、魚津市で年間1割以上の下落となっているほか、6市12町で年間1割未満の下落となっている。その他の市町はわずかな下落となっている。
  商業地では、舟橋村で変動率0.0％を示したほかは全て下落となっており、魚津市、立山町、宇奈月町、婦中町で年間1割以上の下落となっている。その他の市町は年間1割未満の下落となっている。
• （3）上昇率上位地点
  調査地点のなかで上昇を示した地点は、2年連続でなかった。
  なお、調査地点のうち変動率0.0％を示したのは2地点（前回25地点）であった。
  ※変動率0.0％地点の内訳
  商業地1地点、市街化調整区域内宅地1地点
• （4）下落率上位地点
  調査地点のなかで最も大きい下落率を示したのは、富山市桜町地内の商業地（▲19.6％）であり、以下10位までは、全て商業地となっている。
  また、調査地点のうち変動率がマイナスを示したのは269地点（前回250地点）であった。
  ※下落地点の内訳
  住宅地156地点、宅地見込地2地点、商業地63地点、準工業地21地点、工業地13地点、市街化調整区域内宅地14地点
  このうち1割以上下落した地点は65地点（前回36地点）
• （5）価格高順位地点
  調査地点のなかで最も高い価格は、住宅地では富山市舟橋南町地内の132,000円/平方メートル（22年連続）、商業地では富山市桜町地内の555,000円/平方メートル（9年連続）であった。
• （6）地価調査との共通調査地点の変動率
  地価調査との共通調査地点の昨年前半（1～6月）と昨年後半（7～12月）の平均変動率をみると、住宅地では▲4.2％から▲3.3％、商業地では▲7.9％から▲5.9％で推移している。

関連ファイル

• 市町村別・用途別変動率一覧表（エクセル：18KB）
• 変動率推移（住宅地・商業地）（エクセル：21KB）

関連リンク

• 調査地点検索（国土交通省）（外部サイトへリンク）