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更新日:2021年2月24日
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富山県には、北アルプスや飛騨山脈などを源とする黒部川、神通川など大小300にものぼる川があります。
この豊富な水は、古くから農業、工業などに利用され、産業活動を支える重要な資源となっています。
とりわけ、水使用量の大半を占める農業用水は、大地をうるおし、地域の生活とも深いかかわりをもっています。
本県では、農地に降りそそぐ雨180億立方メートルのうち、約40%が有効利用されています。
そのうち、農業用水に約89%、工業用水に約5%、生活用水に約2%が利用されています。
農業用水のうち約50%の水は地下へしみ込んでおり、地下水の需要供給バランスを保つうえで、重要な働きをしています。
農業用水は、農作物の生産にとって重要な役割を果たしています。
その他に、流域の自然環境を守ったり、消融雪水としてなど生活のあらゆる面で利用されています。また、地域の人々に水辺の空間を提供しており、憩いの場やレクリエーションの場としても活用されています。
水資源には限りがあります。人々は、農業用水確保のため、用排水路の新設、改修、ため池やダムの建設など、たゆまぬ努力を続けてきました。
今、農業用水は、いろいろな分野で見直されています。農業用水としての利用はもちろんのこと、発電・消融雪などさまざまなかたちで活用されるよう考えられています。
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