知事メッセージ

富山県知事　新田八朗

富山県は、美しく豊かな自然、多彩な歴史・文化、ものづくりの伝統と世界水準の優れた技術、豊富な水資源や日本海側屈指の工業集積など、国内外に誇ることのできる優れた基盤が数多くあります。
また、本県は、日本海側の中心に位置し、東京―富山間を約2時間で結ぶ北陸新幹線をはじめ、日本海側の総合的拠点港である伏木富山港、国際定期路線を有する富山きときと空港や、三大都市圏へと延びる高速道路網など、陸海空の交通・物流基盤やネットワークにより、東西南北の各県・地域、さらには世界をもつなぐ「北陸の十字路」です。2024年3月16日には北陸新幹線の金沢ー敦賀間が開業、その後大阪までの全線開業が実現すれば、この強みはさらに増すことになります。
さらに、企業立地をサポートする充実した制度をご用意していることに加え、技術開発や人材育成、新分野進出等を支援する拠点施設や産学官連携体制など、新産業の創出や産業競争力の強化を支える環境を整備しています。
こうした本県の産業基盤は、企業立地に必要な条件を十分に備えているものと考えています。
現在、社会経済を取り巻く環境は、急速かつ大きく変化しており、先行きが不透明で、将来の予測が難しい時代を迎えています。
これからの時代は、「ウェルビーイング」の向上を目指すことが、経済・社会の活力を高め、さらなる成長に繋がるものと考えています。
本県では、これを新たな成長戦略の柱として掲げ、官民が「ワンチーム」となって、産業・人材育成など各種政策に取り組み、そういう富山県に引き寄せられて、多様な人材が集積する「幸せ人口1000万～ウェルビーイング先進地域、富山」の実現を目指しています。
皆様と一緒に、富山県の新たな未来を創っていくことができれば誠に幸いです。
皆様の立地を心からお待ちしています。