更新日:2022年4月22日

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旧県職員住宅改修のこれまでのストーリー

令和4年(2022)年10月、

富山県に「SCOP TOYAMA(富山県創業支援センター/創業・移住促進住宅)」が誕生します。

富山市蓮町の旧県職員住宅が、創業支援センター1棟、創業・移住促進住宅2棟として生まれ変わります。

 

ここで紹介するのは、高校生のリノベーションプランをもとに、空き家棟となった旧職員住宅を改修し、

「若者の夢と希望」という新たな命を宿す、そんなストーリーです。

第1章「役目を果たした旧県職員住宅」

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富山市北部の蓮町(はすまち)地域にある旧県職員住宅は、その供用を廃止し、財産の利活用を県政の課題としていました。

この地域は、国道や主要地方道、路面電車の蓮町駅、馬場記念公園からほど近く、富山駅から路面電車で約17分と、通勤や住まいに利便性の高いエリアです。

また、旧県職員住宅付近は、神通(じんづう)川や富岩(ふがん)運河、運河沿いの桜並木、馬場記念公園等、豊かな自然をはじめ、富山市北部児童館やテニスコート等、閑静でありながらも幅広い世代が楽しめる居住環境も持ち合わせています。

さらに、令和2(2020)年3月には、富山駅を起点とした路面電車が南北接続し、中心市街地や富山大学等へのアクセスが向上したほか、まちづくりの進む富山市の港町「岩瀬エリア」からも近いため、今後一層、交流人口の拡大が期待される、注目のエリアでもあります。

 

一方、この建物は職員住宅としての役目を果たし、供用を廃止して、現在は空き家棟となっています。

県としても、この財産の利活用を課題としていました。

 

そこに、施設の未来を導く一筋の希望の光が差し込みました。

 

第2章「物語の始まり」

全国の高校生等が建築のアイデアやデザインを競う「建築甲子園2017」で、本県の富山工業高校の生徒さんが全国優勝を果たしました。

作品のテーマは「夢を描きながら住まうこと~地域を創るわかもん団地~」。(※わかもん=若者)

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旧県職員住宅の活用を想定したもので、夢を追う若者が、シェアハウスやコワーキングスペース等での共同活動を通し、相互にアイデアや情報を交換しながら、新しい暮らしのあり方を築く、斬新で先進的なリノベーションプランでした。

富山県では、新規事業所の開業率の向上も政策的な課題としていましたが、起業家の活動拠点となり、多くのイノベーションが生まれる創造的な空間を整備することは、その取組みとしてもふさわしいものでした。

 

職員住宅としての役目を果たした建物に、若者たちから新たな命が吹き込まれ、「起業家や移住者をはじめとした、様々な方が暮らし・活躍する舞台へ」と生まれ変わる。

若者の創意工夫、そして夢と希望が詰まったプランを実現すべく、壮大な物語が始まったのです。

 

第3章「高校生の夢を現実に」

高校生のプランを実現すべく、公募型プロポーザルにて設計者の選定を行いました。

選定審査会を経て、夢の担い手として「株式会社仲建築設計スタジオ」が設計者として特定されました。

仲建築設計スタジオのプランは「暮らしを編む」をコンセプトとし、団地である特性を活かし、各棟間の繋がりを大事にしながら、地域の交流拠点として「ひと・もの・こと」の豊かな地域資源の循環、魅力的な生活やしごと、環境づくりを盛り込んだものでした。

 

施設の外観 sogyo

 

いよいよ、夢のプランが現実に。物語が大きく動き出しました。

 

【外部リンク】株式会社仲建築設計スタジオhttps://www.nakastudio.com/

 

第4章「職住一体の新しい生活スタイル」

リノベーションで実現するのは、創業支援センター1棟、創業・移住促進住宅2棟です。

仕事と住まいを融合させ、そして地方への移住を促す、職住一体の新しい生活スタイルといえます。

施設では、様々な機能を用意する予定です。それぞれのライフスタイルに合わせ、多様な用途でご利用いただけます。

創業支援センター

「コワーキング」や「シェアオフィス」など、起業家の創業形態や規模、成長段階に対応した多様なオフィス空間

創作活動やワークショップなどに利用できる「アトリエ」、「ラボ」

独立間もない方が挑戦できる、カフェ等の短期契約の店舗「チャレンジショップ」

地域の皆さまにもご利用いただけるよう、1階は店舗やイベントスペース等の開放的な空間として配慮

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創業・移住促進住宅

移住者が快適に住まう「アパートメント」(1LDK相当、28室)

夢や希望を持ち寄り共同生活する「シェアハウス」(32室)

居住者なら誰でも使える「シェアリビング」等、設備の充実した共同空間

改修にあたっては、耐震性や給排水等の設備更新にも配慮

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第5章「夢のバトンをつなぐ」

プランを提案した生徒さんは、すでに卒業されたのですが、先輩の意思を継ぎ、富山工業高校生の在校生がワークショップに取り組んできました。

創業支援センターで使用する家具(イス)や照明、グラフィックデザインを想定し、

「こんな建物になったらいいな」

「このような方に利用してもらいたいな」

という思いを自分たちの手で創り上げられるよう、何度も試作と議論を重ねてきました。

 

現地を見て学び、

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製作と検証、議論、そして試行錯誤を繰り返し

ws1 ws2 ws3 

 

完成した作品がこちら。

高校生とは思えない技術力の高さにビックリです。

これらの作品は、創業支援センターのカフェ店内で実際に使用する予定です。

製作したイス

Curve Chair(カーブチェア)  Chair4 Chair2 Chair3

製作した照明(左:城端(じょうはな)絹、右:五箇山(ごかやま)和紙を使用)

 城端絹照明 五箇山和紙照明

製作した壁面グラフィック(施設内の壁面に施工予定)

壁面グラフィック 

 ※立山や富山湾をイメージしたもので、施設のカフェ店内の壁面に施工予定です。

 

ワークショップの製作発表会の様子はこちらから視聴できます。

〇令和4(2022)年2月4日、高校生ワークショップ製作発表会

 https://www.youtube.com/watch?v=CE_TCRGw7TI

 

【外部リンク】仲建築設計スタジオをはじめ、ワークショップにご協力いただいた皆さま

藤森泰司アトリエhttps://taiji-fujimori.com/

岡安泉照明設計事務所https://www.ismidesign.com/

ちえのわデザインhttps://chienowadesign.com/

 

第6章「ここからはじめる。つながる。」

令和4(2022)年4月、3棟の愛称が決定しました。

愛称は「SCOP TOYAMA」(スコップ トヤマ)

 

ロゴマーク

起業や移住に挑戦し、新しい何かを「はじめる」、そして施設に集う方が、出会い、「つながり」、新しく、そして魅力的なコミュニティを生み出す、そんな理念を愛称にしました。

愛称は高校生とともに考え、覚えやすく、親しまれ、そして洗練されたものを目指しました。

 

ロゴマークには、いわゆる「スコップ」のマークが見られます。

新たな自分や、新しい出会いを「ここから掘り起こそう」という想いも込められています。

 

「SCOP TOYAMA」のご利用概要は、こちら(PDF:3,105KB)に(R4.4.20知事記者会見資料)

第7章「夢のバトンを未来へ」

創業支援センター、創業・移住促進住宅のオープンは、令和4(2022)年10月を予定しています。

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入居の案内や利用者の条件等は、公式サイトhttps://scop-toyama.jpにて発信していきます。

地方へ移住をお考えの方、共同生活を通して仲間を作りたい方、起業したいという方、そして「やっぱり富山が好きだ!」という方。

皆さんをお待ちしています。

 

オープンまであと少し。

多様なヒト・モノ・コトが集う、賑わいの拠点を皆さんの力で創り上げましょう。

 

 

fbin

 

 

お問い合わせ

所属課室:知事政策局成長戦略室創業・ベンチャー課 

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁東別館4階

電話番号:076-444-8908

ファックス番号:076-444-4418

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