1 海外視察を終えて

 親子のイラストフィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマークへ行ってきました。
 日本の個育て、弧育てとは考え方が根本的に違っています。子育ては共育てです。子どもはお父さんとお母さんが二人ですることが原則です。デンマークの就労は37時間、日本は40時間です。子どもを夫婦で育てるために時間が短いと説明を受けました。育児休業制度も充実しています。しかし、税金が高いのです。カナダ、オランダ、オーストラリア、そして今回の北欧でも感じたのですが、シングルマザーが多いのです。しかも国がしっかりと保護しているのは日本では考えられないことです。

2 y=axの子育て―愛情と統制のバランス―

愛情と統制の図

愛情(優しさ)と統制(厳しさ)のバランスが大切です。

富山県に多い三世代同居の家庭では両親から叱られた子どもが一時的に第4象限の世界へ逃げ込むことができます。そこで溺愛された子どもがまた、戻ってきます。この行き来ができることはたいへんいいことであると考えます。 核家族ではそういうことができないのが残念です。

●抱きしめて(0〜3歳)

乳児期・・・@抱きしめる(愛のシャワー) A話す(コミュニケーション)

●下に降ろして(4〜10歳)

幼児期・・・@食べる A遊ぶ B寝る (第1反抗期・カンシャク時代)
児童期・・・@命(歩く) A絆(挨拶) B違い(認める) (いじめ・不登校)

●歩かせろ(11〜18歳)

思春期前期・・・「愛される」から「愛する」へギアチェンジ (第2反抗期・中1の適応危機)
思春期後期・・・頼まれたら誠実に答える・友達関係 (特定の異性への関心)

 

3 親子の思い―富山・石川の叫び― 


  (山下先生の実践例)
@「思い通りにならない」子育てママ

母親だけで子どもと向き合っている弧育てではいけません。 子育て支援を活用するのもいいでしょう。
 子どもが1人〜2人だと子育て、子どもが3人以上だと子育ち、子どもの数が多いと子ども同士で育つ部分があるので、親の負担は少なくなります。
 子育ててでは手抜きも必要です。現在のお母さんの中には、うつ病、パニック障害が少なくありません。手抜きのできないお母さんがなりやすいように思います。

A「100点とったよ」小1男子

悪い例:「また、とってこられ。」「嘘つかれ。」
      「クラスで何人おったがけ。」「○○君何点やったがけ?」

 比較をするのはやめましょう。
よい例:「あら、お母さんうれしいわ、ありがとう。」
 うれしいありがとうは子どもに負担を感じさせません。今の子どもはガラス細工のように繊細なのです。

B「兄ちゃん、いじめた」小2女子

けんかの仲裁は子どもの目の高さで、「○○ちゃんはどうしたいの?」と声をかけてみましょう。子どものけんかは親が裁かない。本人に考えさせることが大切です。

C「何で万引きね」小3男子

手を握り、目をみつめて、「○○ちゃん、ごめんね。お母さん悪かったわ、忙しくてあなたのことよく見てあげられなかったわ。」と言うのはどうでしょうか。「どうして、、」というのは禁句です。子どもの存在を否定しないことが大切です。

D「何で勉強せんがけ」小4男子

「今日習ってきたことをお母さんにも教えてよ。」
  勉強しなさいというと反抗します。

E「私、死にたい」小5女子・「何で生んだが」中2男子

悪い例:「あんた、だらなこといわれんな。」
よい例:「お母さんもそんな時期あったわ、わかるわ。」
子どもの気持ちを受け入れて安心させてやりましょう。

F「くそばばー」小6男子

悪い例:「もう1回言うてみられ!」
よい例:「女としてみてくれてありがとう。」「いよいよ○○ちゃんも思春期だわね。」
ユーモアも交えて、軽く捕らえましょう。皮肉をこめたスマートさを持っていたいですね。

 

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