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更新日:2022年11月24日
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「親はなくても子は育つ」ということわざがあります。子どものなかには育つ生命力や仕組みが最初から備わっているので、それを十分に働くようにしてやるのが子育て上手のやり方です。
ウルトラD級の技術をこなす体操の名選手でも、一生のうちに獲得する最も困難な運動技術は、「立つこと」と「歩くこと」だといわれます。物を横にすれば安定しますが縦にすれば倒れやすくなるのは、底面が小さく重心が高なるからですが、赤ちゃんが立つのは、あの小さなアンヨの上に、四頭身の頭、ポコンとふくれたお腹、おむつカバーのおしりを乗せて重心をはずさないようにしなければならないわけです。その上に歩くとなれば、交互に重心を移しながら足を進めるわけで、至難の技なのです。ところがどの子も、満1歳の前後に、それをやってのけているではありませんか。それは、お父さんもお母さんも立って歩いているということがモデルになり、自分の中に力が育ってくると必ずそれを使おうとする「自発的使用の原理」によって「つかまり立ち」をし、「つたい歩き」をし、「よちよち歩き」をするという発想のプログラムに沿って、自分の意志で挑戦し、何度失敗しても繰り返し練習してマスターしているのです。
それをお父さんもお母さんも、「立った、立った」といっては喜び、「歩いた歩いた」と言っては喜んで、子どもが倒れたからといって決して「ダメじゃないか、やり直し」などと責めたりしないはずです。成功を喜び、失敗を責めず、子どものやりたいことをしっかり見守って育てる――これこそ子育ての極意といえるでしょう。反対に、親の思うように子どもを動かそうとしたら必ず失敗します。歩行訓練などしたら、発達は妨げられてしまうのです。
赤ちゃんは泣くことによって空腹やオムツの始末を訴えます。その願いを「ああ、よしよし」とかなえてくれるお母さんのおかげで、乳児期の発達課題である愛情や信頼感が培われるのです。乳児期にはその上に自立心や自律感が身についていかなければならないのですが、それは遊びを中心とする幼児らしい生活の中で達成されます。親子が自然な愛情の中で、その時期にふさわしい生活をするならば、子どもらしい活気やけじめのある育ちが目に見えるはずです。
子育ての楽しさを十二分にエンジョイなさってください。
子育ては、ほんの一時とはいっても、大変なものです。ましてや、二人、三人ともなると、忙しさも増しますね。
~先輩ママたちは、こんなふうにしました。~
先輩ママA
寝不足等が続き、精神的にも肉体的にもつらく、外出もできない時は、ストレスもたまり、自分だけが・・と思う時もありましたが、夫や友達、または、同じようなふたごやみつごをもつお母さん達と話(電話、メール、つどいの参加等)をし、同じように悩んでいることがわかると、少し安心しました。また、育児のヒントも得ることができました。
先輩ママB
外出はなかなか大変ですが、家族や近所の人に子どもを預かってもらい、一人で外出しました。また、一緒に外出につきあってもらい、子どもも私も気分転換をしています。
先輩ママC
手助けや応援があるときは、お願いできることは、なるべく、お願いをしました。近所の方(お隣りの方、同じ子育て中のママや、先輩ママなど)や友だちが買い物をするとき、ついでにと頼むこともありました。
先輩ママD
サークル活動や親子のつどいの参加が、ストレス解消になりました。赤ちゃんの時は、ふたごのお母さんたちの集まりに、2~3歳以降は、地域の親子サークルに参加していました。
先輩ママE
毎日が慌しく過ぎていきましたが、ある時から優先順位を考えて家事をするようにしました。また、手を抜けるところは抜くようにし、完璧を求めないようにすると、気が楽になりました。
赤ちゃんによって離乳食の進み方や食べる量がそれぞれ違います。今は、進み方や量にこだわるより、いろいろな食品に慣れさせることが大切です。赤ちゃんの機嫌、顔色もよく、元気で体重が増加していれば特別心配はいりません。離乳食を無理に食べさせようとすると、その後嫌なイメージが残り食べてくれなかったりします。あせらず、無理強いしないで楽しみながらすすめていきましょう。
赤ちゃんのほうから要求して食べるのであれば、目安量を上回っても心配ないでしょう。赤ちゃんの食欲にも多かれ少なかれ波があるのが普通です。今、よく食べ、よく飲み、どんどん成長すれば、あと何か月か先には、きっと食欲が停滞するときがやってきます。また、むら食いが始まったり、ハイハイ、つたい歩きなどが上手になり、体を動かし、消費するエネルギーが増えていくため、次第にスリムになっていきます。食欲が旺盛な乳幼期の肥満はあまり心配することはありません。
乳児期では、母乳やミルクの量が足りているかを体重増加などを指標にしてチェックしてください。体重増加が不良であればミルクを補充してください。乳児期以降は、繊維質、水分の不足がないか、食事の摂取が規則的かつ十分かなどをチェックしてください。また、硬い便で排便痛があると、便意があっても排便を我慢したり、排便のしつけが厳しすぎて排便ができなくなったりすることもあります。このような時は、毎日決まった時間にトイレに行かせる、トイレを明るく楽しく飾り恐怖心を取り除くなどの工夫をしてください。
アトピー性皮膚炎は、治るまでに長く時間がかかります。根気よくあせらないで取り組みましょう。
アトピー性皮膚炎と上手につきあうためのポイントは、
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