Q.遊んでばかりいる子どもですが、家事を手伝わせたり、言いつけをきくようにしたいと思います。注意することなどお聞かせください。

A.「生きがい」を支える大きな柱は、人に喜ばれる、人の役に立つ、人から必要とされる、ということではないでしょうか。これは人間として幸福に生きるために大切な、尊い性といえるでしょう。
1歳前後の子でも「新聞は?」「これ」「お父さんにあげて」「どうぞ」などと渡して嬉しそうにする役割行動を示します。少し大きくなると親の仕事をまねて自分でもしたがります。例えば掃除機を使っているとそれを使いたがるなどがそれで、足手まといになるとか、かえって散らかるとかいうことが少なくありませんが、それをいやがらずに仲間に入れてやると、喜んでするようになります。新しいことに挑戦したり親と一緒に部屋をきれいにできたという満足感が子どもを成長させます。食器を運んだり、郵便物を取ってきたりということも、強制でなく、すすんでするのを喜ぶことが大切です。こうした段階を経て、「言いつけ」つまり人の依頼に応えることもスムーズにできるようになるでしょう。みんなで分担協力して楽しい生活を作る喜びを知るのは一生の宝です。

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