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子育て相談より

画像平成15年7月~平成18年3月 KNBラジオにて『子育てほっとRADIO』番組内で堀先生(子育てほっとライン電話相談員)の子育て相談が放送されました。

毎回大好評で、もう一度聞きたい、もしくは用があって聞くことができなくて残念という声にお応えすべく、当サイト内にページを開設いたしました。

放送月日 相談内容
平成15年7月14日 夕方泣き
平成15年8月4日 ことばの発達
平成15年9月1日 歯について、けいれん、夏場の水分補給など
平成15年10月6日 卒乳について
平成15年12月1日 おねしょ
平成16年1月5日 幼児のお絵描き
平成16年2月2日 おやつの与え方
平成16年3月1日 発達の受け止め方
平成16年5月10日 朝の支度に時間がかかる
平成16年8月9日 暑い夏を乗り切るアイデア
平成16年9月27日 妊娠中です。上の子のワガママは…?
平成16年11月22日 寝つきの癖を直したい
平成17年1月24日 夜泣き
平成17年3月14日 なかなかオムツがとれない
平成17年5月9日 片づけについて
平成17年7月11日 子どもを好きになれない
平成17年9月12日 6歳のなぜ、どうして?質問ぜめへの対応
平成17年11月14日 小学校入学に向けて
平成18年1月9日 親離れ
平成18年3月13日 幼稚園への転入
平成18年3月27日 小学校に入学するにあたって

夕方泣き

2歳になる女の子の母親です。
1歳半を過ぎた頃から夕方になると決まって泣き始めるんです。
晩御飯の支度をしようとしても、泣き止まず、ずっと私から離れてくれません。
もう半年くらい続いています。
どうしたらいいのかわからなくなってしまい、つい大きな声を出しては自己嫌悪に陥ってしまいます。
どうしたら夕方泣きが止むのでしょうか?
また、そんな時子どもにどう接したらよいのでしょうか?
夕方泣きってお聞きするだけでお子さんもお母さんも愛しくなりますね。
泣くというのは何か原因があるわけです。
夕方になるとお母さんが自分の方に向いてくれなくなる。そう感じてちょっぴり不安というか不満というか安心がなくなるからでしょうかね。
泣きたくなる、泣いてしまうというのは心からの訴えですから、まずは「はいはい、よしよし」というように、泣きたい気持ちをわかってあげる、泣きたい気持ちに添っていく優しさが一番大切かなと思うのです。
その上で「さあ、いっしょにごちそう作ろうか」というような楽しいパターンに変えていくのはどうでしょう。

ちょっとおんぶしてあげてもいいですし、エプロンの端をにぎらせながら声をかけたり、肩をとんとんしてあげるだけでも安心されると思います。

そのうちに自分から離れていって自分の遊びをはじめるかもしれません。

メニューによっては安全に気をつけながら、お手伝いさせてもいいでしょう。
野菜の始末などおもしろくていたずらのような感じでどうでしょうね。
「人参、赤いね。」「いっしょうけんめいできたね。」と暖かい言葉をドンドンかけてもらえば、うれしい時間になると思います。

夕方にならない先の空いた時間に段取りや下準備をされているでしょうが。お母さんが「今からお仕事するから泣かないで」と構えてしまってはいないでしょうか。

2歳になれば、しっかり回りがみえてくるし、身体全体でおとなのまねをしながら育っていく段階ですから、まずは心をわかってあげて、そのうえでその家なりの楽しいスタイルを作っていかれたらいいのではないでしょうか。応援しています。

ことばの発達

1歳半を少し過ぎた男の子です。
なかなか言葉が出てきません。
「マンマ」などのごく簡単な言葉でも、よその子と比べるとその数が極端に少なく、心配です。
まずは耳が聞こえて、お母さんが「さあ、マンマ」「はい、あ~ん」と繰り返しておられる中で「マンマ」が言えるようになった。子どもにとってはこんな大きな喜びはありませんね。

先日、あるパーティーで1歳6か月のお子さん、そばにいたおばあちゃんが席を立たれたので大きな声で、「アーアー」と声を出していました。それは「行かないで」とか「戻って」という表現であって一つのことばだと思って見ていました。戻ってこられたおばあちゃんが「はいはい」と声をかけられたのですが、全く“安心”の顔でしたよ。

子どものちょっとした声や表情に優しく丁寧に反応していくその繰り返しが子どもの言葉になっていくのだと思います。マンマがママ、ブーブ、ウンマ、ワンワンとふえてくることでしょう。

言葉を覚えさせたい、話させたいからとあせって、多くの言葉を聞かせることより、散歩の時などに、お母さんが「きれいな花ね。」「ほら、ワンワンよ。」「赤い自動車ブーブーね。」と本当に見せたり聞いたりする体験が大切ではないかと思います。

雨の日は絵本もありますね。
きっと好きなものが見つかって指差しを繰り返したりされるでしょうから、「犬がすきなのね、ワンワンね。」と声をかけてあげてほしいです。そのことで意味をもった言葉として自分のものにしていくと思います。

子どもって1秒も休まずに耳も目も働かせて大きくなろうとしています。好奇心もいっぱい、安全に気をつけられていっしょに遊んであげてください。お子さんの声や表情を大事にして、お子さんのペースに合わせてつきあっていくうちに驚くほどの言葉が出てくるでしょう。楽しみですね。

歯について、けいれん、夏場の水分補給など

7か月の子を持つ母です。
現在、下の歯が3本生えています歯並びがガタガタです。気になっています。
お昼寝の時に、頭だけがけいれんみたいにガクガクふるえて(10秒くらい)驚きました。その後元気だったのですが、病院へ行くべきだったでしょうか?もしかしたら水分不足だったからかなとも思います。
歯がガタガタしているの歯の隙間の関係でおきるので、乳歯が揃ってくると整然としてくるんだと以前歯医者さんに聞いたことがあります。(特別の処置は必要なし)
ずっと先になって永久歯になっても歯並びが乱れているようなら、歯医者さんに相談されてはと思います。赤ちゃんが機嫌が悪くてどうして?と思った翌日、白い薄い歯が出ていたというのもよく聞く話です。身体やらきげんに影響されながら生えそろうのですね。

頭をけいれんのように振ったのは1回だけでしょうか。
大人でも寝入りばなにふっと身体の一部が動くことがありますが、赤ちゃんの昼の体験から夢を見られたのでしょうか?
もしも、何度も同じようなことがあるようでしたら、よく観察したり、ビデオを撮ったりして病院で診てもらうのもいいでしょう。

頭を振ることと水分は直接関係ないとは思いますが、赤ちゃんにとって水分は大切です。
体重1kgあたり、150ml必要と言われています。おっぱいやミルクを十分飲んでいれば水分も足りていることにはなりますが、散歩のあとや湯上りに湯冷ましやベビー用のお茶やジュースをあげてもいいですね。冷たい水は新しい味覚の体験といいます。新陳代謝の上でもどうぞ飲ませてあげられたらと思います。

卒乳について

9か月になる娘を持つ母親です。
離乳食も順調に進んでいるのですが、母乳の回数が一向に減りません。
特に眠い時は必ずおっぱいを探しています。
どのように回数を減らしていけばいいでしょうか?
1歳になる頃には母乳を止めさせたいと思っています。
また、「フォローアップミルク」は必ず必要ですか?
9か月、、、、這い這い、御すわり、つかまり立ちやら新しい挑戦を始めておられるかなと思います。

舌でつぶすことも、歯茎で噛むこともゴックンすることも上手にできる、離乳食が順調に進んでいらっしゃるご様子、うれしいですね。

さて、母乳のことですけれど、お子さんの吸い方、飲みっぷりはどうなのでしょうか。
溢れるくらいの母乳でも、離乳食で満腹になっていれば、ほんの少し飲んで機嫌よくなったり、寝てしまったり、、、、。
逆に母乳が細くなっていて、離乳食も十分でない場合はいつまでも吸い付いていることもあります。

吸いっぷりで離乳食の質と量を判断されるのも大事なことだと思います。

1歳までにおっぱいをやめさせたいという思いやあせりをすぐに子どもは見抜きます。そしてますます大事なおっぱいを離さないでおこうということになりかねません。逆におっぱいどうぞどうぞと開き直りの気持ちをもったほうが子どもに安心感を与えるのではないかと思います。

その一方で今お子さんがしようとしていること、遊びを思いっきりできるような環境を作ってあげて下さい。
身体を使って満足して空腹になり、離乳食をというリズムを徐々に作って、子どもを満足させながら進めていけば、母乳が主役ではなくなっていくかもしれません。
夜もしっかり食事と水分を取れば無理なく熟睡に入っていけると思います。安心のためのおっぱい探しも次第になくなって、お母さんのほうが寂しくなるかもしれませんよ。あせらないでいきましょうよ。

お子さんが1歳になったらお仕事をしたいとのことですが、あと3か月あります。子どもの成長は早いもの、あたたかく向き合ってほしいと思います。

フォローアップミルクについては、母乳の場合は必要ないと思います。

おねしょ

3人兄弟の末っ子の3歳の女の子です。
毎晩おねしょするので困っています。
夏にはオムツがとれて喜んでいたのですが、最近は毎晩失敗してしまいます。
夜だけでもオムツをはかせようかとも思うのですが、本人は「いや!」と言います。
上手なおねしょ対処法はないでしょうか?
12月、冷えてきましたね。おしっこやおもらしも多くなりますね。

失敗は当たり前でも「やがて治る」とただ放っておいたり、注意ばかりしてはと気になります。

日中ですと、「トイレ?」とお母さんもいっしょに走っていって「よくがまんできたね。」「いっぱいでたね、えらいえらい。」という方法で膀胱に貯める=がまんするということを身体で覚えていかれると思います。たまには、「パンツ濡れてる?」「ううん、濡れてない。」「パンツよろこんでるねえ。」というように少しオーバーなくらいに認めてあげてはいかがでしょうか。

まずは、イライラせず、あせらず気長に関わってくださることでしょうか。

お子さんは「オムツいや!」と意思表示されていますので、「何てえらい子」と改めて抱っこしてあげ、満足させてほしいですね。

夜は一人寝でしょうか?お母さんと一緒でしょうか?眠る環境も大事ですね。

親の治って欲しいという気持ちが強いと、何気ない注意にもとげがあって子どもの心を緊張させてしまいます。
上のお子さんたちやお父さんにも「またー」「まだーきたない」など言わないように約束してもらってお母さんと同じように気長な気持ちでいてもらいましょう。

また、お母さんの遊び心で「ママもおしっこっておきますように」と、おまじないというか、暗示をだいじにされるのも一つのやり方です。

ご存知かもしれませんが、『みんなうんち』という絵本の一節を紹介しますね。

魚もうんち とりもうんち 虫もうんち
止まってうんち 歩きながらうんち あちこちうんち
決まったところで 大人もうんち 子どももうんち おまるでうんち
かみでふいて 水で流して 生き物は 食べるから みんなうんちするんだね

3、4歳児が何回も読んで読んでという絵本のようです。
お子さんが気付いていくためのお手伝いになると思います。
お子さんがトイレでいい気持ちでできるようにどんな遊び心が似合うかなと期待しています。

幼児のお絵描き

4歳になる女の子の母です。
ただ今、娘は女の子(人)を描くことに熱中しています。
この年ごろの子はどこまで描けたらいいのでしょうか?
手とか足の存在はわかっているようですが、胴とかスカートとかズボンなどがいまいちです。
親が教えることはダメなのでしょうか?
 今、人物の描き方を教えるべきか、というお尋ねですが、その必要はないと思うんです。

人物を描くまでの発達の順序をお話しますね。(絵の先生が話されたことですが)

1歳前後・・・指に持った物で点々そしてすーと横に線をひくようになる
2歳前後・・・ぐるぐると丸を描き、顔、目々、お魚などと名前をつけながら楽しむようになる
3歳前後・・・その丸に手足がついて描くことがもっとおもしろくなる
4歳前後・・・アンバランスだけど胴体がついてくる
5歳前後・・・頭でっかちだが人らしくなる

大まかにお伝えしましたが、お子さんの今までを思い出されたでしょうか。
個人差がありますから、絶対に比較はしないで下さいね。

これからいろいろな形が描けるようになるとチューリップや女の子の髪型など毎日夢中になって描く時期が来ると思います。
「同じ物ばっかり」と注意したり、安易に「上手やね」とほめてしまうと、想像して描こうとする力をそぐと言われているんです。
気をつけたいですね。
毎回同じことを繰り返しているようでも、大きさ・色・形どこかが変化しているはずだと見て欲しいですし、その変化に気付く優しさが大事でしょうか。

絵をかきたくなることは、雪で遊んだ、家族でお出かけしたなど楽しいことがあって絵を描きたくなることもありますし、友だちとケンカした、ペットが死んだなど悲しい気持ちを発散するという一面もあります。

教えられて描くのではなく、子ども自身がお兄ちゃんたちの絵をまねたりしながら描くうちに、やがて上下、空と地面の関係を理解していくものです。

今、大事なのは描きたい時にいつでも描けるようにサインペン、鉛筆、クレヨンや、自由にかける紙など環境を整えてあげることでしょうか。

また、描かれたものの中から成長の証としていくつかスクラップされるのもお子さんといっしょに喜び合える宝物にならないかなと期待するところです。

おやつの与え方

保育所に子どもを預けています。
子どもを家に連れて帰ってくると、もうお腹がぺこぺこで「なにか食べたい」となります。
当然夕ご飯は準備できていないし、子どもの機嫌は悪くなるで、つい「おかし」となります。
お菓子の上手な与え方、夕ご飯への上手なつなぎの方法を教えて下さい。
今日は「おやつ」というか「お菓子」の与え方についてですね。

腹ペコでなくても「おやつ」と聞くと、大人でも心が和んで「早く片付けて」と一生懸命になってしまいます。

「おやつ」って本当にうれしくて楽しいものですが、この場合「おやつ」=「お菓子」にしてしまうとお菓子の種類や飲み物の変化という簡単なアイディアになってちょっとさびしいです。
「おやつ」も「食事」の大事な一コマとしてとらえれば、自然に栄養とかバランスとかの考えで食事のつなぎにならないかなと思います。

そのことを考えるとき、お子さんの腹ペコの満足心の満足との両面を大事にしてほしいのです。

一つは、保育所や幼稚園の中で4歳児同士のつきあいがあります。遊びながら、力を出し合ったり、けんかもしたり、がんばることも、がまんすることも体験しながら、5歳児への勉強をしています。その勉強の場から甘えられるアットホームの家庭へ戻ってくるんだとわかってあげてほしいです。
例えば、4歳児ですから2/2月曜日○○は元気に家に帰りました。お母さんとてもうれしいですと言葉で伝えたり、手をつなぎながら歩いたりしてきげんよく迎えてあげる心の満足のことです。

もう一つ、腹ペコの願いは、食事の一コマとして考えてあげること

実行されているお母さんの一例をお伝えしますね。

  • 小さな小さなおにぎりを作っておく
  • パンのこともある
そんな時は夕飯はおかずを中心に食べてくれればいいと見ているそうです。

  • お茶とポッキー2本とおせんべ1枚をお皿につけて出す。
お母さんもいっしょに食べて、ほんのちょっとのひとときを子どもと向き合って楽しむようにしておられましたよ。

  • さつまいもやバナナの時は、切って楊枝をさして
    また、人参を小さく切って煮ておいて、板ずりしたきゅうりの切ったものと交互に串にさして
そんな工夫の中で、嫌いだった人参を食べていて、本当にうれしかったとおっしゃっていました。

お腹のすきすぎも食欲に影響するものです。食事前30分程ですと、ヨーグルトやゼリー・プリンなどにしているそうです。

給食で何を食べたかにもよりますけどね。

こんなひとときのあと、「さあ、夕ご飯の準備するね。」と仕事にかかればいいと思います。もし、「お手伝いする。」と言われれば、野菜洗い、皮ひき、食器出しなどいろんな力を借りて下さればどうでしょうか。

ドーンと一杯、好きなだけではなくて、子供のときからおやつも食事の一環としておもしろい親の演出というか、ちゃんとした形を見せていくって大事かなと思います。
きっと「明日は?」とこのおやつの時間を待つようになられるだろうと私自身反省しながら期待するところです。

発達の受け止め方

1月20日で1歳になった息子のことで悩んでいることがあります。
自分の思いどおりにならないと、人の頭を「アッ!!」ってたたいたり、近くにある物を投げるんです。
人をたたくのをやめさせたいと、頭をたたくとき、その手をペチッとたたいて、「ダメよ!!」って注意してもなおりません。
今年から保育園へ預けようと考えているのですが、この調子だと不安です。
私の注意の仕方が悪いのでしょうか?
もう1歳2か月をこされましたね。
這ったり、立ったり、歩いたりして、きっと目に見える不思議な世界が広がっているでしょう。
子どもって、1秒も休まず、自分の主張を芽生えさせながらまっしぐらに育っていくんですね。

今思い通りにならないと、たたく、投げると話されていますが、思いっていう一つが、案外、ママこっち向いての合図だったりしますよ。

今までお母さんの顔をなでたり、手を引っぱったりたたいたりしてお母さん研究をいっぱいすまされたかな?
ボクにパチンとされて「痛い!!エーンエーン」って泣きまねなどは、「イナイイナイバー」のようにおもしろく、またパチンとしてしまうこともありますから、遊んでるんです。

一方、お母さんのひざやらおっぱいから離れてみた新しいものの発見と探検があります。
みたものあるものをすぐ手でつまむ、つかむ投げるなどして、一つ一つを確かめるこの時期、すべて練習期と命名される説もあります。このことは、目、耳、手足と順調に育っているからこそできる動きですね。

ことばはなくても、「これはあ?」「なあに?」と探検している時間だと見てあげてほしいです。それでね、ボクが一所懸命探検できるのは、お母さんがホームベースになってくれて初めてできることです。
そばにお母さんの身体と心があることの安心ですね。

お母さんが注意の仕方は、と気にされる優しさ、涙が出るほど尊く感じますよ。子どもから学ぶ、教えてくれているんだと思ってほしいからです。

「今、見たの、ボク初めてなんだよ、ママ―」って、さわってつまんだら、ほら!ママがペチ! 「ダメ!って言わないで」、、、、、そんな目で訴えていませんか。でも、夢中になっていますよ。何といっても練習期ですからね。

探検中、お母さんの反応を受け取りながらどんなことなのか、どうしたらいいんだと感じたりききわけたりみわけたりしていくんだそうです。

ボクの手にお母さんの手を重ねながら、その人の頭をなでて「こんにちは、よろしく」とか「頭はだいじだいじ、なでなで」とリズミカルに言葉をそえてあげたら、ボク、どんな反応されるでしょうね。

今は、ほめ方とか叱り方の先に、子どもさんの関心や興味をもったものにそって優しく丁寧に手短な言葉をかけてあげる、かけてもらう、お互いの練習期だと考えたいです。でも、そのうち、ワザと落としたり、バチャバチャにしたり、落ちているものを食べたりして、驚かせながらの探検もありますよ。必ずの通過点ですから、ぜひ、危険なことがおきないように100%の心配りが必要でしょうか。また、「これだいじなの」と片付ける姿を見せるいい機会ですね。

ですから、治そう治そうと思わないつきあい方、共に感じて遊んでの工夫が一番大切でしょうか。ペチン、ダメだけで心を押さえつけたら、お母さんの前だけおとなしくってっていうのはたいへんさびしいことですからね。どうぞ、ボクの変化を楽しんだり、いっしょに驚いたり、不思議を感じたり、また、大事にしてほしい願いを聞き入れてもらうように、お母さんとの間で温かく練習してくださることを願っています。そのうち、もっといっしょに遊びたくなられますよ。楽しみですね。そして、どうぞ安心して保育園へお預け下さいね。

朝の支度に時間がかかる

うちの息子は何かと手のかかる子です。
4月から近くの保育園へ通っているのですが、いつも遅刻です。朝、なかなか起きてくれないし、着替えも遅いし、食事をとるのも遅いです。こんなふうなので通園するのにかなり大変です。今後、仕事をすることも考えていますがこの調子だと不安です。どうしたらいいでしょうか?
朝、起きてくれない。着替えも食事もしてくれない。しかも遅刻。お母さんのあせりの気持ちが見えるようです。だけども、今はまだ手をかけてほしい時期です。まずは、当たり前の姿なのだと楽な気持ちで向き合ってほしいのです。
保育園生活が1ヵ月過ぎて、ちょっぴり楽しみが感じられると思います。お母さんとしては「今日、何してきたの? 何食べたの?」とあれこれ聞きたいでしょうが、自分から話してくれるまでじっと我慢するのもお子さんの負担を軽くするコツでしょうか。楽しみが増えれば必ず何か話すでしょうし、朝の目覚めや着替え、食事も徐々にスピードアップして遅刻もなくなるでしょう。
と言いましても、親の願いとして「生活習慣を身につけさせたい」「こうあってほしい」があると思いますが、「一人でしなさい」「さっさと起きなさい」 さい!さい!と命令やら要求だけでは一人でやる力にはならないと思います。

手をかけながら子育てすることに焦点を当てて考えてみましょう。例えば、夜パジャマに着替える時に「あら大変! 9時よ。ママとパジャマのズボンをはくのだけ競争しよう!ヨーイ、ドン!」と面白くつきあったり、「ねぇ、パジャマのボタンだけど、ママがひとつだけ留めてあげようか?」とお子さんの気持ちを確かめてあげるのは、"甘えていいよ"、"お手伝いするよ"という親の姿を見せる意味で大切です。
また、子どもの遊び心をくすぐったり応用することが一番大切かなぁと思っています。「あれ?! もうできたの! ママびっくりした!!」などと発見した親の気持ちを伝えられたらいいですね。
翌朝、「にこにこ顔で起きたね! ママもにこにこだよ! やっぱり昨日の夜9時にお布団に入ったからかな?」「さぁ今度は着替えだぞぉ~!」と面白くして下さって、子どもの一生懸命の力をすごい! すごい! と認めてあげてほしいです。子どもは認められながらエネルギーを使って体得し、やがて自立していきますから・・・。

忘れないでほしいのは、お子さんの出来事をパパに伝えてほしいことです。子どもが育つことを喜び合うママとパパの温かさが子どもの安心のもとになると思います。集団になじむカギは生活習慣の自立と言われるのですが、今はお子さんと一緒に遊びながら、ママの賢い手抜きを考えて再出発してみてください。子どもの順応する力は強いですから、その力を手伝う気持ちで向き合ってほしいと思います。そして、お休みの日には、パパの匂いをプンプン感じさせて外で遊んでもらってください。

暑い夏を乗り切るアイデア

幼稚園が夏休みに入り、5歳の息子は毎日家でだらだらしています。昨年までは、真夏とはいえ「体に悪い!」とエアコンをあまりつけないようにしていました。今年もエアコンをつけないで過ごしていたら、あっという間に息子の首、ひじの内側、背中にまであせもができてしまいました。また、連日の暑さで食欲も落ちて1kgほどやせてしまい、心配しています。
あせもの治療のために、と思い最近は日中からエアコンをかけて過ごしてみたところ食が進むようになり、あせももよくなりましたが、今度は「寒い」「だるい」を連発します。一体どうしたらいいのだろう?と悩む毎日です。何かよい方法はないでしょうか?
息子さんの夏休みでお母さんは大奮闘ですね。エアコンを使うことであせもが少しおさまったり、ちょっぴり食事も進まれるようで、ほっとされたことでしょう。やはり気になるのは、「寒い」「だるい」の連発ですね。冷房病などと聞くこともあります。エアコンの使い方に秘訣がないでしょうか?きっと寝やすいように温度設定やタイマーを使っておられると思いますが、大人が冷えを感じる時、子どもの体温はぐっと下がっていないでしょうか。冷えすぎない気配りが一番大切かなぁと思います。

私たちの身体はまわりの環境に敏感に反応しています。例えば寝る時にタオルケットを掛けていても夜中に跳ね除けたり、冷えてきたらちゃんと引っぱってまた掛けますね。大人は無意識にしますが、子どもには赤ちゃんの時から大人が夜中に動いて守ってこられたと思います。これは幼児期もまだまだ必要でしょう。
あるお母さんは赤ちゃんの時から背中にガーゼやタオルをあてて、汗をかいたらさっと取り換えているそうです。夜中は特に汗を多くかきますので、いいアイデアだと思います。また、寝冷えを防ぐ意味で腹巻きはどうでしょう。最近は忘れられがちですが、お腹を冷やさないためにも大切だと思います。
息子さんの好きな色やキャラクターの描かれてたタオルで2,3枚作ってあげられたらどうでしょうか。「今日は、これ!」と喜んでつけてくれて、お腹を暖めてくれると思います。そのうち腹巻きの紐のしばり方も上手になられるでしょう。

食事についてです。1kg体重が減ってご心配されたでしょう。今、食欲がないのは当たり前くらいに考えられて、無理をしないで好きな物や消化のいい物を用意されるのはどうでしょう。暑い時期ですので、水分もたっぷり取るといいですね。どうぞリラックスされたらと思います。
でも、買い物やごちそうづくりのお手伝いは息子さんの力を借りてほしいです。その上でいつもとは違ったお皿に量を少なく盛りつけてみられるなど工夫され、「早く食べたいなぁ~。待ち遠しいなぁ~。」くらいの楽しみを持たせてほしいです。またこの時期、白いご飯より栄養的に炊き込みご飯が食欲アップに効果があるようですよ。考えるだけで心が温かくなりますね。こういう工夫で体力をつけられ、「寒い」「だるい」を跳ね返してくださるように祈っています。

「暑いね…。嫌だね…。」を何万回言っても解決しないものですから、十分に汗をかいて遊び、シャワーをして快適にしましょう。お父さん、お母さんの元気が一番のポイントでしょうか?精一杯暑さと遊んで体力をつけてあげてください。応援しています。

妊娠中です。上の子のワガママは…?

2歳の息子の母親です。私は、妊娠中で、体調が悪いことが多く日々の生活もしんどいのです。
ところが、息子はあたらしいきょうだいの誕生に敏感なのか、急にわがままをいうようになりました。自分の要求が通らないと、時には床や壁に頭をぶつけて大泣きします。泣くからといって、要求をきいていたら超ワガママな子どもに育ってしまうように思って心配です。産後のことを考えると、上の子のワガママがさらに進みそうで、今からめまいがします。
なんとか、このワガママにうまく対処して、さらには下の子が生まれてからもよいお兄ちゃんとして接してほしいのですが、甘い考えなのでしょうか? 最近ちょっと憂鬱です。
お二人目を授かられたのですね。おめでとうございます。
生命が宿るのは、大変なことですね。お母さんの食欲はいかがでしょうか? 2歳の息子さんの食事も気になります。

お子さんは今、お母さんと同じように心も身体もきっとしんどいはずです。もしかしたらお母さん以上かもしれませんよ。お母さんのおっしゃるとおり、子どもはとても敏感で、見事に反映しますね。 私が幼少のころから、『下の子がお腹にくると上の子はあとみ患いとかおとめ患いをする』という話をよく聞きました。上の子が今までとちがってきて育児が難しくなってくる、ということです。昔の人は、こんなふうに聞かされながら上の子と向き合ってこられたのですね。今は、赤ちゃん返りという一言で理解されています。

子どもは、心を丸ごと言葉では言えないですね。
『お母さんは苦しいんだ…。だから、言うことをききたい。……。
がんばってるけど、ぼく、できないんだ。無理なんだ…。だって寂しいんだよ!もっと赤ちゃんでいた~~い!!』
お母さんにそんな気持ちに気づいてほしい、わかってほしいとダダこねをしたり、頭をぶつけているのだと思います。

お母さんは妊娠中で気分が悪かったり、しんどかったりするでしょうが、『ちょっと、おいで。』とひざを貸してあげてください。抱っこしたり、手をつないだり、お話したりも今まで以上になさってくださいませんか。それからもうひとつ。いっぱい微笑んであげてほしいです。こうやってお母さんに向き合ってもらうことによって、お母さんを苦しめている不思議なことへの不安や、お母さんを取られてしまうように思う上のお子さんの寂しさが、だんだんと安心に変わっていくと思います。

生命をつなぐ基本は「仲良し」だといいます。上のお子さんの気持ちは、やがて落ち着いてくるでしょうから、そうしたらお腹の赤ちゃんと仲良しになれるように、そっと耳を当てさせたり、声をかけさせたりして一緒に誕生の時を待つようにされたらどうでしょう。

今、一番大事なのは、上のお子さんがまだ赤ちゃんでいたいんだ、寂しいんだという愛しい気持ちにお母さんが心を注いであげることではないでしょうか。子どもは皆、いい子になりたいと思っています。
明日は十五夜です。ぜひ、お父さんとも一緒に満月を眺めながら十分甘えさせてあげてください。

寝つきの癖を直したい

3歳の女の子のことで相談します。
母乳で育てていたのですが、夜寝る前や夜中の授乳を続けていました。そのせいかなかなか断乳がうまくいかず1歳8ヵ月ごろおっぱいを欲しがらなくなり、「これで私もぐっすり眠れる!」と思ったのですが、おっぱいの代わりに就寝前や眠りが浅くなったときに私の手を握ならいと(いじらないと?)眠れないようになり、3歳を過ぎた今でも毎日寝る前と夜中に私の手(指)をさわらないとダメなのです。ただ、そっと握るのならまだいいのですが、娘の爪の先で私の爪と指の隙間をくじるので痛いし、毎晩何回もされると私はとてもストレスを感じます。なんとかこの癖を直したいのですが、どうすればよいのでしょうか?(我が家は部屋が少ないので別室で独り寝をさせることはできません)
一生懸命にお子さんと向き合っておられる正直なお母さんだと思いました。
まず、私が今のお子さんの気持ちになってみますね。
『ママ~! もうおっぱいいらないよっていうまで飲みたいのに。。。寝るときだって、ちょっと飲んだらすぐ眠くなるんだよ。飲んじゃダメっていうから、寂しくってママの指を持って、そしてね、爪で遊んじゃうの。
ママは痛い、痛いっていうけど本当にママと二人だけの時間だもん! ママ、痛い? ごめんね。遊んでるとおまじないがかかったみたいに寝てしまうんだよ!! 別の部屋で独りで寝るなんて、そんな怖いこと、ママーいや、いや!!』

こんな気持ちがあるかもしれません。

まず、おっぱいのことですが、おっぱいって心と身体の成長のための栄養の素です。そして、免疫もたっぷり含まれています。十分に飲んで飲んで、やがて必要としなくなるとき、子ども自身が自分に一番いい時期を選んで「卒乳」という姿になります。
やめさせたい、やめさせたいとあの手この手を使った「断乳」の形は今、見直されていますね。どうぞ次のお子さんのときの参考にしてください。

さて、お母さんのおっしゃる寝つきの癖ですが、子ども自身がつくり出した安定剤なのかなと思ってしまいます。寝つきの癖はさまざまです。
暗い部屋は、いや!、指しゃぶり、ガーゼのハンカチ、タオル、毛布、お気に入りの布などなど。こういうものを口の回りに当てる。軟らかいものを好む子、固めの方がいい子などまちまちです。ぬいぐるみも同じで大切な寝つきの友だちで、日中も離さない子もいますね。
感触なのか匂いなのか、子どもの心を惹きつける"癒し"の不思議さを『だから、こうだ!』という結論づけはとても怖いくらいです。

あるお母さんの思い出によると、1歳頃にマスコット人形と一緒に寝て、2歳頃「コンバイン~!!」と右回りに自分の布団を周ってから入ってお話やリズムのはっきりした歌を喜んで聴きながら眠りについたそうです。3歳頃になると「背中を掻いて!」と要求されてそれに応えたり。。。成長やその時期の経験で寝つきの儀式が変化していったとのことでした。

また、別のお母さんの思い出は、お子さんがフード付きのフリースジャンパーが大好きで、特に衿の部分をやはり口の回りにそっと当てて寝つくことが小学4年生まで続いたそうです。成長につれ、フードを切り取って使っておられたそうですが、5年生で初めての宿泊学習にそのフードを持って行くか行かないかを悩んだ末、お子さん自身で持って行かないことを決めて参加し、その後この寝つきのフードはふっきれたそうです。

このような心の安定剤になる有形無形のものは、「絶対の宝」ですので自分が汚しても他人には触れてほしくないし、勝手に洗ったりすると騒動になるんです。でも、いつかは卒業していきます。成長の1ページにすぎないと思うと愛しくなりますね。

何かのきっかけで作り出した形(儀式)が何かのきっかけで変化していくと考えると無理に条件は出したくはないのですが、ご相談のお子さんの場合、コチョコチョとくすぐりを楽しませて、好きな歌を歌ってあげたり、コチョコチョのくすぐり遊びのあとにお話や絵本を一緒に楽しんでみられるのはどうでしょう。手指、爪の刺激より優しくくすぐることの心地よさや安心できることが見つかるかもしれません。

また、初めから「ママ、痛いからやめて。いやだからやめて!」とおっしゃらずにごく自然にくすぐってあげるといいと思います。

子どもは心が本当に満たされたときに変わるといいますからね。長いおつき合いになるかもしれませんが、必ず卒業していく成長の1ページです。安心感と満足でぐっすりと眠りにつけるようにお願いします。

夜泣き

子どもの夜泣きのことでお聞きしたいことがあります。
我が家の息子は、ただ今8ヵ月。とても小さく生まれましたが、順調に育ってくれています。ただ、ひとつだけ本当に困っているのが「夜泣き」です。毎晩毎晩、1時間から2時間おきにものすごい声で泣くのです。おびえて泣いているような泣き方で、まだ小さいから言葉ではなぐさめようがなく、ひたすら抱っこであやしていますが、ようやく寝ついたと思ったら、また・・・の繰り返し。
正直へとへとで、なんとか夜泣きがやまないか、と思っていますが、知り合いに聞くと2~3歳まで夜泣きする子もいる、と言われガックリきました。 このままでは、私の体がもたず、また育児休暇ももうすぐ終わるのに仕事になるのかどうかが心配です。
順調に育ってこられて8ヵ月。おめでとうございます。お子さんに合わせ。上手にかかわってこられたのですね。

でも、へとへとにさせられる「夜泣き」には同情してしまいます。特に、育児休暇の終わりが迫って、このへとへとの身体を何とかしなければ・・・とあせってしまわれるのでしょう。よくわかる!! と言いたいです。

夜泣きは、3~4ヵ月くらいから始まって1歳半くらいまでにはおさまるという説が多いですね。もちろん個人差がありますけれど。
一般的に夜泣きの原因はこれだ! と思い当たらずに何で! とひたすらかわいそうに思って抱いて歩いたとかしっかりと肌のぬくもりを感じさせたときが一番安定したよと聞くことがありますし、また、おむつを換えておっぱいを吸わせて寝かせて・・・、でも親の方が先に寝てしまっていたなどともよく聞きます。子育ての通り道なのですね。

今、お子さんはハイハイやつたい歩きとどんどん運動能力をつけていると思います。お子さんの成長に驚かれるでしょう。
人見知りはどうですか?人見知りは特に記憶力が育ってきた証しだと言いますから、周りを見てわかるし、言葉もよく聞くようになって日々知恵づきを感じられると思います。

発達ばかりにふれましたけれど、一生懸命かかわってこられまたこれからもどんどん育っていかれますね。まずはよく眠り、よく食べることが基本ですから、気分よく眠れる条件をつくってあげたいですね。

夜泣きが始まったときに、「おしっこが出たのかな?」「暑すぎないかな?」「鼻づまりは?」「お腹が空いていないかな?」「お腹にガスがたまって痛いのかな?」とクエスチョンをいくつも感じながら、背中やお腹をさすったり歌をうたったりされていると思いますが、お子さんが泣いて何かを訴えたときに、そばに同じ人がいて抱いてもらうぬくもりや安心が何より大切なのですから、この夜泣きの大変な時期が同時にお子さんとお母さんの一番密度の濃い時間になっているのかもしれませんよ。

「はい、はい、どうしたん?」と今までより優しく背中をさすりながら、空きっ腹、鼻づまり、おむつ、ガスのクエスチョンを察しておっぱいをあげたり少し相手をしてくださいませんか。

接するときに、「もう!本当に!!」とか「まだ?まだけ!?」という不満やイライラは必ずお子さんが同じ心の状態を映しとってしまいますからもう一度お母さんの優しさをアップした声かけで安心させてくださいませんか。
お子さんは、きっとそのことを待っていらっしゃるのかもしれませんよ。知恵づきの子どもとのつきあいの始まりです。
どうぞ苦しまない時間になりますように祈っています。もうしばらくですよ。

なかなかオムツがとれない

子どもは3歳4ヵ月です。春の訪れを感じる頃になったので、「トイレトレーニングを!!」と張り切っています。
ところが、トイレに連れて行ってもおしっこはしてくれますが、ウンチがうまくいきません。
「ぷぷぷ…」とそれらしい音がするのを察知して、「一緒にトイレに行こう!」 と誘っても嫌がり、真っ赤な顔をして部屋の隅で隠れるように「う~ん、う~ん」としてしまうのです。
おばあちゃんが、このままではいけない!とおまるを買ってくださいましたが、そこにも座りません。便意のないときは、「ウンチはトイレでね!」と話すと「うん、わかった!!」と返事をするのですが…。
なかなかオムツがとれないのが、とても不安です。
食べて、出してと当たり前のようですが悩みは多いですね。おしっこは自立されているのですね。おむつを卒業する時期は男の子も女の子も関係なく、どこに原因があるのかを考えるとすぐに解決の糸口が見つかるといわれます。
あせらずに原因を見つけてくださいませんか? きっと、もうすぐでしょうから。

お子さんが部屋の隅っこで"う~ん…"とするのが1回、2回となるとそこが安心の仮のトイレになるのは、どこの家庭でも通過していきます。きっと見て見ぬふりをして、そっとそっと守りの姿勢を取っておられることでしょうね。どうですか?

ひとつアイデアがあるのですが、ウンチが終わった頃、「もう終わった?」とか「がんばって出したんだね~」などと精いっぱい認めた上で、おばあちゃんの買ってくださったおまるに紙を敷いてオムツから"物"を一旦、出してみてください。「ほ~ら…」と色や形を面白く話してあげて「こんなにいっぱい出したんだね~。よかった! ウンチの誕生日みたいだね~!!」「さぁ、本当のウンチの家へ返そうね」とお子さんと一緒にトイレへ持って行かれ、「バイバーイ」と始末してみてくださいませんか?

こんな事が…?と思われるかもしれませんが、2~3回その事にエネルギーを使ってくださったら、その後、モジモジしたり顔色が悪くなったりのサインを出した時に、おまるかトイレ(=ウンチの家)に誘ってあげれば大丈夫だろうと思います。3歳と体は大きいかもしれませんが抱っこしたり、横についてあげたりと安心して出せるように応援してほしいです。

よそのお子さんと比較するとあせりを感じて、つい叱ってしまいますね。叱ることはおしっこ・ウンチの自立を長引かせるだけだと思いますので、そちらへエネルギーを使うより、お子さんが安心できるように接することにエネルギーを使われるといいと思います。また、いつまでも抱っこして!とか横にいて!とは言わないもので、必ず「ママ、あっちで待ってて!」と言い、心の成長がみられると思います。

ただ、この努力は家族全体の理解と同じ目線の協力が大切でしょうか。「いつまでそんな事を!」とか「母親の躾が悪い」「甘やかしじゃないの?」というような子どもの心を感じようとしない声(話)がお子さんに聞こえたら、それだけで「やっぱり、ぼく(私)は悪い子?」と思い込んで元に戻ってしまいます。それほど排泄はデリケートに影響を受けやすいのですね。

子どもって人間の関係を聞き分けたり、見分けたり、嗅ぎ分けたりを上手にして育っていきます。

オムツはずしですが、

  • 1歳半、2歳前からモジモジ泣くなどのサインがあったらおまるやトイレに連れて行く
  • オムツが濡れていない時に連れて行く
  • 2時間半~3時間、オムツが濡れていなかったら日中のオムツをはずしてみる
  • お昼寝の後、トイレに連れて行く・お昼寝中におしっこが出なくなったら昼も夜もはずしてみる
一応の見通しですが、一人ひとり育ち方の違いがあります。失敗は多いに許してあげて、ゆったりと接してあげるというのがポイントでしょうか。

初めに抱っこしてみて、「自分で!一人でする!!」とお子さんが言う時は、「あ、そう~。ごめん、ごめん」と子どもの言い分に添いながら言葉のやり取りをされることが、自信をもたせるコツかもしれません。

そこで「ここでおしっこやウンチをするもんだよ!」とか「本当にもう!!」などとトイレを恐くて嫌な場所だというイメージをなくしてあげられるように、ユーモアいっぱいに声をかけたり、気持ちを楽にさせておしっこやウンチを出したことを、お母さんから喜んでもらうようなちょっとした繰り返しが、きっといい方向につながると思います。

3歳を過ぎておられますので、オムツが汚れていない時の認め方ですが、「あれ?オムツでうんちをするのをやめたのかな? おまるかトイレの方がいいのかなぁ~ 本当にウンチの誕生日やねぇ、バンザーイ!!」というような明るさやユーモア、ゆとりがほしいと思います。
このようなことが何かヒントになればうれしいです。

片づけについて

3歳の男の子ですが、片づけるのが大嫌いで、家ではおもちゃを次々に出して遊びますが、どれも出しっぱなしで、次のおもちゃ、また次のおもちゃ・・・とあっという間に部屋はめちゃくちゃになってしまいます。
「片づけなさい」と強く言うと『逆ギレ』して「ママが片づけろ!」と暴れます。
アパートで部屋も狭いために、そのままにほったらかしにしておくわけにもいかず、結局いつも私が片づけています。
このままでは、片づけられない子になってしまうと心配です。
また、自分のことは自分でするように育てたいのですが、すべてこんな感じで人任せです。
どうしたら自分のことをきちんとするようになるでしょうか。
次から次へとおもちゃを出して、何かを巡らせたら精一杯遊べる素敵なお子さんで3歳をしっかり生きているようでうれしくなります。今、お子さんが夢中で遊べるということは「やりたいことがあるって素敵だな」って、そこにお母さんが優しく見ておられるからですよ。安心して目に入るものをどんどん出していけるのだと思います。

反対に、もし、3歳児でも片づけてから遊ぶのがいい子という大人の観念で「片づけなさい!」とか、「また出す!」「だめなの!」と一つ一つ注意したり叱りつけておられたら、やろうとする意欲や集中力を摘み取ってしまうと思うのです。また、口先というか言葉だけで「出してきたところに」とか、「元通りに」と押しつけても効果は無いように思います。それは片づけも遊びの時期だからです。どうしたらいいのということになりますと、お母さんが片づけておられるそのことを、おもしろく楽しく遊んでいるようにすすめてみられたらどうでしょうか。

片づけさせたい折りに片づけも遊びの延長のように見せていかれるのが大切かなと思います。

「この縫いぐるみさんは大きなこの箱よ、ハイ」
「電車の絵本はこの家かな」
「チビちゃん積み木はかわいいこの箱よ」

と言いながら、片づけを見せながら教えていくしかないと思って始めてみて下さいませんか。そのうち少しずつお子さんが真似ながら、遊びながら、分担されても平気でするようになられるでしょう。片付けも遊びといっしょのこととしておもしろくしていい気持ちを実感させて下さいませんか。

本当に部屋がすっきりした時こそ、「やったあ」「部屋が広くなったね」「片づけができたね」ときれい、気持ちがいいね、ありがとうと、ほめたり認められたりしてお子さんの気持ちを暖かくしてあげてほしいのです。・・・・一度ではなく気長に続けてみてください。その上で。「さあ、いっしょにテーブル出して準備準備」とお食事か、その時の条件に誘ってあげることでしょうか。

片付いた部屋は広く感じられ、でんぐり返りの日もあるでしょう、お相撲の日もあるでしょう。

気持ちよくお散歩や買い物に出かけることもできますよね。

子どもの片付けについては初めは10%、入学頃に50%できれば十分という学者もおられます。
どうぞ、お子さんの片付けも先ずは遊び心として見せたり見たりして学ぶんだと思っていただけたらと思います。

忘れられないこととして、今日の遊びっぷり、仕事ぶり、いっしょに片付けたことなど、ぜひお父さんにお伝えして、3歳児のこの時期の育ちをいっしょに考えてほしいのです。こんな風に十分に手をかけ、心をよせて育てられれば、やがて自信を持って進んで物事のできる子に育っていかれると思います。

おもちゃの量ですが、今関心がないものは黙って整理しておくのはどうでしょうか。なくなっていることに気付かれたら、「どこだ、どこだ」といっしょに探してあげ、物を大事にすることを知らせる機会になるかもしれません。また、見ていないようでしっかり見ている子どもさんの再発見にもなりましょう。

今、おもちゃ箱や棚を整理整頓しないと気持ち悪いという感覚はありません。叱責ばかりで育ててしまうと遊びも考えられず、熱中もしないし、攻撃的になったりして仲良くできないこともあります。片付けも遊びの一つとして体験させてくだされば、子どもの心を傷めずにしつけていけると思いますよ。期待していますよ、お母さん。

子どもを好きになれない

小学校3年生になる長男のことが好きになれません。
というのも、私のいやな性格ばかりうけついでいるからなんです。
男の子なのに運動はだめ、算数の文章問題や、作文も苦手です。
図工や音楽にも個性を感じることができません。
自分の子どもを愛せない自分自身に嫌気がさします。
夫には「長男の性格はお前が作っている」といわれます。
どうしたらいいのでしょうか?
親として、私も胸が詰まる思いです。

初めてお子さんが生まれられた時はどんなにか感動されたでしょうし、お母さんお父さん共に一生懸命だったことでしょう。それから約3000日程でしょうか、お父さんお母さんの匂いをかいで、しぐさを学びながらの現在ですね。

その間、小学校に入学されたばかりの頃は、学校という社会が重荷にならないように、きっと「いい子いい子、良かったね。」と努力されたと思います。今、学校生活が板について3年生になられたのですね。喜ばしいことです。

下のお子さんが何歳かわかりませんが、熱心にお子さんを見られ、考えたり、感じたりされるからこそ嫌な面も見えるのでしょうか。

特に不得手な部分として運動をあげておられますが、こんなことでどうでしょうか。

「お母さんと同じだ。やっぱり親子だね。」とあっさり認めながら、「でもお母さんは鉄棒の前回りなんかあんなに早くできなかったよ。」お子さんに安心をあげることが大事でしょうね。“お母さん、ぼくのことちゃんと見ているんだ”という安心です。

叱ったりきびしく接する時が教育、しつけと思われる方もおられるでしょうが、やっぱり手抜きなしにしっかりほめたり認めてあげたりしながら自信を持たせることが大事かな、と思います。

得手の部分を見つけながら不得手の努力やがんばりを見つけてお子さんの喜びと安心を持たせていく、ここが一番大切だと思います。「自分の子育て法にもどってみて!」とお願いしたいのです。

運動・算数・作文が苦手で、図工、音楽に個性を感じられないとのことですが、家庭の中でこそ、その芽がふくらんでくるものですから、お母さんの出番でしょうね。買い物の計算、手伝い、メッセージの交換もありますし、気楽に楽しそうに歌っているお母さんの声がお子さんの耳に届けば、とても幸せなひとときにならないかなと思います。お母さんも今3年生になったつもりでお子さんに聞いたり、教えてもらうようにされたらどうでしょうか。

私たち親のちょっとした工夫で子どもに信頼される関係ができると思います。

「甘えられる関係を作れることが大事でしょうね。」

やがて4年生、身体もたくましく、知識欲も旺盛になるのです。

自分以外の人や物が見えたり、考えたりして自分の中に取り入れられていく時期になられますね。

今から進んで物事のできる子どもさんへと応援が必要になると思います。

お母さんに認められてやる気になり、その喜びを気楽にお父さんに伝えることで、お子さんの成長に合った家族ができあがってくると信じています。お母さんもいろいろ心がゆれる中でこそしっかりと親と子の絆が深まるものですから。

お父さんも家族なんですから、お母さんといっしょに愛情を持って見守っていただきたいですね。
お母さんがお子さんを認める余裕をお持ちになればお父さん自身も自ずとかわっていかれると思いますよ。

応援したいと思います。

6歳のなぜ、どうして?質問ぜめへの対応

保育所の年長クラスに通っている男の子です。
毎日、朝から晩まで「なんで?」「どうして?」と聞かれ続けでほとほと困っています。
子育ての本などを読むと、「子供の疑問にはできるだけしっかりと答えてあげましょう。」などと書いてあり、私も夫も、できる限り答えるようにしていますがあまりにも「なんで?」がだらだら続いてくると、「いま説明したのに、聞いてなかったの?何がわからないの?」と半分怒ってしまうこともしばしばです。
本当に知りたいという気持ちがあるならば、真剣に答えたいのですがどうも、ただ口から「なんで」が反射的にでていることも多いように思えてなりません。
怒らず、いらいらせず、無駄な質問を省くにはどうしたらいいでしょうか。
学校の二学期が始まりました。
来年は、お子さん一年生の夏ですね。
身長何㎝位背が伸びるでしょうか、考えると楽しみですね。

お子さんは、年少、年中と進んでこられての年長さんだと思います。その間、お父さんお母さんが、話し言葉に耳を傾けてこられたのだなーと感じます。また、子育てについて、一生懸命本から学んでおられることも、とても嬉しく思います。

ことばの発達について、多分、本の中で理解されているでしょうが、3歳で約1,000語、4歳で2,000語、5歳で2,800語くらいと言われているのですが、3歳~4歳は倍になっています。この時期はなんで?これは?なにこれ?とたくさんの質問をしてきます。この質問期を十分体得しての現在ですね。もう一方、年長組となりますと、仲間関係がとても大切になって、自分たちで考えたり、つくりだすことに相当エネルギーを使いあうようになります。このような成長の時期ですので、家庭では、精一杯甘える時期かな?と思います。

今、どうして??と質問されることに、お父さんお母さんにしっかり応じてもらい、ホットな心を交換しあう楽しいひとときなのだろうと思うのです。僕にとってだいじな時間かもしれません。

提案ですが、お母さんの、怒らずいらいらせずに質問を省くようによりも、お父さんとお母さんと一緒に近くの公園で力一杯遊んだり、ちょっと行動に変化をつけてくださるのは、どうでしょうか。
秋は、お月様も星も綺麗に見える夜がありますね。十五夜から三日月になって、三日月から十五夜になっていく不思議を感じるのもいいですね。きっと、好奇心をもってくれないでしょうか。
蝉が鳴かなくなって、今は虫が静かな夜を賑々しくしてくれます。

自然の変化から知ることも多いですが、家の中にも、色や形のちがう物見つけや、日常使っている生活の道具なども面白い発見があります。
まな板って、・・・何するものかな。
フライパンは?・・・逆に聞いてあげたりすることもできますね。
ことば遊びとして、なぞなぞ、しりとり、お話づくり、新聞から安全について学んだり知らせたりもできます。ちょっとしたきっかけを工夫されて、面白く遊んでもらい、満足する中で、きっと質問に変化があると思いますよ。

ことばを豊富にさせたり、概念をしっかりさせるだけの目的ではなくて、楽しく遊ぶことが、仲間との生活に自然に活かされるだろうと思います。

私は、明るいお父さん、優しいお母さんにお会いできて、嬉しく思いました。
ありがとうございました。

小学校入学に向けて

次の4月には小学校へ入学を控えている息子はいまだに、ひらかなが上手に書けません。
保育所でも、少しずつ字を練習していますが鏡文字というのでしょうか。
「ま」のまげるところが反対になっていたり「ほ」「は」という字の左と右の線が逆になっていたりします。
毎日字の練習を見てやりたいと、とは思うものの遊びにも付き合ってあげたいし、勉強ばっかりもどうなんだろう?と悩んでいます。
小学校へ入学するとき、一般的にはどのくらい準備をしていくものなのでしょうか。
 約4か月後には1年生、みなさん同じでしょうが、いよいよだと家族の方の気持ちが高まりますね。

今、鏡文字や何をどこまで準備をと気にされているようですが、十分絵本の読み聞かせやお子さんの話をきいてあげたり、さまざまなことに一緒に関心を持っていく中で自然に文字への興味を持ってこられますよ。正月頃には不思議に力がついて1週間くらいでマスターする子を多く見ています。

そのうち、お母さんの書いた“ま”の字と自分の書いた字の違いもみえ、鏡文字も消えていくでしょう。

幼稚園や保育所では、かるたやすごろくなどおもしろくてたまらないお正月の遊びと、仲間があるからでしょう、この時期驚くほどの知的な発達をするので、創ったり話したりと自信をもって生活をするものですよ。

『どのような準備を』ということですが、今まで、箸の持ち方、食事の仕方、片付け、考え方まですべて親の様子を吸収し、育ってきているものですから、今、親もいっしょに入学するくらいの楽しみ方で生活を見直してみるチャンスになりそうです。

「お母さんも1年生にしてもらおう!」と、机の置き場所、かばんのかけ方、靴の出し方、後始末、そろえ方などを見せていくのも大切でしょうか。

また、食事時には、「今日ねえ、、、」と、お父さん、お母さんから気楽に生活話をするようにされると、「ぼくたちね」と一生懸命話そうとされるものですから、「フーン、そうかー」と先ずは聴き上手になっていくのも大事でしょうね。

生活の中で今のお子さんを丸ごと受け止めてどんな小さいことでも、「よくやった。」「よく聞いてたね。」と笑顔いっぱい、認めてもらうことで自由に考える力、チャレンジする力がつくでしょう。

入学は幼児から児童への移り変わる時期ですが、幼さは残っています。

「1年生になったから」「1年生だから」「1年生なんだよ」とあせらせたりおどしたりに1年生を利用してほしくないと思います。

草野心平の詩を紹介しますね。

子どもよ お座り
お前はさっき、石をもって
けんかをしていたね
そういうことはいけない
石をお捨て
人は少しでも自分と違う力を借りてはいけない


きまりを守る大切さを学んでいきますので、時には優しく叱ることも大切でしょうか。どうぞいっしょに1年生の夢につなげてほしいです。

親離れ

子どもが3人います。
上から6年生、4年生、3年生の全員男の子です。
実は末っ子の3年生が、いまだに一緒に寝たがるために子どもを挟んで川の字で寝ています。
「もう大きいから自分のベッドで寝たら?」といいますが、「いやだ!」といって自分のベッドでは寝ません。
上の二人は早いうちに自分のベッドで寝るようになったのに、末っ子だけが親離れできていないようです。
かわいいので、一緒に寝ているのはかまわないのですが、「この子はいったい何時まで一緒に寝ているのだろう?」と時々心配になります。
上手に親離れしてくれるには、どうしたらいいのでしょうか。
暮れからの雪は積もる一方ですね。自然に逆らうわけではないのですが、今日のように一時間でも多く、お日様に「顔を出して」と祈っています。

今日は年初めにお父さんからのご相談をいただきました。内容を拝見して、3人のお子さんたちがのびのびと自己発揮されているようで、あったかい家庭を築いておられる証だなと思ってうれしいのですよ。ありがとうございます。

川の字になってお休みになられるこの貴重な時間、羨ましいかぎりです。きっと何時まででもいいよという思いが心のどこかにありながらも、一方では、親から離れ、自立してくれないか、、、と気になされるのでしょう。

親離れと子離れは鏡のような関係かもしれませんね。

いろいろな考えもあるでしょうが、私は急がなくていいのでは、と思います。2人のお兄ちゃんたちが「ヤーイ、何時まででも」とか茶化したりせずに接しておられるのでしょう?また、今後いつまででもと願っても、健康に育っていくお子さんにとってあり得ないことですから。

自立を急ぐより、じっくりと自分が自分育ちをしていくものだと見守っていくのはどうでしょうか。

ある女の先生の話ですが、中学一年の時に盲腸炎の手術を受けられ、退院するまでお母さんがベッドで添い寝されました。気恥ずかしく思ったそうですが、今仕事の中で、まず子どもの心を大切に考えられるのは、あの時、わが子を愛しく思い、ベッドで添い寝してくれた母のお陰だとのことでした。

うれしくてあったかくて安心があってこそ自由に発想し活動できるものだと確信をもっておられるのだと思います。

私は5年生まで父親と寝ていましたよ。冬は「ウ-ッ、息が詰まるぞ。」と言いながらも冷たい足や身体を包むようにして、じっと我慢して温めてくれたことを思い出します。

子どもは、困った時や、苦しい、痛い、怖いという気持ちや思いを訴え、もちろんうれしいことも話し、受け入れられて、本当に支えられているという実感をもち、育っていくものだと思いますね。

今回の相談者の方の場合、6年生のお兄ちゃんは、2人の弟に彼なりの責任を持ってこられたんでしょうし、4年生の男の子はもう1歳くらいで弟にお母さんをゆずられたのですね。3年生のお子さんは2人のお兄ちゃんを見て育ちました。きっとご夫婦はその時々の3人の立場を優しく認め合いながら助け合って来られたのでしょう。お父さんのリーダーシップを感じます。

家庭の中での川の字の真ん中を無理に外そうとすればもっとしっかりくっついて不満と不安だけを残します。

3人とも、発達過程の中で、はうことが上手になると、いつの間にかお母さんの膝から一人で下りて、そこら中探索するようになり、ほめられ、守られて、次のステップへ進まれたと思います。生活の中で、できる限り昨日より今日の変化を見つけられて「さすが、4年生が近いぞ」と励ます姿勢が大事でしょうか。そのうちベッドへ巣立ちされるでしょう。

今日は成人の日で除雪日和、3人の力を借りて「お父さん大助かりだよ、ありがとう。」何時もより力を込めて喜びを伝えてほしいです。

子どもの心がほめられたり喜ばれたり温かくなる風景が多くあればあるほど家族や他の人にも自信をもって心をよせる人になるんだと考えます。

どうぞお父さん、今までの生活に何かをプラスしてみてくださればうれしいです。いや、期待しています。どうぞベッドへの巣立ちをこっそりと知らせてください。

幼稚園への転入

4歳の女の子のことで相談します。
お兄ちゃん二人は、それぞれ幼稚園へ通ったのですが、末の娘は保育所に通っています。
これは、去年、おととしと自営業の夫の手伝いをしていたためで、現在はパートさんと交替しています。
まん中のお兄ちゃんは今も幼稚園、一番上は小学生と、3人ばらばらの通学通園で送り迎えだけでもたいへんでした。
そこで、この4月から末娘もまんなかのお兄ちゃんの幼稚園へ転入させることにしました。
ただ、娘は保育所が大好きでまだ幼稚園への転入をうまく伝えられていません。
どのように伝えて、どう接していけばよいでしょうか。アドバイスをお願いします。
お子さんが保育所に十分親しんでおられるだけに、愛しくて、ご心配なのでしょうね。

転入手続きを済まされたようですが、お母さんからどのように伝え、どう接していけばよいかというご質問ですから、娘さんにはこれからゆっくりと伝えられるのでしょうね。
お母さんの事情とはいえ、手続きを済まされたのですから、納得していただかないと困りますね。

お母さん、どうぞお子さんを膝に乗せて、お母さんの本当の気持ちを話されたらと思いますよ。

お母さんが家の仕事をがんばった時のこと、あっちこっちと送り迎えがとてもたいへんだったこと、お父さんもがんばったこと、保育所の先生もがんばってくださったこと、そして「一番がんばったのはあなただよ。」ってね。

今度はお兄ちゃんの幼稚園へ行けるようになったので、「お母さん、早くお迎えに行くよ。お兄ちゃんと一緒に家へ帰れるのよ。」というように、お子さんがわかるように、お母さんの気持ちも込めて伝えられたらどうでしょう。センチにならずに、愉快に明るくね。

また、「保育所の先生にいっぱいありがとうって言おうね、お友だちにもいっぱいありがとう、また遊ぼうねって言うかな。」、お子さんとのこのような話の中でお母さんのお気持ちが素直に伝わると思いますよ。

そして、折をみて、お兄ちゃんの幼稚園に一緒に行ってみたりして、少しずつお子さんが幼稚園に親しめるようにしむけるのはどうでしょうか。

保育所の集団生活で2,3歳時代を経験して、保育所が大好きになられたお子さんです。きっと先生にもお友だちにも自分の思いや気持ちを積極的に出しながら遊ばれたのだと思います。

それは、これまで、お父さん、お母さんが協力し合って、明るくて安定した家庭を作り、そこでしっかり甘えさせたり、可愛がったりしてこられたからだと思いますよ。

お兄ちゃんは○○組で、あなたは○○組さんかな、お兄ちゃんがいると安心だねとお子さんの不安を小さくしてあげることも大事でしょうか。

4月からは、日中過ごす場所も人も変わるのですから、しばらくは抵抗やストレスを感じられるかもしれません。家でも、明日は何をするのかななどと幼稚園での生活を楽しみにできるよう応援してあげてください。お子さんは集団生活を体験されているので、日々何かを発見してちゃんと順応されると思います。そして4~5歳になるともっと友だちみつけをし、その友だちがとても大切になってこられます。

幼稚園に慣れてこられたら、きっと保育所の友だちのこと、遊びのことが話に出てくると思います。そのような時は、お母さんも会いたいなと言って会う機会を考えてあげてください。

子どもなりに問題を一つ乗り越えるたびに成長していきます。お子さんの成長を精一杯認めてあげてください。

子どもの心を大切に大切に考えられる優しいお母さんです。スムーズに転入の日を迎えられると思いますよ。

小学校に入学するにあたって

この4月から小学校に入学する子どものことでお聞きします。
息子は、朝起きるのが苦手で幼稚園に通うのもたいへんでした。
これから小学校に行くときは、幼稚園よりもずっと早く起きないと間に合いません。
朝なかなか起きられないからか、朝食も食がすすまず、そのことも気になっています。
入学式がせまってきます。1年生になる夢や願いがふくらんできますね。お子さんのスタート、それは家族全体のスタートにもつながります。眠る、目覚める、食べるということは、日中、どれ程、思いっきり楽しく遊ぶか、学んでくるかの基になると思います。今までの寝ない、起きない、食べないという悩みは重荷ですね。しかし、入学後のよくないイメージはさらりと捨ててしまいましょう。
入学前には、失敗しながらでも、自分のことは自分でするとか、一人で考えてできるようにするなど、やる気と自信を持たせてほしいなと思います。
それは、家族の仕事を分担してもらう体験から得ることが非常に大きいのですよ。実行されている例をお話してみますと、

  1. マイカーの洗車の場合、タイヤを力いっぱい洗ってもらう
  2. 玄関の履物を揃える役割をしてもらう
  3. お風呂場の掃除でできることをしてもらう
  4. 煮物の盛り付けをしてもらう
  5. 朝の味噌汁用の準備を前の日に少ししてもらう
  6. 自分の食器を流しへ持っていくようにしている
家庭によって力を借りる形はいろいろあります。けれど、その中で、「よくやったね」、「気持ちがいいよ」、「助かったよ」などの言葉で認められて、みんなのためになったことが実感できると、それが自信になっていくものです。1回限りでなく継続することで、よりしっかり身についていくように思いますよ。

買い物メモをする手伝いなどは進んでやってくれるでしょう。その場合、子どもさんからメモにしていく考えが出るようにきっかけを工夫されればと思います。例えば、カレーや肉じゃがをしようと思ったのに肉を買い忘れて肉なしの献立になって本当に困ったと失敗をみせたり話したりして、子どもさんから何を買うか書いていけばいいよと気づいてくれたら最高でしょうね。しっかりメモ係をしてもらえばいいと思うし、そこから準備することの大切さをつかむように思います。やがて、忘れ物など小さな問題は一人で解決できるようになります。

日中、活発に楽しく過ごして満足すれば、安心して眠りに入れます。
あるお母さんが、4歳の男の子が夜中に飛び起きて、「あんたしゃべらん子やって、ボクしゃべれるがに」と泣き出したと言われました。誰に言われたのか、とても悲しかったとのことです。熟睡しているようでも脳の中の不安やイライラはおきているんだろうと思います。寝るときに注意したり、怒ったりは心の栄養になりませんね。気をつけたいと思います。反対に楽しい明日を予感することで目覚めが早いとの学説があります。やはり明日の楽しみをもたせたいですね。改めて赤ちゃんからのアルバムに目を通して、いっしょにうれしかったことや喜びを話してあげて、リラックスした一コマはどうでしょうか。どうぞ1年生への応援団になってあげてください。