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「赤ちゃんを母乳で育てたい!」と願うお母さんは、たくさんいます。そう思っていても適切な情報がないとなかなかスムーズにいかないことがあります。「母乳がたりていないのかしら?」「赤ちゃんを抱くときはどうしたらいいの?」など、その対処法はいろいろあります。大切なのは、赤ちゃんとのふれあいを深め、たくさん愛情をそそいであげることです。このコーナーでは、はじめて母乳育児をスタートするお母さんに役立つ情報をお伝えできたら・・・と思います。
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最新の話題

1.私も母乳が出るかしら?
2.抱き方と吸いつかせ方はどうするの?

3.母乳の不思議!
4.母乳の味
5.飲み方の個性
6.夜間の授乳を楽に
7.母乳不足?と思ったら
8.お父さんの役割 
9.離乳食スタートのとき 
10.大人のメニューから取り分ける離乳食づくり 
11.ライフラインが止まったら
12.仕事に復帰するとき 
13.幼児の授乳 
14.上の子どもとの時間 
15.赤ちゃんの個性を見つける 
16.最高のもの New!

 

このページの情報源

文部科学省 「家庭教育手帳 乳幼児編」
厚生労働省 「授乳・離乳の支援ガイド」
WHO
UNICEF



                                                      
最高のもの【2011年9月28日】
 秋の七草のひとつ「萩」です。萩は、古来より日本人が愛した花のひとつで、万葉集で一番多く詠まれています。 

哺乳類の中でも未熟な状態で生まれてくる人間の赤ちゃんは、お母さんや周囲の人に世話をしてもらい、話しかけてもらって、たくさんのことを学びながら成長していきます。母乳は、赤ちゃんの成長に必要なすべての栄養が含まれており、消化もよく、病気から守ってくれます。また、日々、成長している赤ちゃんに、ぴったり合うように、成分が変化していくことも明らかになっています。

また、哺乳類の乳は、それぞれの種の成長の仕方、行動などに合った乳になっています。草食動物の赤ちゃんは、生まれてすぐに立って動かなければならないため、筋肉と骨が早く成長するようたんぱく質が多い組成になっています。冷たい海に住むアザラシは、脂肪が多くなっています。人間は、どうでしょう。人間は、最初の1年で「脳」が急激に発達します。この脳の発達に合うよう乳糖を多く含む組成になっています。

このように、お母さんの母乳は、その赤ちゃんにとって最高の栄養源ですから、外出中でも赤ちゃんがほしがったら、授乳しましょう。そのために、授乳室やベンチが置かれている場所を、日ごろからチェックしておくと助かります。大判のスカーフなどを1枚持って出かけると、授乳のとき、前にかけて肩からはおれば、まわりの人はほとんど気づかないでしょう。電車の中でも飲ませることができます。車で出かけるときは、必ずチャイルドシートを使い、運転中に赤ちゃんが泣き出したら、車を止めて授乳しましょう。ちょっとした工夫で、いつでもどこでも簡単に赤ちゃんに母乳を飲ませてあげることができます。

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※次回からは、母乳育児のアイデアです。

lineline
赤ちゃんの個性を見つける【2011年8月26日】
 今年は、グリーンカーテンとして人気が高かったゴーヤです。葉の形が面白いですね。

子育てをつらく思うのはどんなときでしょうか。育児書(育児サイト)に書かれていたり、まわりの人から聞いたりする“一般的な赤ちゃんの姿”と自分の赤ちゃんの様子が違うとき、心配に思う気持ちから「なぜ、みんなと同じでないのか」とつらくなるのです。

「第5回 飲み方の個性」で、時間をかけて飲むタイプ、ちょっと飲んでうとうとするタイプなど、母乳の飲み方にも個性があることを話しました。同じように、赤ちゃんの発達にも、個性が見られます。たとえば、「ガラガラを振ってあやすと喜びます」と書かれていると、どの子どもにもあてはまるように思いますが、喜ぶ子ども、びっくりして泣く子ども、表情を変えずにじっと見つめる子どもと反応はさまざまです。もう少し大きくなると、「子どもは、夜8時になると眠りにつきます」とあると「うちの子は、9時を過ぎても全然寝てくれない…」と不安を感じるでしょうが、赤ちゃんは、お母さんの心配をよそにちゃんと大きくなっていくのです。

赤ちゃんや子どもは、育児書とおりに育つことはほとんどいなく、どの子も赤ちゃんのときから個性を発揮します。ほかの子と比べなくても大丈夫! 大切なのは、お母さんやお父さんが自分の赤ちゃんがどんな個性を持っているのかを見つけ、愛情を持って関わってあげることなのです。おっぱいの飲み方、どんなふうにあやすと喜ぶか、眠りにつくときはどうかなど、赤ちゃんをよく見て、欲求にこたえてあげましょう。

赤ちゃんは、自分の欲求がかなえられることで安心し、「人を信頼する」ことを学んでいきます。 親にとっても、自分の赤ちゃんの幸せそうな顔に、子育ての喜びが大きくふくらむことでしょう。

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※次回は、「最高のもの」です。

lineline
上の子どもとの時間【2011年7月20日】
 アジサイの原産地は、日本! 原種はガクアジサイで、幕末から明治にかけて来日した西欧の人々が
               故国へ持ち帰り、改良を加えました。

赤ちゃんが生まれ、おにいちゃん・おねえちゃんになった上の子どもは、ちょっぴり不安になっていることがあります。抱っこしたり、母乳を飲ませたりと赤ちゃんの世話をしているお母さんを見て、お母さんの関心が赤ちゃんにだけに向いているように思えて、心配になるのでしょう。自分もおっぱいをほしいと言ってみたり、おもらしをしたり、「赤ちゃん、嫌い!」と攻撃的になったりする子もいて、「赤ちゃん返り」をするのです。赤ちゃん返りは、自分も赤ちゃんのようにかまってほしいというサインですので、「もう、おにいちゃん(おねえちゃん)でしょ!」と我慢させたり、赤ちゃんから遠ざけたりするのは逆効果です。

上の子どもを十分に受けとめましょう。赤ちゃんが泣いているときに「○○ちゃんも赤ちゃんのときに、おっぱいほしいよ〜って泣いたんだよ。そうしたら、抱っこして飲ませてあげたんだよ」などと話をしてあげましょう。子どもは、自分が赤ちゃんだったときの話が大好きです。

授乳のときに、上の子どもと遊べるおもちゃを用意しておくと助かります。パズルやお気に入りの絵本、トランプ、折り紙など、赤ちゃんに授乳しながら上の子どもとも遊ぶことができます。赤ちゃんのおむつを持ってきてもらうなどお手伝いができたときは、「ありがとう」「上手にできたね」と声をかけたり、頭をなでたりしましょう。話しかけてきたときは、赤ちゃんの世話をしていても、上の子どもと視線を合わせて、話を聴いてあげましょう。赤ちゃんが寝ているときに、ひざに座らせ、絵本を読み聞かせるなど、上の子どもとの特別な時間を意識的につくるようにするといいですね。

お父さんが上の子どもと遊んでくれると、とても助かりますね。父子で楽しそうに遊ぶ声を聞くと幸せな気持ちになります。上の子どもも、お母さんと違ったやり方で遊んでくれるお父さんが大好きになって、不安な気持ちが落ち着いていくでしょう。

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※次回は、「赤ちゃんの個性を見つける」です。

lineline
幼児の授乳【2011年6月22日】
 これは、ジャガイモの花です。ジャガイモは、ナス科の植物ですので、ナスの花に形が似ています。

母乳を飲むのは、赤ちゃんだけで、よちよち歩きの子どもは飲まないものと考え、大きい子どもがおっぱいを飲んでいる姿を見るとびっくりすることがあります。子どもは、1人ひとり違いますので、よちよち歩きをするようになっても、母乳を飲んでいる子どもはいます。子どもがむずかったり、怖い思いをしたりするときに、母乳を飲むことで、なぐさめられ、安心することができるようです。

赤ちゃんが生後半年を過ぎると、母乳は水と同じになる(栄養はなくなる)と今でも聞くことがあり、心配になるお母さんがいます。実際には、母乳は、長く飲ませても栄養も免疫も含まれているので、水と同じになることはありません。

WHOとユニセフでは、「すべての赤ちゃんが4〜6ヵ月までは完全に母乳だけを飲み、その後は、子どもたちに適切で十分な食べ物を補いながら、2歳かそれ以上まで母乳育児を続けましょう」と宣言しています。日本の厚生労働省も、母乳育児を推進しています。

長く母乳をほしがると、「いったい、いつまで飲むのかしら?」と心配に思うかもしれませんね。子どもによって、時期やパターンは違いますが、必ず次の段階に進み、乳離れする日がきます。

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1歳を過ぎると、母乳は心の栄養としての役割が大きくなることを感じると話すお母さんがいます。

※次回は、「上の子どもとの時間」です。

lineline
仕事に復帰するとき【2011年5月20日】
小さな白い手毬が「いっしょに遊びましょう!」と誘っているかのように、コデマリの枝が揺れています。

富山県は、全国でも女性の就業率の高い県です。復職が迫ると「母乳育児はどうすればいいのかしら?」と思う方もいるのではないでしょうか。復職した後も母乳育児を続けると、授乳は母子の離れている時間を補い、絆を確かめ合える大切なふれあいになります。また、母乳には免疫が含まれており、赤ちゃんは病気にかかりにくいので、働くお母さんにとっては助かることでしょう。

復職前に、預け先の保育士や赤ちゃんを見てもらう人に、保存した母乳の温め方、飲ませ方を説明しましょう。職場で搾乳ができるよう、場所の確保を事業主と話し合っておけるといいですね。搾って保存した母乳は、冷蔵庫に入れておけると安心ですが、冷蔵庫がなくても、氷をつめた口の広い水筒などに入れると持ち運びに便利です。

仕事が始まったら、朝、起きる時刻の20分前に目覚まし時計をセットし、起きたらすぐに授乳すると、朝の支度の間、赤ちゃんは機嫌よくしていてくれるでしょう。帰宅したらまず授乳し、赤ちゃんとふれあって過ごすお母さんもいます。こうすると赤ちゃんもお母さんも落ち着きます。

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赤ちゃんが1歳を過ぎてから復職し母乳育児を続けたお母さんたちからは、職場での搾乳は、しばらくの期間だったと聞くことが多いです。

※次回は、「幼児の授乳」です。

  aoihosi 一生懸命職場で搾乳していたことを懐かしく思いました。がんばった。がんばった。  (高岡市・RMさん)
sirusi 仕事と育児の両立は、大変だったことでしょう。栄養と免疫と愛情がたっぷり含まれた母乳を飲んでお子さんたちは成長されたのですね!(スタッフ)
lineline
ライフラインがとまったら【2011年4月20日】
      このたびの東日本大震災で被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
      また、亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方々に衷心よりお悔やみ申し上げます。
      一日も早い被災地の復興を心よりお祈り申し上げます。

 

 

 

菜の花が、うれしそうに風にゆれています。春が来たよ!と教えてくれているようです。

災害時には、水道・電気・ガスなどの供給や物流機関などがストップすることがあります。また、避難所で生活することになることもあります。被災地域での子育てについてご紹介します。

母乳で赤ちゃんを育てているときは、母乳育児を続けましょう。災害時の不安やストレスで一時的に母乳の出が悪くなったように感じても、ひんぱんに授乳を続けることで赤ちゃんが必要とする量の母乳がまた出るようになります。避難所での生活では、ダンボールなどを使って、プライバシーが保てる授乳場所を確保できると安心ですね。タオルなどの布でさりげなく赤ちゃんをおおうと、案外とおっぱいをあげていることに気づかれないものです。赤ちゃんのおしっことウンチが今までと同じように出ていたら、母乳はしっかりと飲めています。災害時も普段も母乳育児の基本は同じです。赤ちゃんがほしがるときに、ほしがるだけ、飲ませてあげましょう。

粉ミルクと母乳の混合栄養で赤ちゃんを育てているときは、どんどん母乳を飲んでもらうことで、作られる母乳の量を維持できます。今まで飲ませていたミルクの量を増やさずに、何度でもおっぱいを吸わせましょう。衛生環境が整っていない場所で、粉ミルクをつくるときは、消毒や殺菌などに十分気をつけましょう。特に哺乳びんの乳首を清潔に保つことは難しいので、哺乳びんを使わずに、清潔な紙コップや湯のみ、茶碗などを使い、容器を赤ちゃんの口にあてて飲ませたり、スプーンでミルクを口に運んだりして飲ませてあげることができます。無理に注ぎ込まずに赤ちゃんが自分で飲み込むようにします。調乳のときは、70℃以上のお湯を使い、缶の表示通りの割合で作り、濃すぎたり薄すぎたりしないよう注意しましょう。

被災地でこれから生まれてくる赤ちゃんには、出産直後から母乳を飲ませてあげましょう。数日は、母乳がにじむ程度かもしれませんが、だんだん母乳の分泌がよくなってきます。赤ちゃんと一緒にすごし、やさしく赤ちゃんを抱っこしたり、話しかけたりしてスキンシップをとりましょう

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被災地での生活は、ご苦労が多いこととお察しいたします。どうか、無理をされず、まわりの人たちの協力を得ながら、子育てをしましょう。たくさん抱っこし、いっしょに深呼吸をして赤ちゃんもお母さんもリラックスできるといいですね。

※次回は、「仕事に復帰するとき」についてです。

lineline
大人のメニューから取り分ける離乳食づくり【2011年3月11日】

 

 

 

北風にさらされながらも、庭のドウダンツツジは小さな芽をたくさんつけて、春を心待ちにしています。

はじめての赤ちゃんの育ちは、日々大きく育つ様子にまわりにいるだれもが目を細めてうれしいものです。と同時に活動量も増え、喜びとともに育児にも手がかかってきます。そこで、ひと手間省き、気持ちも楽になる離乳食のコツをご紹介します。

○味噌汁の具を取り分ける
一番簡単な方法です。赤ちゃんにジャガイモを食べさせてあげよう!と思うときは、具にジャガイモの入った大人用の味噌汁を作ります。だし汁でジャガイモをやわらかく煮て、離乳食用にひとかけ取り分け、赤ちゃんの月齢に合わせてつぶします。離乳食の時期は、味覚が養われるので、素材の味をいかしたものにします。離乳食開始の頃は、味つけの必要はありません。離乳食後期に味をつけるときは、うすい味つけにしましょう。

○煮物の材料を取り分ける
野菜の煮物や肉じゃがなどを作るとき、材料をやわらかく煮て、大人の味つけをする前に、離乳食用に材料を取り分けてつぶします。

○刺身の利用
白身魚は淡白で、赤ちゃんの胃腸に負担をかけないので離乳食によく使われます。白身魚の煮物から取り分けてもよいし、白身の刺身を1〜2切れ離乳食用にして中まで火を通すのもいいでしょう。

○サイズを小さく
月齢が進んだら、お好み焼きやパンケーキなどを、赤ちゃんが手で持って食べられる小さいサイズで作ります。市販の粉には、調味料などが入っていることがありますので、小麦粉をといて作ってあげると安心ですね。

○離乳食の回数

赤ちゃんの月齢
1日の回数
母乳の与え方 離乳食の形状
離乳食開始〜6ヵ月ごろ
1日1回
離乳食の前に授乳。あとは、赤ちゃんのほしがるままにおっぱいを与える。 なめらかにつぶす
7〜8ヵ月ごろ
1日2回
舌でつぶせる固さ
9〜11ヵ月ごろ
1日3回
歯ぐきでつぶせる固さ
1歳〜1歳半ごろ
1日3回
歯ぐきでかめる固さ

厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」より

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ぜひ、離乳食を大人のメニューから取り分けてつくる方法を試してみてください。新鮮な材料や、添加物のなるべく少ない食材を選ぶよう心がけることで、家族全員の食生活の質がよくなります。

※次回は、「仕事に復帰するとき」についてです。


lineline

離乳食スタートのとき【2010年12月22日】

 大沢野(富山市)特産のイチジクは、漢字で「無花果」と書きますが、実は、果実の中の赤いつぶつぶが花なのです。

多くの赤ちゃんが生後6ヵ月ぐらいになったら、離乳食OK!のサインを出してきます。たとえば、大人が食事をしている様子をじっーと見て、自分も口をもぐもぐしてみたり、よだれが出てきたり、テーブルの上の食べ物に自分から手をのばそうとしたり、歯が生えてきたりといった様子が見られたら、そろそろ離乳食をスタートする時期だと赤ちゃんが教えてくれているのです。

離乳食を開始してからも、母乳は赤ちゃんがほしがるときにほしがるだけ与えます。そして、母乳以外の食べ物を紹介するつもりで離乳食を与えましょう。最初は、脂肪が少なく消化吸収がよく、アレルギーの心配の少ないものから食べさせます。おかゆから始め、野菜、たんぱく質の順番にふやしていくといいですね。

赤ちゃんによっては、お母さんにスプーンで口に入れてもらうより、自分の手でつまんで食べることを好む赤ちゃんもいます。赤ちゃんが、顔をそむけたり、口を開けない、口から吐き出すなどの様子を見せたら無理に食べさせず、ごちそうさまにします。お母さんが食べさせたいと思う量ではなく、赤ちゃんがほしがる量を食べさせてあげましょう。

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はじめての離乳食は、おかゆでした。食べる量よりも口からべーっと出す量が多かったです。だんだん慣れてくると、大きな口をあけるようになり、食べられる食品も増えていきました。離乳食をすすめていくうち、赤ちゃんにも食べ物の好みがあることがわかりました。

※次回は、「大人のメニューから取り分ける離乳食」についてです。

lineline

お父さんの役割【2010年12月10日】

  ムラサキシキブは、実の紫色の美しさから「源氏物語」を書いた平安時代の女流作家と
同じ名を持っています。

赤ちゃんに母乳を飲ませるのは、母親にしかできませんが、お父さんは、授乳以外のたくさんのことをすることができます。赤ちゃんを抱っこしてあやす、添い寝をする、お風呂に入れる、おむつを換える、散歩に連れて行く…。このような赤ちゃんとのふれあいを通して、「父親になったんだな!」という実感が少しずつわいてくるのではないでしょうか。

赤ちゃんが泣き止まないときに、ひょいと抱き上げて、あやしてくれるとお母さんは、うれしく思います。赤ちゃんの首もすわり、体がしっかりとしてきたら、“たかいたかい”などダイナミックな遊びで赤ちゃんを喜ばせてあげられるのがお父さんの強みですね。遊ばせるだけでなく、いろいろなころを話しかけてあげましょう。じっとお父さんの顔を見て、笑ったり、泣いたりと反応するのは、お父さんの話をしっかり聞いているからです。

また、お母さんの心配事を聞いてあげ、「大丈夫、きっといい方法が見つかるよ。一緒に考えよう!」と励ますことで、お母さんは安心でき、リラックスすることができます。つまり、母乳育児をしているお母さんを支えるという一番身近な役割を担っているのが、お父さんなのです。

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夫は、母乳育児については、知りませんでしたが、母乳を飲んで育っていく我が子を毎日見るうちに、おっぱいに勝るものはない、と実感したようでした。赤ちゃんが泣くと「お〜い、おっぱいだぞ〜〜」と教えてくれるようになり、自分でお風呂に入れたり、抱っこして散歩に出かけたりすることで、だんだん赤ちゃんとのふれあいに慣れていきました。

 

※次回は、「離乳食スタートのとき」についてです。

lineline

母乳不足?と思ったら【2010年11月24日】

  甘くてジューシーな梨。シャリシャリした食感がおいしさを引き立てます。 この梨、弥生時代から食べられていたそうです。

母乳育児をスタートしてしばらくすると、「出産直後ほど乳房が張らないので、母乳がつくられないのかしら…」「赤ちゃんがひんぱんにおっぱいをほしがり、授乳回数が多いのは、母乳がたりていないのかしら…」という相談がよく寄せられます。

これらは、心配に及びません。赤ちゃんが飲む母乳の量とお母さんの乳房でつくられる量のバランスが取れてくると、出産直後のように乳房が張らなくなってくることがあります。また、赤ちゃんは、自分の成長に合う母乳の量を確保しようとどんどん母乳をほしがる時期があって、このため授乳回数が増えるのです。ごくごくと飲んでいる音が聞こえたら、母乳を飲めている証拠です。

「夕方になると決まって泣くのですが…」という相談も寄せられことがあります。

きまって夕方にぐずぐずいう赤ちゃんもいますし、一日中機嫌がよくない赤ちゃんもいます。赤ちゃんは、お母さんに抱っこしてもらい、母乳を飲むことで落ち着くことが多いようです。赤ちゃんとのふれあいを楽しみましょう。

 

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夕方は、洗濯物をとりこみたたんだり、夕食の準備も始めるので、お母さんは大忙しですね。赤ちゃんは、お母さんの気持ちが家事に向いていると感じて「相手をしてほしい!」とぐずることで教えてくれているのかもしれません。家事を別の時間帯に済ませて、夕方は赤ちゃんとふれあうのもひとつの方法ですね。

※次回は、「お父さんの役割」についてです。

 

lineline

夜間の授乳を楽に【2010年11月5日】

秋の七草のひとつ、ききょう。つぼみのときは風船のようにぴたりとつながっているところから、 "balloon flower(バルーン・フラワー)" という英名をもっています。

赤ちゃんは、昼だけでなく夜間も母乳を飲みます。夜間でも本能的に口をくちゅくちゅしたかったり、お腹がすいたりするからです。夜間に赤ちゃんが泣くと、そのたびに起き上がって授乳するのは辛く感じることでしょう。

授乳中のお母さんの中には、夜間の授乳姿勢を“添え乳”にしている人がたくさんいます。添え乳とは、布団に横になったまま赤ちゃんに授乳するスタイルです。はじめは、慣れないので「寝たままで授乳ができるかしら?」と思うかもしれませんが、実際やってみると案外と易しく、「添え乳は楽!」と感じるでしょう。腕を伸ばして、頭を乗せて横になるお母さんもいますし、腕をまげて手のひらで頭を支える人もいます。赤ちゃんの背中側に丸めたタオルケットや毛布を置くと、赤ちゃんの体が安定します。

夜間、お母さんの布団に赤ちゃんも一緒に寝ているお母さんがたくさんいます。室内の豆電球をつけたままにしておくと、いちいち立って電燈をつけなくても、赤ちゃんの様子を見ることができます。また、赤ちゃんが泣いて目覚めた回数を数えないようにしたり、時計を見て「今、何時? 朝まで何時間あるの?」と計算しないようにすると、気持ちを楽にして朝を迎えることができるようです。

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添え乳は、横になったままで授乳ができるので、昼間でも添え乳にするとお母さんの身体を休めることができます。子育て中は、疲れを感じることがありますので、少しでも楽な姿勢で授乳できるといいですね。

 

※次回は、「母乳不足と思ったら」についてです。

lineline
 飲み方の個性【2010年9月1日】

 涼やかに揺れるフウセンカズラ。風船の中の種には、ハートマークがついているんですよ。

大人には、いろいろな個性の人がいますが、赤ちゃんも個性を持っています。母乳の飲み方にも赤ちゃんの個性があらわれます。

  時間をかけて、おっぱいを飲むタイプの赤ちゃん
  ちょっと飲んで、うとうとするタイプの赤ちゃん
  あっという間におっぱいを飲むタイプの赤ちゃん

赤ちゃんの月齢が進むにつれ、飲み方が変化することもあります。新生児のころは、時間をかけて飲んでいた赤ちゃんがあっという間に飲むようになったり、時間をかけて飲むのは変わらないにしても、上手に吸いつけるようになったりします。うとうとするタイプの赤ちゃんも次第に目覚めている時間帯が増えてきます。

授乳の後に、吐く赤ちゃんがいますが、赤ちゃんの胃は、トックリ型をしているので、ゲップが上手にできなくて吐きやすいのです。熱っぽかったり、風邪の症状などの場合を除いて、元気であれば大丈夫でしょう(心配なときは、かかりつけの医師にご相談くださいね)。たいていは時期的なもので、次第に吐かなくなってくることが多いようです。いずれにしても、たっぷり母乳を飲んでくれるといいですね。

あなたの赤ちゃんのおっぱいの飲み方は、どうですか? 赤ちゃんと一緒に過ごしていると、だんだん赤ちゃんの個性がわかるようになってきます。赤ちゃんの個性を楽しみましょう。

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上の子は、「あっという間におっぱいを飲むタイプ」で、しょっちゅうおっぱいをほしがりました。下の子は、「時間をかけておっぱいを飲むタイプ」の赤ちゃんでした。きょうだいでもおっぱいの飲み方が違うものですね。

 

 ※次回は、「母乳不足と思ったら」についてです。

lineline

 母乳の味【2010年8月11日】

 真夏にぴったりのひまわり。日差しをあびて元気いっぱい咲いています。

母乳を飲んでいる赤ちゃんの様子を見ていると、赤ちゃんは、母乳をゴックン、ゴックンと飲んでいます。とってもおいしいのでしょうね。母乳の味は、毎回変わると言われています。また、1回の授乳でも飲みはじめから味は少しずつ変化し、赤ちゃんはいろいろな味を体験することができるとも言われます。

飲み始めは、薄い母乳がでてきます。赤ちゃんが飲むにつれ、次第に脂肪を多く含む濃い母乳に変わっていきます。この濃い母乳は、赤ちゃんにとって、とてもおいしく、濃い母乳をしっかりと飲むことが、赤ちゃんの体重の増加につながっていきます。お母さんの乳房でつくられるおいしいおっぱいをたくさん飲んで、赤ちゃんは成長していくのですね。

授乳中のお母さんは、どんなものを食べたらいいのでしょう。バランスのとれた食生活をしていれば、特別に食生活を変えることはありません。「赤・緑・黄」の食品がとれているかどうかを振り返ってみるといいですね! また、水分補給はこまめにしましょう。授乳のたびに飲み物をとるお母さんもいます。

お母さんが栄養のあるものを食べ、水分もしっかりとり、赤ちゃんにどんどん母乳を飲んでもらうことが、赤ちゃんの成長に見合う量の母乳をつくることにつながっていきます。そして、赤ちゃんが「おいしい!」と感じる濃い母乳をほしがるだけ飲ませてあげるといいですね。

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最初はくちゅくちゅくちゅ〜とせわしなく吸いつき、そのうちゴックンゴックンと飲みますね。赤ちゃんを見つめると、じーっとお母さんの目を見つめ、時々にこっとし、そのうちおっぱいを飲みながら眠っていくことも。子育てには幸せな瞬間がたくさんあります。

 

 ※次回は、「飲み方の個性」についてです。

 

lineline

 母乳の不思議!【2010年7月23日】

 ねむの木は、夜になるとゆっくりと葉を閉じていきます。今日もいい夢、見られますように。

母乳育児のよいところは、赤ちゃんがほしがる時にすぐに飲ませてあげられるところです。授乳のたびに、自然にスキンシップができるのもうれしいですね! 赤ちゃんにとっても、お母さんにとっても母乳にはいいことがたくさんあります。自然の営みの不思議ですね。

母乳には、赤ちゃんにとって必要な栄養を含み、消化吸収にもすぐれ、免疫もたっぷりあるので感染症にかかりにくく、アレルギーになる可能性が最小限になります。
お母さんに抱かれ、母乳を飲むことで、赤ちゃんはお母さんの特別なぬくもりを感じます。お母さんとの特別な絆を感じるのです。

1回の授乳の長さは、赤ちゃんの様子をよく見つめているとだんだんわかるようになってきます。時計を気にかけないで、赤ちゃんを見ることを心がけてみましょう。赤ちゃんは、おっぱいを飲んで満足してくると、飲み込むスピードがゆっくりになってきます。このときにもう一方の乳房に換えましょう。また、赤ちゃんがほしがったらほしがるだけ母乳を飲ませてあげましょう。

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おっぱいを飲んでいるときの赤ちゃんの幸せそうな表情。飲み始めにはぎゅっとにぎっていた手が満足するにつれリラックスし開いていく様子。ぜひ、見てください。きっと感動しますよ!

 

 ※次回は、「母乳の味」についてです。



lineline

 抱き方と吸いつかせ方はどうするの?【2010年7月7日】

     
  ラベンダーの色は、なんだか心が落ち着きます。 ほのかな香りにも癒されます。

出産後はじめに出てくる母乳は「初乳」といいます。特に初乳には、栄養のほかに赤ちゃんに免疫力を与える成分などがたくさん含まれています。

生まれてすぐの赤ちゃんは目覚めていて、おっぱいに吸いつこうとします。できれば誕生後に、おっぱいを飲ませてあげるといいですね! お母さんのおっぱいに顔を近づける赤ちゃんもいるでしょうし、吸いつこうとする赤ちゃんもいます。生まれたばかりの我が子とスキンシップを持つことで、お母さんの気持ちがやわらぎます。

もしも、出産のあとすぐにおっぱいを飲ませられなくても、だいじょうぶ! すぐに授乳ができるようになります。赤ちゃんの抱き方と吸いつかせ方が、母乳育児を順調にスタートさせる大きなポイントになります。お母さんのみぞおちの高さで赤ちゃんを抱くようにし、大きな口を開けたときにおっぱいに吸いつかせ、赤ちゃんの首がねじれないようにしましょう。

=抱き方(横抱き)と吸いつかせ方=
1、 お母さんは楽な姿勢で座りましょう
2、 片手で乳房を支えます(親指とほかの4本の指でローマ字の“U”の形をつくります)
3、 赤ちゃんの頭をお母さんの腕の内側にのせ、足をお母さんの体に引き寄せます。赤ちゃんの顔は乳房の高さにくるようにしましょう
4、 赤ちゃんの顔と体が、お母さんのほうに向いているか確認しましょう。赤ちゃんの首は曲がっていませんか?赤ちゃんの耳・肩・おしりが一直線になるようにします
5、 乳房で赤ちゃんの唇をくすぐり、大きく口を開けるのを待ちます
6、 あごの方から先に、乳輪まで深く含ませましょう。

赤ちゃんが、大きな口をあけ深く吸いついているときは、痛みを感じないものです。もしも、乳頭が痛かったら、お母さんの指を赤ちゃんの口に入れて、もう一度吸いつかせ直しましょう。深く吸いつかせようと赤ちゃんの頭をおっぱいに押しつけると、赤ちゃんは息苦しくてびっくりします。やさしく抱いて、「あ〜ん、って口をあけてね。そうそう、上手よ。さぁ、おっぱいを飲みましょう」などと声をかけながら授乳をスタートさせましょう。

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実際に、赤ちゃんに母乳を飲ませているお母さんの姿を見ると「なるほど。こんなふうにするのね」と思うでしょう。抱き方と吸いつかせ方は、とても大切です。抱く位置が低くお母さんのおへそのあたりだと、赤ちゃんは吸いつきにくくて困ります。また、吸いつかせるときに赤ちゃんの首が横に曲がっているとおっぱいを飲み込みにくくなります(横を向いてコップの水を飲んでみて!)。乳輪まで深く吸いつかないと乳頭の痛みの原因になるのです。

 ※次回は、「母乳の不思議」についてです。



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 私も母乳が出るかしら? 【2010年6月22日】

  アジサイのつぼみが開き始めました。小さな花たちはどんなおしゃべりをしているのかしら。

お母さんの乳房でつくられる母乳は、その母乳を飲む赤ちゃんにぴったりにできています。赤ちゃんの成長に見合う栄養や赤ちゃんを病気から守る免疫がたっぷり含まれています。そして、母乳育児は、赤ちゃんの体のさまざまな発達を自然に助けてくれています。

このように母乳が赤ちゃんにとって一番よいと聞いても、はじめて母乳育児をスタートするお母さんは、「私も母乳が出るかしら…」と心配に思うかもしれませんね。乳房の大きさと母乳の出は関係がありませんし、「私の母は母乳の出がよくなかったから、私にも遺伝するのかしら?」という心配もいりません。母乳は、赤ちゃんがお母さんのおっぱいに吸いついてくれる刺激で、お母さんの乳房の中でつくられ出てきます。赤ちゃんをやさしく抱っこして、「さぁ、おっぱいよ」と飲ませてあげましょう。乳房は、「母乳の容器」ではありませんので、母乳がたまるまで待つ必要はありません。

赤ちゃんにも個性があり、母乳の飲み方にも個性があらわれます。赤ちゃんがおっぱいをほしがるときにほしがるだけ。どんどん授乳しましょう。すると、赤ちゃんの成長に見合う量の母乳がつくられるようになっていきます。

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妊娠中、少しずつお腹が目立ってくると、早く赤ちゃんに会いたい!という期待と、ちゃんと赤ちゃんが育てられるだろうか…という不安が入り混じったような気持ちになったこと、お産を終えてわが子を抱いたときに「なんて小さいの」とびっくりしたことを思い出しています。子育てはいつも順風満帆というわけではありませんが、子どもと一緒に自分も育てられたように思います。

 ※次回は、赤ちゃんの抱き方と吸いつかせ方についてです。

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