鉛筆のイラストプロフィール

神川先生の写真富山大学人間発達科学部 人間環境システム学科 環境社会デザインコース 家庭経営研究室
【学歴】1975年:奈良女子大学家政学部住居学科卒業、
      1977年:奈良女子大学大学院家政学研究科住環境学専攻 修了、
      1977〜1980年:奈良女子大学研究生
【職歴】1980年:富山大学教育学部部講師、
     1989年:富山大学教育学部助教授、
     1998年:富山大学教育学部教授
     2005年10月より:富山大学人間発達科学部に学部名称変更
【専門分野】家庭管理学、家族関係学、住居学、睡眠学、睡眠環境学
  ( ※プロフィールは講座開催当時のものです。 )

鉛筆のイラストはじめに

 親子のふれあいや安定した生活リズムが、子どもたちの学ぶ力の育成に大きな役割を果たします。逆に、生活習慣が崩れていると、学習効果はなかなか上がりにくいと言われています。子どもは、はじめから自分で学習する力を身につけているわけではありません。家族が手助けし、「良くできたね」「がんばったね」と言葉をかけることで、家庭での学習意欲を生み出し、自信につながるのです。
 
  幼少期の子をもつ皆さんには、夕方から夜の過ごし方は子どもに合わせていただくことをお勧めします。父母が協力し、祖父母の手も借りて、気づいた時から取り組みましょう。子育てに、手後れはありません。生活習慣をよくし、学ぶ力をのばすポイントをまとめました。「早ね・早おき・朝ごはん」などの規則正しい生活をすると、子どもの脳の発達が促され、子ども自身の学ぶ意欲がぐっと高まります。

鉛筆のイラスト講座の内容

a ふれあいたっぷり ほめる・励ます・親子で会話

家族のイラスト 《ポイント1》ダイニングテーブルをコミュニケーションの拠点に
 宿題も読み聞かせも、ちょっとした遊びも、ダイニングテーブルのテーブルなどで一緒にして、日頃のコミュニケーションを図りましょう。親子のふれあい・会話があると、あいさつやお手伝い、時間の管理なども、子どもは自然にできるようになります。


家庭訪問のイラスト   《ポイント2》あいさつ・お手伝いは積極的に
  相手から返礼のあいさつをされたり、お手伝いの礼を言われたりすると、うれしい気持ちになり、続けようと思います。親みずから声をかけるよう心がけましょう。

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a けじめしっかり 規則正しい生活・ルールを決め実行

子ども部屋のイラスト 《ポイント3》1日の計は就寝時刻にあり
 規則正しい生活を心がけると、計画性を持つようになり、生活にメリハリがついてきます。そのポイントは、1日を就寝時刻から計画し、睡眠時間が十分にとれるようにすることです。就寝時刻が決まると、それまでに何をするかはっきりします。幼少期では、夜9時頃までの就寝、朝7時の起床を心がけましょう。


団欒のイラスト   《ポイント4》テレビやゲームは家族でルールづくり
  「見るな」「するな」と全否定すると、かえってストレスに。各家庭で時間などルールを決めておきましょう。テレビやゲームをする場合は、画面(光)の刺激により、寝つきが悪くなることがあります。就寝1時間ほど前までに終わらせましょう。何よりも家族のルールを意識しながら、互いに自制心を養い、子どももセルフコントールができるように育っていきます。そのような育ちこそが、本当の意味で頭が良くなっていることを示すのです。

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a 勉強こつこつ 家庭学習を継続

親子のイラスト  《ポイント5》学びは一緒に、楽しんで、習慣づけを
  幼児期には、例えば「この積み木、お母さんにひとつちょうだい。お父さんにふたつあげて…」と一緒に遊んで、数について親しめるようにしましょう。また本に親しむために、絵本の読み聞かせなどを一緒に楽しみましょう。
  小学校低学年の場合は、「国語で習っているところ、読んできかせてね…」などと、ふれあいましょう。毎日5〜10分続けると、いつの間にか大きな力になっています。

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a 学ぶ力の基礎をつくろう

 最も重要なカギになるのは、就寝時刻を決めることです。未就学児、低学年の子どもの場合は、夜9時頃までには寝るようにしたらいいでしょう。
 就寝時刻を決めると、寝るまでにしなければいけないことが明確になり、テレビやゲームをだらだら続けることがありません。そして睡眠をしっかりとると、成長ホルモンが十分に分泌されて、日中、脳も活性化して学習効率が上がります。

 逆にテレビやゲームで夜更かしすると…。私たちの体には体内時計の役割をする器官(視交叉上核)があります。ここがテレビやゲームの、画面の光の刺激を3時間ほど受けて、夜11時頃(あるいはもっと遅く)に寝ると、脳は十分に休まらず眠りも浅く、睡眠不足になります。これが慢性化すると生活が乱れ、日中、脳(前頭葉)の働きが悪くなり学力低下につながります。また脳の働きが活性化しませんので、良し悪しの判断や自分をコントロールすることができにくくなります。その極端な例が、いわゆる「きれる」状態です。
 早めに寝て、睡眠を十分にとると、生活にリズムが出てきます。そして遊び半分で始めた学びも、いつしか学習習慣となるのです。また自己管理ができるようになるのは、小学校高学年〜中学生からです。それまでは、笑顔で子どもを見守りながらダイニングテーブルなどで宿題をさせたり、絵本を楽しんだりするのもよいでしょう。

小学校1・2年生の学ぶ意欲を高めるために家族が心がけるポイント

■子どもの学習に関心を!
  少ない時間でも一緒にしましょう。一緒にできない時は、後で目を通して声をかけましょう。
■学習環境を整えよう!
  テレビは消しましょう。必要があってつける場合は、せめて音量を下げましょう。
■家庭と学校との協力を!
  毎日連絡帳を開いて、サインしましょう。子どもも担任も安心します。
■子どもの頑張りに(ささいなことでも)温かい声かけをしましょう!

家族のイラスト       学習時間のめやすのイラスト

就寝時刻と生活習慣の関係のイラスト

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