更新日:2023年3月14日

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旧石器時代人と道具

地球上で最も古い人類はアフリカで発見されています。約360万年前のアファ-ル猿人と呼ばれる化石人骨で、直立して二本足で歩行し、脳容積が500cc程度であったことがわかっています。これらの猿人が使用した石器と考えられるものがタンザニアのオルドヴァイ渓谷から発見されています。次の原人の段階になると脳容積が800~l,200ccと大きくなり、アフリカだけでなくヨ-ロッパやアジアにかけて広く化石人骨が発見されています。インドネシアのジャワ原人(ピテカントロプス)や北京原人でl20~20万年前のものです。北京原人はすでに共同生活をし火を使ったと考えられています。かれらの使用した石器は整った形をしたものです。ョーロッパでは約8万年前に旧人段階の脳容積1,000ccのネアンデルタール人が登場し、相当に進歩したデザインの石器を使用し、またすでに死者を丁寧に埋葬していたことも明らかになっています。ようやく約3万年前に現代人の直接の祖先と考えられている脳容積l,300ccのクロマニョン人(新人)が現れます。かれらは洞窟壁画にみられるすばらしい芸術を残しています。


日本で確実な化石人骨としては沖縄県の港川人や大分県聖岳人など新人段階のものがあります。Gm型という血液型遺伝子の研究ではシべリアのバイカル湖周辺に日本人の起源が求められるという研究もあります。

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