弥生時代<5>

やよいじだいのそうしょくひん
弥生時代の装飾品       

 上市町の江上A遺跡の発掘調査では住居跡をめ ぐる溝から勾玉・管玉など多くの玉製品が出土しました。勾玉は主にヒスイでつくられており,管 玉は碧玉(へきぎょく)や鉄石英などの緑色をした石材でつくら れていました。また,滑川市の魚躬遺跡では鉄石 英製の管玉が,小杉町の囲山遺跡と南太閤山T遺 跡の方形周溝墓からは勾玉や管玉が副葬された状 態でみつかつています。
 縄文時代の前期に始まった玉づくりは縄文時代 の終わりにいったん途絶え,弥生時代の後期になって富山県では再びみられるようになります。弥 生時代ではヒスイでつくられる製品は勾玉に限られ,管玉などは緑色をした軟らかい石でつくられるようになります。また,ガラス製の小玉も副葬 品として出土しています。使い方としては,縄文時代と異なり,管玉や小玉を紐に多数連ねるもの で,ネックレスとして女住の胸元に輝きました。
 この他の装飾品としては木製,貝製などの腕輪,漆器の櫛とかんざし,角製のへアピンや南国産の 珍しい貝を用いた装飾品などが各地の遺跡で出土 しています。


 
 江上A遺跡から出土した玉類(最上段右側は長さ2.4cm)