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化学物質の排出抑制 化学物質を適正に管理し、排出を減らすため

化学物質による環境リスクの評価
化学物質による人の健康等への影響の可能性(リスク)を効率的に減らすためにはリスクを的確に把握し、リスクの大きいものは優先して削減していくことが重要です。

 次の「環境リスクの実施手順」に基づき、優先的に削減に取り組むべき物質を判定・評価してみましょう。

環境リスク評価の実施手順

リスクの懸念がある場合
リスクの懸念がある場合

評価基準値 -人の健康に対して有害な影響を及ぼさない量-

① 環境基準
 環境基本法に基づいて設定される「人の健康を保護し、生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準」

対象物質 環境上の条件
ベンゼン 1年平均値が3μg/㎥以下であること
トリクロロエチレン 1年平均値が200μg/㎥以下であること
テトラクロロチレン 1年平均値が200μg/㎥以下であること
ジクロロメタン 1年平均値が150μg/㎥以下であること

② 指針値
 有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針となる数値

対象物質 環境上の条件
アクリロニトリル 1年平均値が2μg/㎥以下であること
塩化ビニルモノマー 1年平均値が10μg/㎥以下であること
クロロホルム 1年平均値が18μg/㎥以下であること
1.2ージクロロエタン 1年平均値が1.6μg/㎥以下であること
水銀 1年平均値が40ng Hg/㎥以下であること
ニッケル化合物 1年平均値が25ng Ni/㎥以下であること
ヒ素及びその化合物 1年平均値が6ng As/㎥以下であること
1.3ーブタジエン 1年平均値が2.5μg/㎥以下であること

上の評価基準値とMETI-LISシミュレーション結果を比較し、人の健康影響へのリスク評価を行いましょう。(環境リスク評価の実施手順STEP4に当てはまります)

▼リスク評価イメージ図

リスク判定

リスク評価の結果「人の健康影響の懸念あり」に当てはまった場合「 リスクの懸念がある場合」を参照ください

リスクの懸念がある場合

リスク判定

対策な必要な物質について、優先的に排出削減、代替化などを検討・実施しましょう。

対策例

  • 原材料の転換
  • ・溶剤を環境的に問題のない物質、特に水に置き換える水性化
  • ・溶剤を配合しない無溶剤化
  • 工程管理の改善
  • ・塗料容器にふたをする
  • ・高温の場所に置かない
  • ・調合する場合は必要量のみ
  • 処理施設の設置
  • ・排気フィルターの設置
  • ・供給配管の長さ、太さ及び材質の見直し
  • ・蓄熱式燃焼処理装置の導入

 下記コンテンツにて富山県内でリスク低減に向けて取り組んでいる事業者を、実例をあげてご紹介しています。参考にしてください。

富山県内の事業者の取組み紹介