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ふるさと保全指導員 地域づくりレポート
[作成:平成22年4月]
高岡市 春日

国の助成制度を活かして
「地域の絆づくり」




春日地区は、ほ場整備の前までは豊かな湧き水が随所に見られた庄川扇状地の中ほど、庄川左岸の一角にあります。中世の般若荘の名残を伝える旧北般若村の一集落で、庄川の氾濫のたびに流された田畑を拓いてきた歴史があります。

当地区では、田んぼで皆と顔を合わせる「働く場」から、勤めの疲れを癒す「休む場」になって久しく、近所づきあいが薄れ、若者の農業離れも進んで、地域の先行きに不安を抱いていました。このため、平成19年からは、国の助成で大型農業機械を導入して集落営農に切り替えるとともに、行政の呼びかけに応じて「農地・水・環境保全向上対策」に取り組んできました。

「集落環境を良くする会」では、住民ぐるみで村中の道沿いにキバナコスモスを咲かせる景観活動のほか、用水路の目地部に樹脂を塗って漏水を防止する作業にも取り組んでいます。おかげで皆で話し合いふれ合う機会が増え、地域の絆が深まってきました。これまでは施設の不備を土地改良区に嘆くだけでありましたが、今ではいろいろなアイデアで皆の施設は皆で守ろうという意識に変わってきています。この助成制度が長く続き、町の人に農村が変わったと評価され、また、地域の絆がより深まるよう、これからも今までできなかったいろいろな活動に取り組みたいと考えています。

春日集落環境を良くする会  会長 松本 吉男