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ふるさと保全指導員 地域づくりレポート
[作成:平成20年9月]

富山市山田 赤目谷(あかめだに)

「かかし」で棚田保全PRと

地域の輪づくりを。かかし


■赤目谷集落は旧山田村の南西部、標高300mから350mに位置し、牛岳温泉スキー場に一番近い12戸の小さな集落です。当然ながら、すべてが中山間地域で、背後には小規模区画に基盤整備された棚田が整然と並んでいます。棚田には奥の谷から延々6kmもの山腹水路で水を引いており、今後も維持していく必要があります。また、高齢化や後継者不足で耕作放棄地が増えることも懸念されていました。
■そこで、3年前に地域名とマッチした「やまだのかかし」コンテストを実施(3回目からは県から引き継ぎ)しました。集落では8月の地蔵盆に「豊年踊り」を40年継続して実施するなど、祭り好きも多いことから、県からの引き受けもスムーズに進み、「赤目谷かかしのコンテスト実行委員会」を立ち上げました。会場となる棚田の草刈りも年5回に増やし、おかげさまで第3回目は前年の倍近い40体の「かかし」が集まり、大変賑わいました。
かかし設置作業■集落全体で集まる機会が少なくなった近年、この行事を通して製作講習会、その後の懇親会などにも全集落住民が集うなど、地区のまとまりができました。これをきっかけとして耕作放棄地を増やさないよう今後も集落全体で棚田を守り、獅子舞や地蔵祭りなど、伝統芸能を維持継承しながら地域づくりを進めていきたいと思っています。

赤目谷かかしのコンテスト実行委員会
会長 村上伸治