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ふるさと保全指導員 地域づくりレポート
[作成:平成20年3月]

小矢部市 南谷(みなみだに)

「ヒシ」栽培で

耕作放棄地に豊かな実りを!


■南谷地域は、小矢部市の北部に位置し、国道471号線の沿線に点在する集落を合わせた地域です。山地が多く、地すべりによって形成された盆地状の緩斜面では、いたる所に棚田があります。8割弱の棚田は大規模な基盤整備が行われ、比較的耕作しやすい状況にありますが、地域の高齢化が著しく進んで後継者不足となり、少しずつ耕作放棄地の面積が増えてきているのが現状です。

■そこで、棚田の農業生産力や保水等の防災機能の維持を図るため、耕作放棄地の問題を地域として考えていくことをめざし、「南谷地区棚田保全推進会議」を設立しました。

■まず、おいしくて身体にいい食材で特産品となる農作物として、「ヒシ」の栽培を始めました。1年目は耕作放棄地をヒシ畑として整備し、2年目に福岡県から苗をいただいて定植しました。その年には繁殖したものの実ができず、大変に心配していましたが、3年目となる今年度には多くの実がなり、たくさんの収穫を得ることができました。

■ヒシはまだあまり知られていませんが、地域の直売所などを通じて、皆さんにも身近なところからヒシについて知ってもらいたいと考えています。また、販路や調理方法などを見つけ、ヒシをきっかけとして今後も南谷地域を活性化していきたいと考えています。

南谷地区棚田保全推進会議
委員 渡辺茂夫