Q&A

 水と緑の森づくりに関して

1 水と緑の森づくり税について
2 里山再生整備事業について

3 みどりの森再生事業について
4 実のなる木植栽事業について
5 優良無花粉スギ「立山 森の輝き」普及推進事業について
6 とやまの森づくりサポートセンター活動推進事業について
7 とやまの森づくり総合情報システム事業について
8 とやまの森づくり普及啓発推進事業について
9 県産材利用促進事業について

10 県民による森づくり提案事業について


1 水と緑の森づくり税について
Q1
水と緑の森づくり税はどうして必要なのですか?
A1

これまで、里山林や人工林は、山村の住民の方々や森林所有者の方々の生活のなかで、適切な維持管理がなされてきましたが、生活スタイルの変化や山村の過疎化の進行、木材価格の低迷などによりそのシステムが機能しなくなり、従来からの取組みだけでは、適切な森林の保全・整備は困難となっています。

しかし、森林は、水源のかん養や災害の防止、生物多様性の保全など様々な公益的機能を有しており、県民の皆さん全てがその恵みを受けています。

このため、県民参加によりとやまの森を守り育てるという新たな仕組みによる森づくりが必要であり、その財源として、県民の皆さんに広く分担していただく「水と緑の森づくり税」を平成19年4月から導入しました。


Q2
水と緑の森づくり税は誰が納めるのですか?
A2 県内に住所等を有し、一定以上の所得があり、県民税を納税されている個人の方、及び、県内に事務所、事業所等がある法人等です。

Q3 水と緑の森づくり税はいつまで課税されるのですか?
A3

水と緑の森づくり税は、当面、平成19年度から23年度までの5年間として導入しました。
このため、平成24年度以降の森づくりの進め方について、水と緑の森づくり税のあり方も含め、県民及び企業経営者を対象としたアンケート調査やタウンミーティングなど、幅広い県民の皆さんのご意見をお聴きしながら検討したところ、「自然を相手にする森づくりは息の長い取組みが必要であり、水と緑の森づくり税は延長すべきである。」との意見を多数いただきました。
これらの意見を踏まえ、平成28年度まで5年間延長しました。


Q4 水と緑の森づくり税はいくら納めるのですか?
A4

水と緑の森づくり税の課税期間と同様、平成24年度以降の森づくりの進め方について、水と緑の森づくり税のあり方も含め、幅広い県民の皆さんのご意見をお聴きしながら検討を進めたところ、「これまでの県民参加による森づくりの取組みを継続して進めるとともに、とやまの森の情勢変化も踏まえた、新たな取組みが必要である。」との意見を多数いただきました。

このため、個人については現行どおり年間500円とし、法人等の場合は、新たな取組みの財源として税額を一部引き上げ、資本金等の額に応じて年間1,000円から80,000円としました。


Q5 水と緑の森づくり税は何に使われるのですか?
A5

「水と緑の森づくり事業」として、里山の再生整備や、風雪被害林や過密となった人工林、タケが侵入した人工林などを広葉樹との混交林へと誘導するほか、カシノナガキクイムシにより被害を受けた奥山における実のなる木の植栽、スギ花粉飛散に強い影響を及ぼしているスギ林における優良無花粉スギ「立山 森の輝き」の植栽など、多様な森づくりの推進に活用します。

また、森林ボランティア活動の支援や森づくりの普及啓発、県産材の活用促進など、とやまの森を支える人づくりなどの推進に活用します。



2 里山再生整備事業について
Q1 里山再生整備事業とはどのような事業ですか?
A1 人家、耕地周辺などの里山林で、整備及び管理又は利用について地域の合意形成が図られている森林を対象に、生物多様性の保全や野生動物との棲み分け、生活関連施設の保全、森林環境教育の場の提供など、地域や生活に密着した里山林の再生整備を、地域の皆さんなどとの協働で実施するものです。

Q2 里山再生整備事業はどこで実施されるのですか?
A2 「富山県森づくりプラン」又は「市町村森づくりプラン」において、里山林の整備対象として示されている森林であって、その森林の整備及び管理又は利用について地域の合意形成が図られており、森林所有者がその整備について、市町村及び県と協定を結んだ森林を対象とします。

Q3 里山再生整備事業に取り組みたいのですがどうすればいいのですか?
A3 地域の皆さんや整備の対象となる森林を所有されている方々と、事業の実施について合意を得たうえで、市町村の林務担当の窓口、又は、県の農林振興センター森林整備課、林政・普及班にご相談ください。

Q4 里山再生整備事業、みどりの森再生事業、実のなる木の植栽事業、優良無花粉スギ「立山 森の輝き」普及推進事業では森林所有者が、市町村、県と協定を結ぶこととなっていますが、どのような内容ですか?
A4 里山再生整備事業、みどりの森再生事業、実のなる木の植栽事業、優良無花粉スギ「立山 森の輝き」普及推進事業では、森林整備の目的が達成できるよう、整備を実施する森林の所有者に10年間の協定を結んでいただくこととしています。その、主な内容としては、
 @協定期間中の伐採の禁止
 A森林以外への転用の禁止
 B森林の相続者や買収者への協定の承継
 C調査の協力
などとなっています。

Q5 里山再生整備事業、みどりの森再生事業、実のなる木の植栽事業、優良無花粉スギ「立山 森の輝き」普及推進事業を実施した後は立木を伐採をしてはいけないのですか?
A5 協定では、この事業により整備した森林については、協定期間中は伐採を行なわないこととしていますが、これは、伐採収入を得るための主伐や、開発のための伐採を対象としたものであり、保育管理のための間伐や除伐は対象としていません。


3 みどりの森再生事業について
Q1 みどりの森再生事業とはどのような事業ですか?
A1 風雪被害を受けた人工林や、手入れ不足で過密となった人工林、タケが侵入した人工林で、公益上又は景観上放置しがたく早急に整備が必要と認められる人工林を対象に、スギと広葉樹の混交林へと誘導し、水土保全機能や生物多様性の保全など公益的機能の確保や景観の保全を図るものです。

Q2 みどりの森再生事業はどこで実施されるのですか?
A2 「富山県森づくりプラン」又は「市町村森づくりプラン」において、混交林の整備対象として示されている森林であって、森林所有者がその整備について、市町村及び県と協定を結んだ森林を対象とします。

Q3 みどりの森再生事業で森林整備をしてほしいのですがどうすればいいのですか?
A3 市町村の林務担当窓口、又は、県の農林振興センター森林整備課、林政・普及班にご相談ください。


4 実のなる木の植栽事業について
Q1 実のなる木の植栽事業とはどのような事業ですか?
A1 カシノナガキクイムシの被害を受けた奥山を対象に、植生を早期に回復させ、水土保全機能や野生生物の餌場の確保など森林の公益的機能の保全、景観の保全を図るため、ブナやミズナラなどの実のなる木の植栽を実施するものです。

Q2 実のなる木の植栽事業はどこで実施されるのですか?
A2 カシノナガキクイムシによるナラ枯れ(ブナ科樹木萎凋病)被害が顕著であり、植栽によらなければ植生の早期回復が困難と考えられる森林を対象とします。

Q3 実のなる木とは、どのような樹木をさしますか?
A3

コナラ、クヌギ、ミズナラ、ブナ、ミズキ、オオヤマザクラといった県産の広葉樹苗を県民参加により育成しています。植栽を想定しているのはそれらの広葉樹苗です。

森林所有者の意向も踏まえ、その他の広葉樹を混植することも可能です。


Q4 実のなる木を植栽することにより、クマなどの野生動物をおびき寄せることになりませんか?
A4

そのような懸念もあることから、原則として、人家周辺のいわゆる里山地区には植栽しないこととしています。


Q5 実のなる木の植栽をしてほしいのですがどのようにすればいいですか?
A5 市町村の林務担当窓口、または、県の農林振興センター森林整備課 林政・普及班にご相談下さい。

5 優良無花粉スギ「立山 森の輝き」普及推進事業について
Q1 優良無花粉スギ「立山 森の輝き」普及推進事業とはどのような事業ですか?
A1 本県で開発した優良無花粉スギ「立山 森の輝き」を普及するため、優良無花粉スギ「立山 森の輝き」の植栽を支援するものです。
Q2 優良無花粉スギ「立山 森の輝き」はどのようなスギですか?
A2 富山県が全国で初めて発見した無花粉スギと富山県内で特に成長、形質ともに優れた精英樹(特に成長、形質ともに優れたものを、選抜・登録した個体)のスギ(小原13(タテヤマスギ系統))などと交配・選抜した初期成長、雪害抵抗性にすぐれた林業用スギで、材質等も優れていることが期待できます。

Q3 優良無花粉スギ「立山 森の輝き」普及啓発事業はどこで実施されるのですか?
A3 スギ花粉飛散に強い影響を及ぼしているスギ人工林の伐採跡地においてスギによる造林を行おうとする森林であって、森林所有者により継続的な整備、管理がなされること及び県が行う調査に協力することについて合意形成が図られている森林です。

Q4 優良無花粉スギ「立山 森の輝き」により再造林したいのですがどのようにすればいいですか?
A4 市町村の林務担当窓口、または、県の農林振興センター森林整備課 林政・普及班にご相談ください。


6 とやまの森づくりサポートセンター活動推進事業について
Q1 とやまの森づくりサポートセンターは、どんなことをしているところですか?
A1 「とやまの森づくりサポートセンター」は、森林ボランティア等を総合的・専門的に支援するため、県が、平成17年10月3日に(公社)富山県農林水産公社内に設立しました。
サポートセンターでは、ボランティア団体の設立や運営の支援、森づくりに必要なヘルメットや草刈カマ等機器の貸出、また、活動に必要な森林・林業に関する研修などを行い、森づくりを行うボランティアや企業のみなさん等を支援しています。

Q2 森林ボランティアとはどのような人ですか?
A2 森林を造成、維持するため、地拵え(歩道作設を含む)、植付け、下刈、雪起し、除伐、間伐、枝打、林道・作業道・歩道等の除草、その他の森林内の作業(清掃等)などの森づくり活動を自発的に行う個人、団体のことです。

Q3 森林ボランティア活動に参加するにはどうすればいいですか?
A3 森づくりを安全に行うため、1人ではなくグループで活動しましょう。サポートセンターでは、森づくりを希望する方に対し、登録ボランティア団体への加入を仲介したり、活動情報を提供したりして、森林ボランティア希望者が森づくりに参加しやすい環境づくりを行なっています。

Q4 ボランティア活動への支援を受けるためにはどうすればいいですか?
A4 まず、とやまの森づくりサポートセンターに登録を行う必要があります。登録費用は掛かりません。

Q5 企業の森づくりとは?
A5 企業が行う森林整備・保全活動の1つで、企業(協会や労働組合等を含む)が社会貢献活動の一環として、森づくりへの資金の提供や労力(企業が森林所有者と森林利用協定等を締結し賃借等した森林の整備)の提供を行っているものを言います。ただし、木材の生産や、本業に関連した森林整備を主たる目的とするものは除きます。


7 とやまの森づくり総合情報システム事業について
Q1 とやまの森づくりホームページではどのような情報を閲覧できますか?
A1 とやまの森づくり総合情報システム事業で整備した森林GISを活用し、人工林・天然林・樹種等の分布データ、里山林・混交林整備箇所などを閲覧することができます。

Q2 森づくりのイベントやボランティアに関する情報は取得できますか?
A2 森づくりのイベント情報、ボランティアに対する支援情報に関しては、「とやまの森づくりサポートセンター」(http://www.taff.or.jp/saposen/)から取得することができます。


8 とやまの森づくり普及啓発事業について
Q1 「森の寺子屋」の開催を申請したいのですが、どうすればいいですか?
A1 ホームページ上に掲載した「森の寺子屋開催実施要領」に基づき、「森の寺子屋開催申請書」に必要事項をご記入のうえ、FAXで富山県農林水産公社(富山県林業カレッジ)へ送付して下さい。
申請内容を確認のうえ、富山県林業カレッジからご連絡申し上げます。

Q2 「森の寺子屋」で使用する教材費や講師の謝金は誰が支払うのですか?
A2 申請された内容を審査のうえ適当と認められた場合は、「森の寺子屋」で使用する教材費や講師であるフォレストリーダーの謝金は、当年度予算の範囲内で県が負担します。

Q3 フォレストリーダーの養成はこれからも行うのですか?
A3 県民の森づくりに関する意識の高揚を図るために、平成14年度と平成19年度に養成講座を開催し、114名をフォレストリーダーに認定したところです。
平成24年度には、さらなる森林環境教育の推進を図るため、5年ぶりに養成講座を開催します。

Q4 「森の寺子屋」では、フォレトスリーダーが具体的にどのような内容を指導されるのですか?
A4 「森の寺子屋」では、児童・生徒はじめ、広く一般県民の森づくりに関する理解を深めるため、フォレストリーダーが指導者となり、「出前講座」や「森林教室」を開催しています。
「出前講座」では、森林・林業に関する基礎的知識を培っていただくために、ご要望の場所へフォレストリーダーが伺い、とやまの森林の現状や森林の働きなどを解説しています。また、「森林教室」では、シイタケ植菌や木工教室など森林・林業に関わる簡易な体験学習について、フォレストリーダーが指導します。


9 県産材利用促進事業について
Q1 県産材を使うことがなぜ森づくりにつながるのですか?
A1 森林を適切に管理するためには、間伐や下草を刈ること、植栽などの森づくりのための作業が必要ですが、作業には費用が必要です。
そこで、木材を生産し販売することで、この経費をまかなうことができます。
県産材が使用されないと、森林の管理などがなされず、結果的に地元の森づくりが滞ってしまいます。
木を植え、育て、利用することで、森づくりのサイクルが生まれ、地元の森づくりが進むことになります。
さらに、木材には炭素が蓄えられており、木材を使った製品を長く使っていくことは、私たちの暮らしの中に炭素の貯蔵庫を持つことになります。

Q2 県産材の証明は、どのようにするのですか?
A2 県産材の証明は、伐採者や製材者、製造加工者など、各々の過程において県産材を利用したことを証明する書類(県産材証明書)を作成し、富山県森林組合連合会、富山県木材組合連合会の専門機関で証明しています。


10 県民による森づくり提案事業について
Q1 県民による森づくり提案事業とはどのような事業ですか?
A1 県民の皆さんが、自ら企画し実践する森づくり活動について、補助金を交付し、その支援を行なうものです。
また、水と緑の森づくり税を財源とした事業のアイディアについても幅広く募集し、次年度以降の事業への反映を検討することとしています。

Q2 どのような事業が支援の対象となるのですか?
A2 森林内での活動を主とし、@森林の整備や利活用の促進、A県民の森づくり意識の醸成、B森林資源の利活用の促進、を目的とする事業とします。

Q3 この事業による支援を受けたいのですがどのように申請すれば良いのですか?
A3 毎年、2月中旬から3月中旬まで募集しますので、その期間内に応募してください。
なお、応募用紙等は、県庁森林政策課、県の農林振興センター森林整備課のほか、市町村の窓口にも置いてあります。

Q4 事業の採択はどのように決められるのですか?
A4 4月頃に開催する「富山県水と緑の森づくり会議」で、応募いただいた事業の実現性、波及効果、地域性、広報活動、安全対策などを審査し、採択を決定します。

Q5 事業アイディアはどのように応募すれば良いのですか?
A5 電子メール又は郵送で随時応募できます。