子どもの生活習慣情報

平成16年度 「児童生徒の食生活に関する実態調査」 の概要

 平成16年度「児童生徒の食生活に関する実態調査」の目的の一つは、平成12年度以後の「児童生徒の食生活等に関する、意識行動等の変化を把握す る」ことである。

 今回の調査では、平成12年度の調査結果と比べて大きな変化は見られなかったが、以下の点が明らかになった。

1.生活状況について

@ 就寝時間について

 児童生徒の就寝時刻は、学年が進むほど、また給食のある日より学校が休みの方が遅くなっている。

 小学生は、給食のある日は、平成12年度調査結果と同じように「9時〜10時」に最も多く就寝し、小2で約6割、小5で約5割がこの時間帯に 就寝している。

 しかし、学校が休みの日では、小5の就寝時刻は平成12年度調査結果とほぼ変わらないが、小2は「11時以降」の割合が約2倍(4.7%から 8.8%に)となっており、就寝時刻が遅くなっている。中2においても、給食のある日、学校が休みの日ともに、「12時以降」に就寝する者が増加してい る。

 中2においても、給食のある日、学校が休みの日ともに、「12時以降」に就寝する者が増加している。

A 起床時刻

 起床時刻は、小・中学生とも給食のある日は「6時〜7時」に、学校が休みの日は「7時〜8時」に起床している者が最も多い。

 平成12年度の結果と比べて、学校が休みの日の「8時以降」に起床している小学生の割合が増加している。特に小2が19.6%から28.4% と高くなっており、就寝時刻も遅くなっていることから小2の生活の夜型化が懸念される。

2.食事状況について

@ 朝食

 朝食を欠食した児童生徒は、平成12年度調査では、給食のある日は小2が1.3%、小5が2.0%、中2が4.6%(学校が休みの日は小2が 3.1%、小5が4.7%、中2が15.8%)であった。今回の調査では、給食のある日は小2が1.3%、小5が1.8%、中2が5.4%(学校が休みの 日は小2が1.5%、小5が5.7%、中2が13.58%)であった。

 どの学年も給食のある日よりも学校が休みの日の欠食率が高い。特に中2は他の学年より高い割合を占めている。

 欠食の理由は、小・中学生とも「食欲がなかったから」「時間がなかったから」が多い。学校が休みの日は、その他の理由として、どの学年も「寝 ていた」「眠たい」があげている。小2で「いつも食べない」者の割合が増えており、低学年での欠食の習慣化が懸念される。

 保護者調査によると、どの学年も25%前後の家庭が朝食を食べたり食べなかったりする者がいるとしている。その理由としては「時間がない」 「食欲がない」「食べる習慣がない」等である。

 食事形態については、朝食を家族全員で食べている児童生徒は、給食のある日で小2は20.4%、小5では18.9%、中2は17.6%(学校 が休みの日では、小2は28.8%、小5は21.4%、中2では15.6%)である。「一人で」食べている児童生徒の割合は、学校が休みの日において、小 5が今回の調査では17.7%と平成12年度調査結果(13.6%)より高くなっている。全体的に「一人で」食べている割合は、学年が進むほど高くなって いる。

 朝食の食事所要時間については、小学生は給食のある日、学校が休みの日ともに「11分〜20分間」が最も多い。中2は、給食のある日、学校が 休みの日ともに「0〜11分間」が最も多い。

A 昼食

 昼食を欠食した児童生徒は、小2が1.2%、小5が2.5%、中2が5.2%でである。朝食と同じように学年が進むにつれて欠食率が高くなっ ている。

 欠食の理由は、小・中学生とも「食欲がなかったから」をあげている。平成12年度調査結果ではほとんどあげられていなかった「休みの日は食べ ないから」が、今回の調査ではどの学年もあがっている。「食欲がなかった」「休みの日は食べないから」の背景として、学校が休みの日の起床時刻が遅いた め、遅い朝食で食欲がなかったり、朝食と昼食を兼ねていることが考えられる。

 食事形態については、平成12年度調査と同じく、「家族全員そろって」「家族何人かで」を合わせた割合は、小2で95%前後、小5で85%前 後、中2で65%前後である。「一人で」食べる者は小2で減少しており(3.3%→1.9%)、小5、中2ではほぼ同じ割合である(小5約12%中2約 30%)。

 全体的に「一人で」食べている割合は、学年が進むほど高くなっている。

 昼食の食事所要時間については、小・中学生とも「11分間〜20分間」が最も多く、次いで「21分間〜30分間」となり、朝食よりも時間をか けて摂っている。

B 夕食

 夕食を欠食した児童生徒は、給食のある日は小2が0.4%、小5が0.9%、中2が1.0%(学校が休みの日は小2が0.1%、小5が 0.7%、中2が2.8%)である。ほとんどの児童生徒が摂取している。

 朝食、昼食と同じように学年が進むにつれて欠食率が高くなっている。

 欠食の理由は、小・中学生とも学生は「食欲がなかったから」である。

 食事形態については、「家族全員そろって」「家族何人かで」を合わせた割合は、給食のある日、学校が休みの日ともには小2で約99%、小5で 約97%、中2で約93%である。平成12年度調査とほぼ同じ結果である。

 夕食の食事所要時間については、小・中学生とも学校が休みの日はが最も多くなり、朝食、昼食よりも時間をかけて摂っている。

C 献立

 児童生徒がどんな食品を摂取しているか、三食の献立調査によると、どの学年においても主食は「ごはん」が多く、朝食においては主食に「食パ ン」、昼食においては「めん類」といった食品も多くみられた。

 家庭では献立を決めるに当たっては、「家族の嗜好に合うもの」や「栄養バランスをとる」に気をつけて調理していると答えている割合は6〜7割 である。

 家庭における調理済み食品やインスタント食品の使用頻度は、「週に1〜3日程度」、「週に4日以上」の使用を合わせると、どの学年も約6割で ある。

 家族における食べ物の好き嫌いを調査したところ、小・中学校とも、約9割の家庭において、家族の誰かは好き嫌いがあると答えている。また、嫌 いな食品の取り扱いについては、調理の工夫をしたり替わりの食品で補ったりと、各家庭において、努力・工夫の様子がうかがえる。

D おやつ

 おやつについては、平成12年度調査と同様スナック菓子の摂取の割合が最も高く、次いで、チョコレートやアイスクリームを多く摂取していた。

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