更新日:2023年12月22日

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第16回富山県食育推進会議(平成29年12月21日開催)

第16回富山県食育推進会議の概要

日時:平成29年12月21日(木曜日) 10時00分~11時30分

場所:富山県民会館611号室

出席者:委員12名、代理出席6名(委員数25名)

次第:

1 開会

2 知事あいさつ

3 協議事項

  • (1)第3期富山県食育推進計画の検討経過、計画素案の説明
  • (2)計画策定に向けた今後のスケジュール

4 閉会

【主な意見】

  • 目標数値の食品ロス削減のための取組みを行っている県民の割合が62.9%という数値は、どのような調査によるものか、調査内容を教えてほしい。
    →平成28年度に行った県政世論調査の結果。食品ロス削減につながる取組みを少しでも行えば、数字にあがるので、少し高めに思われるかもしれない。
  • 朝食の欠食で、20代が22年から見て倍以上増えていることに関して、分析や調査されていれば詳細を聞かせていただきたい。
    →調査の分析は十分でなく、理由までつかみ切れていない。

 

  • 朝食の欠食率で、小学生を限りなくゼロに近づける目標について、子どもが朝ご飯を食べてこない理由には、家庭の人の都合もあるので保護者への啓発も大切である。
  • 栄養教諭は、箸の持ち方や栄養バランスの大切さ、朝ご飯を食べることの重要性を熱心に指導してくれる。栄養教諭の絶対数が足りないので、増やしてほしい。
  • 学校給食では地産地消をとても大切にしている。それぞれの学校では、意識して地産地消に取り組んでいる。
  • 朝食を欠食する県民について20代、30代、特に20代で朝食の欠食が増えているが、既婚者、独身者、またお子さんがいるかどうか調査しているのか。
    →調査の詳細がなくわからない。
  • 20代、30代の欠食が多くなると、子どもにまで悪影響を及ぼすので、欠食率5%以下の目標を限りなくゼロに近づける取組みも必要。
  • 健康寿命には食塩の摂取量が大きく関わっており、塩分のとり過ぎが一番良くないので、もっと減塩対策を前面に押し出して、富山県が健康寿命一番になってほしい。
    →富山県でも健康寿命日本一に向けて一生懸命取り組んでおり、食育の中で非常に大事なので、今回の第3期計画の中でも、健康寿命の延伸を推進の視点で入れている。
  • 嚥下するまでに30回程度かみ砕くのに必要なかたさの食品や料理を選んで、それぞれを一口に30回以上かんで味わう食べ方、「噛ミング30(カミングサンマル)運動」を推進し、小学校へも取組みを依頼している。

 

  • 食育は成果が出るには20年くらいかかるので、息の長い取組みとして考えていただきたい。
  • 偏った食べ方や箸の持ち方が十分できない子どもを見受けるので、学校ではなく家庭の教えがすごく大事だと感じている。
  • 富山県は食の宝庫。学校の家庭科実習で、例えばイカでも、大根でも地元の食材を使う取組みで県産食材をたくさん食べてほしい。
  • ライフスタイルの違いで子どもと一緒に食事がとれないが、関わる時間を増やす取組みが大事で、そうすれば心豊かな面やいろんなことの解消につながると思う。
  • 子ども食堂は、栄養バランスがとれた健康にいいものを子どもに合った食事量で提供してくれる。また家庭で教えられないことでも、よその人に言われると、素直に聞いてくれるので、子ども食堂が県下に増えればいいと思う。
    →子ども食堂は、居場所を提供する機能もあり、県も今年度から子ども食堂を立ち上げる補助事業を始めたので、これから取組みが広がることを期待。
  • 子ども食堂は食事の提供、そして居場所づくりやコミュニケーションづくりなど、すばらしい取組みである。県と市町村の補助で運営しているが、継続的な運営への支援もお願いしたい。
  • 全国的に見て栄養教諭の数が少ないので、1校1名でお願いしたい。
  • 若者世代において食に関する知識や、食を選択する力が習得されていないので、これからの時代を担っていく若者への食育を強化すべき。
  • 高齢者の低栄養問題が重要視されており、特に一人暮らしで、低栄養状態につながっている。
  • 食育は子どもの習慣が大事で、朝ご飯の効用を言っても実践しない。子どもに役割と朝ご飯をセットにして習慣化させる指導がこれから大事なのでは。
  • 食品ロスの問題では、自分で料理する人が少なく、買ったものの食べ残しを捨てる状態。考えずに食べていることが問題で、調理能力の低下も要因。
  • 減塩の取組みが成功している長野県は、地域での長年の地道な活動があったからこそ
  • 富山は昆布の消費量が多い県なので、昆布出汁を通して和食の伝承といった実践活動が必要なのでは。
  • 食育が「学ぶ」から「体験する」時代になり、その体験のやり方や関心の持ち方を変えることで、子どもたちが興味を引く、目的を持った取組みが大事である。
  • 昨今、健康寿命が大きな鍵になっており、食育は高齢者に向けた取組みという傾向が強まっていると感じる。
  • 子ども食堂では、地域のおじいちゃん、おばあちゃんなど、お年寄りからの食育が大事で、孫育は子どもがすごく喜び、いろんな意味で役に立つ。
  • 学校給食で、食材の使用基準が厳格なあまり、不揃いな食材をそのまま使わず加工するようでは意味がない。

<資料>

お問い合わせ

所属課室:農林水産部農林水産企画課 

〒930-0004 富山市桜橋通り5-13 富山興銀ビル11階

電話番号:076-444-3264

ファックス番号:076-444-4407

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