子ねこの社会化期について

社会化期って知っていますか?

飼い犬・飼いねこと、いつまでも仲良く暮らすために社会化期の大切さや過ごし方を知っておきましょう。

今回のお知らせノートは、「子ねこの社会化期について」です。
いっしょに勉強してみましょう。

これからねこを飼おうとお考えの方はもちろん、既に飼っている方も参考になるのではないかと思います。

いつから社会化期?

子ねこの場合、一般的には生後3~7週間くらいが“社会化期”といわれています。

猫にとっては、自分の周りの世界を認識し、他のねこや動物、人とのつきあい方を学んだりしやすい時期が“社会化期”になります。

この時期の経験が、成ねこになってからの性格に大きく影響します。
 社会化期の過ごし方によっては、社交的で大らかな性格に育ったり、臆病で怖がりな性格になってしまったりすることがあります。

人なつっこいねこに育て、穏やかに暮らせるようにするためにも、社会化期はとっても大切です。

よい経験をゆっくりたくさんさせてあげよう

いくら社会化期が大切だからといって、無理強いをしたり、怖がらせたりするのは、トラウマになってしまうこともあり逆効果です。

社会化をスムーズに進める為には、ねこにとって“楽しこと”や“嬉しいこと”を心がけ、焦らず「よい経験」をたくさんさせましょう。

必要な社会化は?

飼育環境に慣れさせる

ねこを家に連れて帰った後は、まず新しい飼育環境に慣れる期間をつくってあげましょう。

慣れる写真

“新しい環境”というのは、それだけでストレスを感じるものです。

特にねこは、周りの環境の変化に対しストレスを受けやすい動物だといわれています。

ストレスがかかっている状態で、早く慣れさせようとすぐに抱っこされたり追いかけられたりしては恐怖が倍増してしまい、逆効果になってしまいます。

まずは、これから暮らす新しい環境に慣れさせましょう。

最初から広い空間(家の中)に放すのではなく、「狭い空間(部屋)」から徐々に広い空間へ慣れさせることも場合によっては必要です。
 少しずつ行動範囲を広げることでストレスの軽減につながるだけでなく、ねこの居場所や状態も把握しやすくコミュニケーションが取りやすくもなります。

部屋に放す前には、家具の隙間など、ねこが入り込まれて困るようなところがないかよく確認してからにしましょうね。

人に慣れさせる

人に慣れさせるときにとても効果的なのが、たくさんふれあったり、遊んだりすることです。

ふれあい写真

飼育環境に慣れた頃や、ねこの方から近づいてきた時などが、ふれ合うチャンスです。
やさしくなでてあげたり、抱っこをしてあげたりする時間を積極的につくるようにしましょう。
 ただし、慣れ始めてすぐの過剰な接触はねこを疲れさせてしまいますから、短時間でやめるようにしましょう。

無理やり押さえつけたり、大声を出したりすると、かえって人へ恐怖心を抱く場合もあります。

ふれあう以外に、ねこの興味を引くオモチャなどで楽しく遊ぶことも、大切なコミュニケーションです。

お手入れに慣れさせる

ブラッシングや爪切りなどのお手入れを嫌がらずに行えるようにしましょう。

長毛種の場合、ブラッシングがスムーズにできれば毛のもつれを防ぐことができます。
 また、爪切りは家具や壁へのダメージの軽減、遊びのなかでの突発的な怪我を防ぐためにも、定期的に行えるように慣れさせましょう。

慣れるまでは一度に行おうと思わず、爪切りであれば1日1回1本、ブラッシングなら1箇所から始めましょう。

足先やお尻など、ねこが少し触られるのが苦手な部分を日常的に触ることで、お手入れが更にスムーズに行えるでしょう。

“社会化は短期間でできる” とは限りません。
 すぐに慣れることもあれば、なかなか慣れずに時間がかかることもあります。
 ねこにもそれぞれ個性があることを忘れず、いくら努力しても慣れない場合は、「慣れない刺激を緩和・排除できないか」などを考えることも必要かもしれません。

後悔しないためにも、ちゃんと社会化期の大切さを知って、ねこちゃんの暮らしをおだやかにするために、無理せずに社会化を促してあげましょう♪

*今回のお知らせノートでは、月齢の若い子ねこの社会化について勉強しましたが、もちろん社会化期を過ぎた ねこも、新しいことに慣れることはできます。
 始める年齢やそれまでの経験などによっては、慣れるまでに時間がかかったり、思わぬストレスをかけてしまったりすることがありますから、少しずつねこのペースに合わせて無理なく行うなどの心がけをお願いします。

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