ねこを外に出す危険について

飼いねこは、室内で飼育していますか。
 自由に屋外に外出できる環境でねこを飼うことが、本来の飼い方だと思っている飼い主さんがいますが、ねこにとって屋外は危険がいっぱいです。

今回のお知らせノートは、“ねこを外に出す危険について”です。

既に飼いねこを自由に外出させている飼い主さんや、これからねこを飼おうと思っている方は、飼いねこが外出することで起こる危険について知っておきましょう。

屋外には危険がいっぱいです!

外に出ることで、さまざまな感染症にかかったり、体に害のあるものを口にしたりする危険があります。

その他にも、外出することで遭遇する危険や起こりうる問題は数多くあります。

具体的に、ねこにどんな危険が起こるのか、いくつか紹介します。

感染症にかかる危険

外出することで空気中に含まれるウイルスに感染したり、感染ねことの接触でさまざまな病気に感染する危険があります。

代表的な感染症として、感染ねこと咬傷やグルーミングにより感染する「猫白血病ウイルス(FeLV)」や、感染ねことの接触やくしゃみなどで感染が成立する「猫ウイルス性鼻気管炎(FVR)」などがあります。

また、他のねこからうつる感染症以外にも、ノミやダニによって感染する病気もあります。
 ノミやダニが室内で繁殖してしまうと、その後の駆除対策に困ることにもなります。

交通事故にあう危険

飼いねこが外を出歩くことで、一番心配される危険が“交通事故”です。

道路わきに、車にはねられたと思われるねこの死体を見かけたことはありませんか。

ねこは、犬や人と比べると視界が狭いといわれています。
 1つのことに集中しやすい性格なので、車の接近に気づくのが遅れてしまうことが多いようです。

特に、ねこは夜間の活動中に交通事故に遭いやすいといわれています。

夜行性動物であるねこの目は、暗いところでも多少の光さえあれば見ることができる構造になっています。
 そのため、夜に昼間並みの車のヘッドライトが飛び込んでくれば、目がくらんで動けなくなってしまい、事故にあってしまいます。

その他にも、冬の時期など車のエンジン付近が暖かいため、車の下やタイヤの付近で休んでいるねこが、そのまま事故にあうこともあります。

思いがけない繁殖の危険
ねこのイラスト

外に出れば、野良ねこや同じように外出している飼いねこと出会うことがあります。
 不妊・去勢手術をしていない飼いねこが、発情期に外出すれば繁殖の可能性がうまれます。

ねこは、他の動物に比べて非常に繁殖能力が高く、1匹のメスねこは、年間に2~3回発情し1度の出産で5~6匹、1年間に20匹前後の子ねこが産まれることもあります。
 子ねこが産まれてしまったら、飼い主の責任で必要な手間をかけ、新しい飼い主を探すか、飼い主が終生飼育を行うことが求められます。

飼いねこがオスだとしても、外出をさせると、よその飼いねこや野良ねこを妊娠させ、飼い主のいない野良ねこを増やす一因となります。

近所に迷惑をかける危険

外出させることで、近所の住民に迷惑をかけている可能性が考えられます。

例えば、ねこの迷惑行動として、「家の庭に入りウンチやオシッコをしていく」、「大切にしていた観葉植物を食べられた」、「車のボンネットに足跡がついていた」などといったケースあります。

これらの行動は、野良ねこだけが起こす行動ではなく、飼いねこが外出すれば同じような行動を起こす可能性は十分考えられます。

虐待イラスト

迷惑行動を受けた人は、外で見かける野良ねこや外出するねこだけでなく、適正つに飼っているねこに対しても敵対心を持ったり、ねこ嫌いになってしまうこともあります。

そういった経験が原因で、ねこが虐待を受けるような事件も起きてしまうこともあります。

飼いねこは室内で飼育しましょう。

既に外出する習慣がある飼いねこの場合でも、室内の飼育環境を快適に整えることや、飼い主の管理のもとリードを装着するなどで安全に外出させることなどを行うことで、室内でも飼育できるようになります。

また、引越しなどの生活環境の変化を利用すると、比較的スムーズに室内飼育に慣れさせることができるようです。

飼いねこと、いつまでも健康で安心して暮らすために、『室内飼育の徹底』は大切な心がけです。

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