ねこの生態と習性

ねこと人が共に生活するうえで、ねこの生態・習性を知ることはとても大切なことです。

間違った飼い方やトラブルを回避するためにも、基本的なことを知っておきましょう。

単独で行動する 夜行性である

単独で行動する

ねこは単独で狩りをする動物で、そっと獲物に忍び寄るか、待ち伏せして獲物をとらえます。
そのため群れを作って生活する犬とは違って、他者に合わせる、協力する、リーダーに服従するなどといった、いわゆる社会性はそれほどありません。

独立心が強く、無理強いされることを嫌います。

ねこは可愛く甘えてきますが、甘えてくるのは気分次第。人間が遊んであげようと思っても知らんプリすることがあります。
気が向いたときだけ甘えて、遊びたい時に遊ぶのがねこです。

ねこは1匹でいるのが好きですが、飼い主からつねに愛されたいと思っている自己中心的な動物なんです。

飼いねこと上手につきあっていくためには、ねこの様子をよく観察して、気持ちを尊重することが大切です。

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夜行性である

ねこは本来、夜行性の動物です。
昼間は、のんびりと寝ていることが多く、活発に動くのは主に明け方や夕方です。
れは、獲物が動き出す明け方と巣に帰る前の夕方が狩りのチャンスだからです。

飼いねこがストレスを感じることなく日中留守番ができるは、この習性があるからかもしれません。

ちなみにねこは「寝る子」だから「ネコ」と言われるくらいよく寝ています。
一日14〜18時間くらい寝ていたりするそうです。

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高いところ、狭いところを好む

本棚ねこイラスト

ねこは、高いところや狭いところが大好きです。

単独行動のねこは、野生時代のサバイバル術で、自分の身を守るために、外敵に襲われにくく、見つかりづらい高い木の上や、狭い穴蔵で過ごしていたためだといわれています。
また、狭い穴にはネズミがいると思い、本能的に入ってしまうこともあるようです。

室内飼育のねこには、狭くても高低差がとれるスペースの方が適しています。

飼いねこが室内で外敵に襲われるような危険はありませんが、自由に上り下りできることで運動不足の解消やストレス発散につながります。

その他にも、暑い時は低い場所に・寒い時は高い場所へ移動できたり、高い場所でゆっくりすごすことができる環境は、ねこが快適に暮らすためには欠かせないポイントです。

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安心できるテリトリーを作ります

待ち伏せ型のハンティングをするねこのテリトリーは、その広さよりも質が重要視されます。
エサを確保する、出産・子育てをする、安心して眠れるなどの条件が満たされていれば、広くなくても満足なのです。

ねこが飼い主や身の回りのものにスリスリと体をこするのも、自分のニオイをつけるためです。
このニオイは人間には感じることができませんが、周りを自分のニオイで満たすことで、安心感を得られるようです。

室内飼育でも思わぬことでねこが怪我をしたり、命を落とすことがあります。
どこでどのような事故が起こりやすいかを知っておき、未然に防いであげましょう。

事故が多い危険な場所は…ベランダ(落下事故)、電気コード(じゃれ遊びによる感電事故)、冬場の暖房器具(やけどのおそれ)、ガスコンロ付近(熱湯や火によるうやけどのおそれ) などです。

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爪をとぐ

ねこの爪とぎは、2つの大切な意味があります。
まず1つは、古い爪のサヤを削り落として、鋭い爪を維持し、外敵から身を守るためです。
もう1つは、足の裏からでるフェロモンをこすりつけ、縄張りを主張するマーキングのためです。
また場合によっては、ストレスの発散に爪とぎをすることもあります。

ねこの爪写真

爪とぎはねこの本能的な行為で、基本的に止めさせることはできませんから、専用の爪とぎを用意してあげましょう。
爪とぎをされて困るようなテーブルの足などには、両面テープなどを貼りねこが気持ちよく爪とぎできないように工夫しましょう。

伸びすぎてしまった爪は切ってあげるとよいでしょう。
ねこの爪には神経や血管が中にあります。
白い爪なら目で確認できますので、そこまで深く切り過ぎないように注意して下さい。

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グルーミング(毛づくろい)をする

グルーミングねこイラスト

ねこはきれい好きで、毎日体をなめてグルーミングをします。

グルーミングには、毛並みの手入れや体臭を消す効果があります。
その他にも、他のねことケンカした後や、狩りに失敗した時などに気持ちを落ち着かせるために、グルーミングをしたりします。

グルーミングはねこには欠かせない行動なのですが、しきりにくり返す場合は、なんらかの強いストレスを感じている可能性があります。
しなくなった場合は、体のどこかに病気やケガをしていることも考えられます。