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NICUってどんなところ

NICUってどんなところ

富山県立中央病院 小児科部長 二谷 武

NICU(新生児集中治療管理室)とは

NICUNICUはNeonatal Intensive Care Unitの略で新生児のための集中治療室です。
NICUは厳密に言いますと厚生労働省の定める施設基準を満たす施設、すなわち新生児専任医師が24時間NICU内に常駐し、新生児3人に対して看護師が1人以上配置されている施設のことです。しかし、一般的にはその厳しい条件を満たさなくとも新生児の入院を専門に扱う施設であればNICUと呼んでいます。NICUでは心電図、呼吸、血液酸素飽和度、血圧を24時間監視するための生体モニターが全てのベッドに備え付けられ、新生児用人工呼吸器、血液ガス分析装置などの機器が常備されています。NICUは早産児・低出生体重児をはじめとして、呼吸障害、黄疸、低血糖、感染症、仮死、心疾患、消化器疾患などすべての新生児疾患に24時間体制で対応しています。

富山県の現状について

富山県では毎年500人くらいの赤ちゃんがNICUに入院しています。これは出生16人に対して1人の割合であり、意外に多くの新生児がNICUに入院していることになります。「自分の子供が新生児集中治療室に入るなんで夢にも思わなかった。新生児集中治療室なんて自分と関係ないと思っていた。」という声をよく聞きますが、意外とNICUは身近な施設なのです。

現在、富山県内では厚生連高岡病院、富山大学附属病院、富山県立中央病院に合計24床のNICUが確保されています。厚生労働省はNICU病床数の目標として出生1万人あたり3床を掲げています。富山県の年間出生数は8千人弱ですから、富山県ではすでに十分なNICUが確保されていることになります。それに加えて、たとえ一施設のNICUが満床であったとしても、すぐに他施設のNICUと連携して空床のあるNICUに迅速に新生児を搬送するシステムが富山県では整えられています。したがってNICUの空床がないために搬送先がなかなか見つからず搬送決定までに長時間を要するなどという事態は富山県では発生しません。どうぞ安心して出産をお迎えください。

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