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妊娠と避妊のこと

10代の妊娠。どのような選択であれ、
自分たちだけで解決することはむずかしい。
まずはオトナか専門家に相談しよう。

10代の場合、若くて健康であるがゆえ、たった1回の性交でも妊娠する確率がオトナより高いということを忘れないでください。
妊娠を避ける方法として、コンドームを用いる人が多いと思います。しかし、コンドームで妊娠を避けられる確率は86%です。つまり、10回に1回は完璧にコンドームを使っていても妊娠してしまうのです。また、腟外射精(外だし)を避妊だと思っている人が多いですが、腟外射精を行う前に腟内で漏れ出たカウパー腺液に、すでにフライングした精子が含まれていることがあります。腟外射精では避妊になりませんし、性感染症を防ぐこともできません。

最も確実な避妊法は、低用量ピルです。1か月分2500円〜3000円程度で、産婦人科で処方しています。毎日1錠ずつ薬を飲むだけで避妊ができるため、女性が自分の意思で妊娠するかどうかを決めることができる、優れた薬です。10代であっても安全性は高く、月経がある女性ならどの年齢の女性でも服用することができます。ピルには避妊以外にも、月経痛を軽くしたり、月経を自分の好きな日に移動したりできるメリットがあります。ニキビもきれいになります。
「避妊に失敗したかも…!」という場合には、緊急避妊ピルという方法があります。性交後72時間以内にホルモン薬を1回飲めば、80%の確率で妊娠を防ぐことができます。緊急避妊ピルは、産婦人科で1回分16,000円程度で処方しています。まずは産婦人科の病院やクリニックに電話し、緊急避妊ピルを処方してくれるかどうか聞いてから、受診してみてください。
最近、低用量ピルや緊急避妊ピルを使用する女性が増えてきたためか、人工妊娠中絶は減少傾向にあります。10代であっても、産婦人科に行ったり検査を受けたりする社会的な行動力が育っている17〜19歳の女性の中絶数は、減少しています。一方で、産婦人科に行く行動力がなくピルを選択出来ない16歳以下の女性の中絶数は横ばい〜増加傾向にあります。16歳以下、とくに中学生にとっては、セックスは幸せを意味するものではないのです。

ピル・コンドームについて (別ウインドウが開きます)

コンドームのつけ方と保管方法 (別ウインドウが開きます)

避妊に失敗したら(緊急避妊法について)


◆お話をきいた人 / 女性クリニック We!TOYAMA 種部恭子医師

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妊娠かなと思ったら

妊娠かなと思ったら、薬局で妊娠判定薬を買って検査をしてみましよう。(2本入りで1,000円前後) 生理予定日の1週間後から検査できます。(購入した妊娠検査薬の説明を確かめましょう)陰性だった場合は、1週間まってまだ月経がこない場合は、もう一度検査してみて陽性なら妊娠の可能性が大きいです。
陽性だった場合は、「彼のこと愛しているから、赤ちゃんを産みたい」と考える子もいると思います。でも親になったら、出産後は寝るひまもなく、おっぱいやおむつの世話、安定した収入も必要。学校に通いつづけることも難しいです。二人だけでは解決できないと思います。家の人とよく話し合いましょう。
人工妊娠中絶をするのなら、相手と十分に話し合いましょう。望まない妊娠を繰り返さないためにどうしたらいいのかを含めて・・・。次に勇気をだして、家の人に話して理解してもらいましょう。セックスするには、結果に責任を持つことが必要です。

妊娠初期のからだの変化

人工妊娠中絶について


みなさんへのメッセージ

妊娠を望まないならば、もう一度避妊について2人で話し合おう。
セックスする前提は、妊娠や性感染症、相手の体や心の痛みについて、責任をとれるかどうかが大切なことです。
でも、望まない妊娠から自分を守るのは自分だけです。正しい知識を身につけましょう。

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見た目は若くても、卵子や卵巣の機能は年齢とともに確実に老化。

37歳までに産みたい数だけ産み終わっているのが理想。

産婦人科学では、35歳以上の妊娠を「高齢妊娠」と定義しています。いま、全出産数の25%強が高齢妊娠であり、加齢による母体合併症や児の染色体異常などを合併するケースが年々増えています。女性がキャリアを積み、活躍することはとてもすばらしいことですが、女性が安全に妊娠・出産ができる年齢には限りがあるのです。確実にキャリアと子育てを両立できる保証があるなら、女性はもっと若いうちに産むことを考えることができるのに。
月経があれば妊娠可能であると考えている人が多いですが、30歳を過ぎると卵子は老化し始め、子宮筋腫や子宮内膜症といった不妊の原因となる病気のリスクも高まり、ますます妊娠し辛いカラダになっていきます。37歳を過ぎるとさらに妊娠の確率がぐっと低下し、体外受精などの不妊治療を行っても妊娠しにくくなります。さらに、妊娠しても流産する確率が高くなり、染色体異常を合併する可能性も高まります。うまく妊娠が成立しても、妊娠高血圧症候群や前置胎盤などの合併症のリスクが高くなり、母体の救命のために早産で妊娠を終結させねばならない場合もあります。
まわりからの出産へのプレッシャーや慣習にとらわれることはありません。子どもを産む、産まないは自由です。でも、妊娠には適齢期があることを知り、自分のライフプランを立てておくことは、おすすめします。


女性の各年齢における卵子の数の変化
(別ウインドウが開きます)

自分のライフプランについて考えよう

◆お話をきいた人 / 女性クリニック We!TOYAMA 種部恭子医師

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